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ライター 影井公彦

2018.9.28

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ラジオから流れてきたのは……

その日、僕は通勤中に何を聴くのか悩んでいた。
いつもならプレイリストをタップしてアクセル踏めばいいだけなのだが、その日はどうにもそのプレイリストとテンションの差異があり、聴く気になれなかった。
かといって無音で過ごすの嫌だと思ってラジオを付けたら、175RのSHOGO氏が出ていた。
なんとなくそれを聞いていたら、175Rが結成20周年のベストを出すという。

20年前……1998年。
その頃は宇多田ヒカルが出てくる前だったと記憶している。
Mステに出てくるバンドはヴィジュアル系が多かった。
ヴィジュアル系最盛期であり、とにかくデビューするバンドが多かった。(後に解散しまくるのだが)
あの頃に戻ろうなんて思わないのだが、もうそんなに経つのかとしみじみ思う。
とはいえ……今でも中古屋でその頃の音源を漁ってたりするので、人間って変わらねえのな……と思ったりもするのだが。

高校・大学の頃に175Rの名前をよく見かけたな……と思いつつ、彼らのベストに入るという新曲を聴いた。

変わらない音だった。

それがとてもかっこよく見えた。

そして、もう1つ思ったことがある。
それは……彼らは歳をとったのだが、聴いている私達も歳をとったということだ。(当り前ではあるが)

学校を卒業し、社会人になり、結婚して、子どもが産まれた。

そんな日々の中で、彼らのように活動期間の長いバンドの曲を聴くとどうしても思い出に引っ張られるのだが、今回はそんなことはなかった。
多分、彼らの新曲が前を向いてるのと、なんだかそっと寄り添って
「どうだ、最近は?」
って言ってくれた感じがしたからだろう。

活動期間の長いバンドがこうやって活動しているのは素直にうれしいし、175Rは活動を休止していた期間もあるのでなおのことだ。
年齢を重ねるにつれて悲しいニュースも増えた。
例えば、AIONやGargoyleといった長年のキャリアを持つバンドから脱退者が出たこと。
解散や活動休止といったものもあるし……数えればキリがない。
だが、こうやって復活して、新曲を出すバンドもいるのだ。

不思議なことに『もう何もないかな?』なんて思った時にそれが起こるので、人生とは奇妙なものだ。

さて、それでは175Rが20周年ということなので、20年前の個人的にヘビロテしていた曲を紹介して今回のコラムを〆たいと思う。

D-SHADE / Endless Love

ではまた次回!ロック!

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