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ライター くーちゃん

2016.7.27

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秘密の修行、してきました。

ライブに行くことを「参戦」って言う人いるじゃないですか。
ま、何を隠そう私も言うんですが(笑)。
最近は「修行」って新しい言い方ができたこと知ってますか?

「オールディックフォギーとは、秘密の修行である」

これね!
3/9にリリースされたOLEDICKFOGGY(オールディックフォギー)の新譜『グッド・バイ』の1曲目ラストに放たれる言葉! この言葉に影響されて、今年3月から始まっているオールディックフォギーのグッド・バイTOUR2016に行くことを「修行」って言う人が増えたんです。

用法としては、
「今週末は地元で修行できるんだ、いいでしょ」
「来月は○○県まで修行に行ってくるよ」
「家に着くまでが修行だよ! 帰り道も気をつけてね」
などなど。

私を含めオールディックフォギーのファンはコアな人が多い気がします。それにツアー本数が63本とすごく多いから、居住地域からちょっと足を伸ばせばツアー期間中に何度もライブに行くことが可能! ちょっと旅費が出せる人は毎月(毎週!?)行くことだって可能なのです!

かく言う私も、3月から始まっているグッド・バイTOUR2016に何度か参戦……いえ、修行に行っています。

私の修行1日目は、4/2(日)三重県四日市市Club Chaos(クラブケイオス)でした。
ちょっと日にちが経ちましたが、このTRACKsは東海地方の音楽情報サイトなのでね、 東海地方でのライブをピックアップしつつ、オールディックフォギー愛を伝えるコラムにしたいと思います!

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オールディックフォギーは、このコラム初回にもちょこっと出ていただいたのですが( http://tracks-live.com/category/column/columnauthor22/page/2/ )、知らない人のためにメンバーをご紹介しますね。

※新アルバム『グッド・バイ』クレジットより
※フライヤー左から順に

TAKE(Doublebass)
四條未来(5string banjo)
伊藤雄和(Vocal,Mandolin)
大川順堂(Drum,Chorus)
スージー(Electricguitar,Acousticguitar,Chorus)
yossuxi(Accordion,Keyboard,Chorus)

好きな音楽はロック、パンク、ハードコアです!という私は、オールディックフォギーを知ったとき、こんな楽器編成のバンドがあるんだと驚きました。ラスティックというジャンルも知りませんでした。

ではなぜ私がオールディックフォギーを知ったのか。

ライブを観てしまったからです!

それは昨年4月のこと。目当てのバンドを観て、もー満足だーあとは知らないバンドだけどビール飲みながら観ていこー(失礼…)、と予備知識ゼロで観たのがオールディックフォギー。そしたら何!?めちゃくちゃかっこいーじゃん!と衝撃を受けたわけです。
マンドリン、バンジョー、ウッドベース、こういった生楽器は民族的な音楽、もしくはクラシカルな旋律をきれいに奏でるものだと思っていたのですが、オールディックフォギーは違う。
ライブハウスの最後列にいた私までバシバシ飛んでくる気迫に満ちた演奏、叫ぶというより吐くように歌うヴォーカル。
とはいえ、こわい音楽じゃなくて。
お客さんが拳あげて熱狂する場面もあれば、笑顔で踊りまくってる場面もあるし、恍惚の表情で聴き入ってる場面もある。
その日、ライブの興奮だけを持ち帰った私は、後日CDやDVDを買って改めて聴いたのですが。そしたらさ、液晶画面で姿をしっかり見たらさ、音だけじゃなく顔もかっこいーの。……ずるい!

という経緯でオールディックフォギーにハマったわけです。

これをオールディックフォギーのマネージャーさんにお話ししたところ、「完璧です!」と褒めてくださいました(笑)。でも私としては、もっと早く出会いたかったと悔やんでいます。それほどまでにかっこいいバンドだし、きっと新しい世界が開かれると思うので、今オールディックフォギーを知らない人には心からおすすめしたい! 心を込めてコラムを書くので最後まで読んでください!

はい、では4/2(日)三重県四日市市Club Chaos(クラブケイオス)の話をしますね。
この日はワンマンということもあり、お客さんは日本各地から集まってました。私が把握するだけでも、北海道、東京、沼津、甲府、愛知、滋賀、神戸、……(都道府県と市町村がごちゃまぜですが)。
朝からインスタやツイッターで「四日市に向かっております」と電車内や風景をアップする友達の投稿が続くもんだから、ゾクゾクして落ち着かないったら!「私まだ家だけどいいかな…近いから大丈夫だよね?ね?」と無駄に焦っちゃったりして。実際じっとしてられなかったので開演2時間前に到着し、同じように早く着いてた友達と夕方から呑んでほろ酔いでライブハウスへ向かいました。

ライブ前のDJタイムでさらにビールを呑み、久しぶりの友達と再会を喜び合い、そして……

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「オールディックフォギーとは、秘密の修行である」

期待通り、アルバム1曲目からスタート!
マイクを握った瞬間から出力全開になる伊藤さんの気迫には、何度ライブを観ていても毎回驚いてしまうほどに圧倒されます。
そして、あのモノマネはスージーさんだったのですねー、ということがライブで判明。モノマネ?え、何のこと?という人は、言葉では説明しきれないのでぜひアルバムを手に入れてください!

ライブは、アルバムと同じように『マネー』、『シラフのうちに』、『グッド・バイ』と続きました。

家でCD聴いてるときは、この曲のこの部分はライブだとどうなるんだろーとか想像するのですが、実際ライブそのときになると……すべて吹っ飛びますね。どーでもよくなる! 初っ端から顔をゆがめて叫び歌う伊藤さんを目の前にすると、そして、あーみなさんライブスタート前のDJタイムで呑んでたビールは燃料だったのですね、と確信するほど激情を一気に噴出させるお客さんの中にいると、今この空間を余すことなく楽しまなくちゃと余計な思考回路はオフ! 切っちゃわないとね、もったいない!

そんな状態なので曲順は覚えていられません。
友達が手に入れたセットリストを撮らせてもらったのがこちら。

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『ヴィーナス』、『0.2秒のラプソディ』、『マスターベーション』…と、これまでのアルバムからの曲が続いたのですね。そして新アルバムから『土蜘蛛』、『ジンクス』、『オカルト』。やばい、大大大好き! ライブで聴きたかった曲ばっかり! ふわふわ言ったり、拳をあげたり、ダイブする人を持ち上げたり、みんな必死だった! あー思い起こすだけで息が荒くなる……

オールディックフォギーのライブは基本的にMCがないのですが、何かもの足りないと思ったことは一度も、一瞬もありません。むしろ言われるまで気づかなかった。あ、そーいえばMCないですね、って。

お、でもセトリに「MC」って書いてありますね。
たしかこの時は、
「四日市のサイコビリー、フランティックアベレーションです」
と伊藤さんからの紹介があったと思います。……これをMCと呼んでいいのでしょうかという気もしますが(笑)。

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オールディックフォギー with FRANTIC ABERATION(フランティックアベレーション)!

フランティックアベレーションは、四日市が生んだサイコビリーバンドです。こういう地元ならではのサプライズって嬉しいですよね。こちらも大好きなバンドなので、いつかコラムで紹介させてもらいたいと思ってます。

そしてそして、セトリによると、また「MC」と書いてありますね。
「フランティックアベレーションでした、ありがとうございました」
と伊藤さんのひと言があったと記憶しております(笑)。

新アルバムよりこれまた大好きな曲『マグネティック・ラヴ』が続き、……あとはもう記憶喪失です。楽しすぎて無我夢中。ケガとかはしてないのですが、ほぼ新品みたいにきれいだったスニーカーが、ライブ後には1年くらい履きつぶした感じに仕上がっていたのを見ると、あー私これ相当楽しんでたな、ってにやにやしちゃう。だってそれほどまでに足を踏まれてたとか自覚してなかったもん。

そして、オールディックフォギーのライブに何度か行ったことある人はこのセトリ見て気づくと思うのですが、このグッド・バイTOURは『月になんて』で終わらないのです! 定番が定番じゃなくなった。そこにどんな想いがあるのか気になります。そこで、打ち上げに入れてもらった私は、マネージャー広中さんにいろいろ聞いてみました。

――ものすごい盛り上がりでしたね。今回のツアーで変わったこと、もしくは意識的に変えたことってあるんですか? すでにこのツアーに何度か行った友達によると、毎回セトリが違うそうですが。

「ライブの演奏曲はライブを演奏するメンバーに任せてますので、セトリについては口出さないようにしてます。毎週水曜がスタジオ入る日なんですが、そのときの調子っていうか、決まった演奏時間の中での曲の流れというのがあるんだと思います。僕はツアーのスケジュールや、作品のプロモーション、たとえばどの曲をシングルにして、どのタイミングで発売するか、どの曲をMVにするか、どこに宣伝予算を使うのか、ということを決めてます。」

――MV『シラフのうちに』はバイきんぐ小峠さんも出てますね。声張った演技から始まるので驚いたし笑いました。あと伊藤さんやスージーさんの演技! あまりに自然だし2人とも男前なので俳優さんもできちゃうんじゃないかと思いました。

「自然だったのはあれ、撮影の待ち時間が長くて、みんな暇で酒を呑んでしまい、スージーやジュンドーは酔っ払ってましたからね(笑)。自分たちのMVなのに、もう帰りたいー、明日にしようとか言い出してたので。伊藤は役柄がタクシーの運転手だから一滴も呑んでないので、真面目、まさにシラフでやってました。」

――ほんと、みなさん仲良いですよね。そもそも、の話をしてもいいですか? 広中さんはなぜオールディックフォギーのマネージャーをされてるんですか?

「僕はディスクユニオンという会社の社員でして、20年間、Diwphalanx Records(デューファランクス)というインディーズ・レーベルのディレクターをやってきました。今まで約300タイトルの作品、様々なバンドの作品を出してきたんですが、その中で7年前、オールディックフォギーと出会ったときは運命だと思いましたね。僕のレーベル人生の最後の集大成になるバンドに出会ったと思いました。そこで、僕が最初にリリースしたのはセカンド・アルバム『RUSTICが止められない』(DIWPHALANX/PX200/2009年)であります。レーベルの記念すべき200作品目です。そして、今回の新作アルバム『グッド・バイ』(DIWPHALANX/PX300/2016年)はレーベルの記念すべき300作品目なんです。その番号はあえて計画的に狙って彼らの作品にしてます。それほどまでに彼らの音楽に惚れたのはもちろんあるのですが、何よりヴォーカルの伊藤とは色々、感性と距離感が絶妙に合ったのが大きかったです。」

――オールディックフォギーの魅力のひとつに、人には見せたくない敏感なところを鷲掴みされるかのような歌詞、があると思うんです。『カーテンは閉じたまま』なんてもう、聴く度に泣きたくなって……。そんな歌詞を生み出す伊藤さんはそのときどんな気持ちだったのだろう、どれほど苦しかったのだろうと考えてしまいます。

「そうですねえ、そこはヴォーカルの伊藤にしかわからないところですが、曲は世の中の外に出たら、聴く人それぞれの、その人の想いをのせて、それぞれの人が人生の中で大切にしてもらえたら、それが一番、曲としてあるべき姿なのではと思います。」

――新アルバムを聴いて、さらに大切な曲が増えました。すでにいろいろなメディアで発信されているインタビュー記事を読ませていただいたのですが、ラスティックというジャンルの音にこだわっていないと。

「ラスティックは本来ミクスチャー・ロックなので、ラスティックだからこうしないといけないとか、彼らにはこだわりは無いんだと思います。何をやってもオールディックフォギーになる、という強い自信が彼らにはあると思います。その中で完成したのが、今回のアルバム『グッド・バイ』であります。」

――私も何度か県外までライブを観に行ってますが、各地で会うお客さんと話してて感じるのは、みんなオールディックフォギーに心底惚れてるんですよね。ライブは生もので一発勝負っていうのが、オールディックフォギーでは痛いほどに強く感じます。こんなにもたくさん、毎週末ライブをしてるのに、毎回手抜きゼロじゃないですか。伊藤さんなんか倒れちゃいそうなくらいに。そんな空間にいると、自分の感情が裸になるんです。そのとき自分が置かれてる状況とか感情とかがライブの熱狂と相まって掛け合わさるというか。だから腹の底から笑えたり、ぐっと胸の奥をつかまれて泣けてきたり。そんな快感を覚えると、早く次のライブを、と少し足を伸ばしてでも観に行きたくなるんです。

「僕も彼らと出会って、この7年間常に自分の感情を裸にされてます(笑)。それを多くの人々に教えたい、共有したいと思い、であるなら、どうすべきかを考えてきた7年間でした。しかし、ファンのみなさんは交通費も宿泊費も時間も膨大に使って、遠くからライブ会場に来てくれるわけで、そのパワーと情念には常に尊敬と感謝の念しかありません。」

――大げさでなく、人生の大切な部分に影響してる人が多いですよね。まだオールディックフォギーを知らない人が知ったら、さらにすごいことになるんじゃないかと思ってます。

「はい、知ってもらえたら、絶対好きになると思います。」

――心を揺さぶられずにいられない、と私も思います。だから私も、また何度も観に行きます!

「はい、お待ちしてます!」

どーですか、オールディックフォギー聴かずにいられないでしょ!?
まずは会話の中でも出てきた、バイきんぐ小峠さんの一声から始まるMVを観てみてください。このMV実はものすごいオールスターで、オールディックフォギーと親交の深い俳優さんやバンドマンの方々も多数出演されてます。ここからさらに音楽の幅を広げるのも素敵だと思いますよ!

OLEDICKFOGGY『シラフのうちに』(監督:川口潤)

そしてそして! グッド・バイTOUR2016名古屋はワンマン!
ぜひ一緒に「修行」しましょー!

■7/30(土)愛知 名古屋CLUB UPSET
OPEN 18:00/START 19:00
問:CLUB UPSET(TEL.052-763-5439)

さ ら に!!!
なんとオールディックフォギーの映画ができたとか……!
もちろん名古屋でも上映されます。

■ドキュメンタリー映画『オールディックフォギー 歯車にまどわされて』
8/11(木・祝)よりシネマート新宿
8/27(土)より大阪・第七藝術劇場
8/27(土)より愛知・名古屋シネマテーク
監督・撮影・編集:川口潤
主演:OLEDICKFOGGY
出演:渋川清彦、仲野茂(アナーキー)、増子直純(怒髪天)、NAOKI(SA)、中尊寺まい(ベッド・イン)、
T¬ezuka Takehito(LINK 13)、HAYATO(CROCODILE COX AND THE DISASTER)他
oledickfoggy-movie.com
Twitter @oledick_movie

『オールディックフォギー 歯車にまどわされて』予告篇

ライブに、映画に、楽しみすぎる!!!!!
まずは、名古屋ワンマンね! 7/30(土)ですよー。
ライブハウスで乾杯しましょう!

今回のご紹介バンド
OLEDICKFOGGY(オールディックフォギー)
http://oledickfoggy.com
Twitter @OLEDICKFOGGY
Facebook @OLEDICKFOGGY
Instagram oledickfoggy_official

ライブハウスの客 くーちゃんのTwitter
@Kuu_sideB

PHOTO BY Michiko.K
(※セトリだけはくーちゃんスマホでの撮影です)

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