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COLUMN シーンの中にいる人たちの言葉

フィッシャーマンズ ペンダントの下で

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THE BOOGIE JACK ヒライシュンタ

ヒライシュンタ。名古屋発、涙腺衝動ロックバンドTHE BOOGIE JACKのメガネをかけたボーカリスト。34歳。東京生まれ、鈴鹿育ち。好きなものは幼稚園の頃からずっと、ドラえもんとディズニー。15年のキャリアを持ち、2000年代以降の名古屋のインディーズシーン火付け役最重要バンドとして数々のフォロワーを生んだが、どうにもこうにもその貫禄はない。バンドが生きてる実感。青春はまだ続いている。と思っている。

2016.11.24

飛ぶ/THE BOOGIE JACK ヒライシュンタ

歌詞は生き物。

なので、たまに歌の中からいなくなる時があるんです。

なんて、詩人みたいな出だしだけど、今日は俺の最大の敵である“歌詞が飛ぶ”ことについて書きたいと思うんです。

ブギージャックのファンであれば、俺がよくライブ中に歌詞を忘れてしまうことは名物化してるのだけど、
あれ、結構へこむんです。例え一言であっても、その曲が100%でなくなるわけですから。

昔、ハイロウズのライブとかで、甲本ヒロトさんが歌詞を間違えたことがあって、俺は「うぁわ良いもん見たぁ」って興奮したけどね、まぁCD聴いてるわけじゃないし、そんなこともあるんだろうけど。

単純に歌い込みが足りないと思いきや、セットリストから外したことない曲までも、たまに歌詞を間違えるときがあるんですよね。不思議。

俺の頭はライブ中どうなってんのか。

「え~?感情のままに歌ってるんじゃないの?」

と思ったあなた。

ライブの最初から最後まで感情的になるってのは、無理だと思うんですよね。

俺の場合、ライブ中に気持ちが高ぶるのは、“そのライブの背景にあるもの(ツアーファイナルとか、誰かの解散ライブとか)”、と、“オーディエンスとのぶつかり合い”、“他のメンバーの演奏とのシンクロ”この3つくらいです。

さらにこの3つが奇跡的に歌詞とマッチングしたときに、“感情的”になると俺は思ってます。

なので、当たり前じゃないし、いつも感情的なら、それは色んな意味でもパフォーマンスでもあると俺は思うんです。

なので、ライブ中のほとんど、頭の中はライブ中の景色と歌詞が頭を埋めてるはず。

さらに、歌詞については、今歌っている箇所の少し先を考えて歌っている気がします。

何が怖いって、その“少し先”が現れないとき。

もう崖っぷちですよね。「あれ?いない。歌詞がいない。え?やばい来る。着いちゃう!!!」

歌詞が飛ぶってうまいこと言いますよね(笑)

で、その部分に着くと、ボーカリストはいくつかのタイプに分かれるのです。

①何食わぬ顔で次の歌詞を待つ
②マイクをオーディエンスに向け、歌わせる
③涙を拭いたふりをして、歌えなくなったという印象を与える
④ふにゃふにゃ歌う
⑤はにかむ

色々あると思うんですけど、俺の場合は

①「間違えたぁぁ」と自己申告する
②ドラムの真ちゃんが歌詞を暗記しているはずなので、後ろを向いて口元を確認する
③ライブ解禁の常連さんの口元を確認する

この3つの方法で乗り切ります。(ほぼ①ですが)

あぁ情けない。ほんとごめんなさい。

ボーカリストのみなさんは、この恐怖とどう戦っているのでしょうか。
(俺、割と中堅なんですけど・・。)

ちなみに「楽しけりゃいいじゃん」、「ライブは生き物だからさ」っていう精神論的な部分は習得済なのです。

ま、まぁこれが俺の実力。まだまだですね。

だから、最近はスタジオ入っても照明を暗くしたり、オーディエンスを想像しながら、極力ライブ感の中で練習するようにしようかなと。

なので、ライブに来るみなさん、敢えて言います。俺にプレッシャーを!!
ライブ後に遠慮なく「今日はあそこ間違えてましたよ!!」って言ってください。
ステッカーを差し上げます!!!(メンバー無許可!)

頑張ります!!!

THE BOOGIE JACKのインフォメーションはコチラ
http://www.theboogiejack.com/

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