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ライター ツボイ

2016.10.3

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10年を迎えたa flood of circle、未来への布石

「まだまだ達成していない、成し遂げてないことが多いと思っています(佐々木)」

今年で結成10年を迎えたa flood of circle。いろいろな枠を飛び越えてライブを繰り広げてきた彼らにとって、ひとつの節目となるベスト盤映像作品『THE BLUE MOVIE -青く塗れ!- 2016.06.04 Live at 新木場STUDIO COAST』が9月7日にリリースされた。10年を迎えたいま、何を思い、そしてどんな未来図を描いているのか、フロントマンの佐々木 亮介に話を聞いた。

―10周年イヤーの今年、2月にベスト盤『THE BLUE』をリリースされました。さらに、9月に映像のベスト盤『THE BLUE MOVIE -青く塗れ!- 2016.06.04 Live at 新木場STUDIO COAST』もリリースされましたが、当初から予定されていたんですか?

佐々木(Vo/Gt): 10年はひとつの節目でもあるので、2月にベスト盤『THE BLUE』をリリースすることは早い段階で決めていました。この10年の間にメンバーチェンジが多かったのもあって、2年ぐらいゆっくりワンマンツアーが出来ていなかったんです。ベスト盤のリリースを機に腰を据えてワンマンツアーをしようと決めてツアーを周り、最後の新木場STUDIO COASTでのライブがすごく良かったので、その作品をDVDとBlu-rayでリリースすることにしました。

―その新木場STUDIO COASTのライブの「ココが良かった!」というところを教えてください

佐々木: セットリストもベスト盤っぽいので、みんなに観てもらうならこのライブだというのはありました。また、新木場STUDIO COASTで普段カメラを入れたことのない場所にもレールを敷いて撮影したので、映像的にも迫力があるものに仕上がっています。

―確かに、臨場感のある作品になっています

佐々木: 東京では映画館で上映されたんですよ。それを観て改めて思ったんですが、曲にストーリーがあるなと。曲ごとにその時のメンバーを思い出して、歌詞がストーリーっぽく聴こえてきて新鮮でした。ただのライブ映像作品ではなく、a flood of circleのライフストーリーのようで、ドラマが詰まっています。

―バンドの10年のストーリーが凝縮された作品になっているんですね

佐々木: そうですね。a flood of circleは、ロックンロールやブルースなど古いキーワードにこだわって活動してきました。今回のライブ映像を観て、ロックンロールやブルースが好きな人だけのためにではなく、もっと遠くへ飛ばしていることを確認できたので自信にもなりましたね。

―佐々木さんにとってこの10年は長く感じました?

佐々木: 先輩がたくさんいるので、まだまだこれからだと思っています。現状に満足したくないと思って、ロンドンへ行ったり、10thアニバーサリーパックに新曲も入れました。しかも、ロンドンにあるメトロポリス・スタジオというすごいスタジオで録ったんです。新しいチャレンジが新曲として入っているので、その曲もぜひ聴いてほしいですね。

―その新曲『BLUE』はどうしてこのタイミングで、10thアニバーサリーパックとして映像作品と共に入れることにしたんですか?

佐々木: 一番は新曲を早く聴かせたかったからです。ベストアルバムにも新曲を入れていたんですが、ベスト盤とそのワンマンツアーで6月までは振り返りイヤーみたいな感じだったので、下半期は新曲を聴かせたいと思っていました。その最初の一手として『BLUE』を制作したんです。

―タイトルの『BLUE』にはどのような意味が込められています?

佐々木: これまでメンバーチェンジや移籍、逆境のリアクションで曲を作ることが多かったんですが、今は空や海など広く大きなところへ行こうというイメージになってきました。もっと遠いところを目指していますし、単純に大きい会場でライブしたいという欲望も込めています。

―曲はいつ頃できました?

佐々木: 去年『花』というシングルをリリースしたんですが、原曲はその頃に出来ました。「どこまでも飛んでいくような音にしたいな」という話をしていたら、ロンドンへ行く話になって、ロンドンにあるメトロポリス・スタジオという世界でも設備が抜群に揃っているスタジオで録ることになったんです。エンジニアも、リアーナやスティングなどを手掛けたすごい人だったのもあり、自分たちが想像していた以上の音になりました。

―音もすごいですが、最後の「さよなら 昨日までのブルー 染めるよ 新しいブルー」という詞がすごく印象的で、バンドの未来への意気込みを感じました

佐々木: そもそも、ベスト盤『THE BLUE』のリリースに、ゴールや集大成という趣旨はあまりなかったですね。まだまだ達成していない、成し遂げてないことが多いなと思っています。特に、イギリスへ行った時にそれを感じました。10年続けても、まだまだだと感じられることはいいなと思ったことから、そういう詞にしました。

―そして、みなさんの音楽を体感できるライブツアーが10月から始まりますよね

佐々木: 秋から対バンツアーが始まります。昔からよく間違えられるバンド名をあえて使った「A FLOOD OF CIRCUS大巡業 2016」というタイトルですが、巡業型のフェスにしたいと思って付けました。全国巡業するフェスをしたいという構想を持っているんですが、今回はその第一歩になると思っています。何年か越しで育てていくイベントにしたいですね。

―名古屋は池下のCLUB UPSETでの2daysなんですね

佐々木: そうなんですよ。最近はDIAMOND HALLでのライブが多かったんですが、今回のツアーは昔からお世話になっているCLUB UPSETで、SUPER BEAVERとのツーマンをします。彼らとも昔から一緒にライブをしているので、足元を確かめるツアーでもあります(笑)。

―楽しみですね。ちなみに、巡業型のフェスとはどのようなイメージなんですか?

佐々木: 例えば、サーカスさんに協力いただいて、ライブ会場に空中ブランコなどのショーを取り入れてみたいですね。実は昔、ローリングストーンズを中心に制作された『ロックンロールサーカス』というテレビ番組があったんです。ジョンレノンやザ・フーが出演する間に、フォーマットとしてサーカスがあるというお祭りみたいな番組で、それと同じようなことを日本でもできないかと思っています。

―もしそれが実現できたら画期的ですね

佐々木: 周りにどんどん言うことで有言実行したいですね(笑)。a flood of circleはどれだけメンバーが変わっても、心が折れずに活動を続けています。これから20年、30年、死ぬまでステージを走っていたいのが最終的な夢でもあるので、必ず実現したいですね。

―実現を楽しみにしています。最後に、ライブへ来るお客さんへメッセージをお願いします

佐々木: 秋のツアーは絶対に観に来てほしいです。一般公募で決定したサポートギタリスト青木テツも含めた4人編成でのライブになるので、楽しみにしていてほしいですね。そして俺たちについてきてほしいなと思っています。ベスト盤を聴いて、観て、ライブにぜひ足を運んでください!

a flood of circle - BLUE

■リリース情報

『THE BLUE MOVIE -青く塗れ!- 2016.06.04 Live at 新木場STUDIO COAST』
DVD&Blu-ray
2016.9.7発売
10thアニバーサリーパックBlu-ray盤(Blue-ray1枚+CDS) 5980円(+tax)
10thアニバーサリーパックDVD盤(DVD2枚+CDS) 4980円(+tax)
通常盤(新木場STUDIO COASTライブ映像DVDのみ) 4500円(+tax)

※11月23日にNEWシングル『FLYER’S WALTZ』がリリース!
1500円(+tax)
【収録曲】1.Flyer’s Waltz 2.Rock’N’Roll New School 3.Christmas Time
4.オーロラソング(X’mas Carol ver.) 5.クリスマス・イブ

■LIVE情報
A FLOOD OF CIRCUS大巡業 2016
10月01日(土) 東京 新代田FEVER
10月02日(日) 東京 新代田FEVER
10月15日(土) 神奈川 F.A.D YOKOHAMA
10月21日(金) 徳島 club GRINDHOUSE
10月22日(土) 島根 松江 AZTiC canova
10月23日(日) 京都 磔磔
10月27日(木) 福島 Outline
10月28日(金) 宮城 石巻BLUE RESISTANCE
10月29日(土) 岩手 KLUB COUNTER ACTION MIYAKO
11月09日(水) 静岡 Shizuoka UMBER
11月10日(木) 三重 club chaos
11月15日(火) 大阪 十三 FANDANGO
11月16日(水) 大阪 十三 FANDANGO
11月18日(金) 愛知 CLUB UPSET
11月19日(土) 愛知 CLUB UPSET

A FLOOD OF CIRCUS 2016
11月23日(水・祝) 東京 TSUTAYA O-EAST

■オフィシャルHP
http://www.afloodofcircle.com/

■プロフィール
今年で結成10年を迎えるロックンロールバンド。ブルース、ロックンロールをベースにしつつも、多種多様な音楽的要素を吸収しながらAFOC流のロックンロールに昇華させたサウンドとメロディ、そして佐々木亮介の強烈な歌声で着実な活動を続けている。
今までにFUJI ROCK FESTIVAL、SUMMER SONIC、ROCK IN JAPAN FESTIVAL、RISING SUN ROCK FESTIVAL等全国各地のフェスにも数多く出演。10年で“邦楽シーンの中で、次世代ロックンロールバンドといえばAFOC”というポジションにまで辿り着く。10thアニバーサーリーとなる2016年は自身初となるロンドンでの海外ツアーの開催、ベストアルバム『THE BLUE』リリース、ワンマンツアー「THE BLUE TOUR -青く塗れ!-」の開催。アニバーサリーイヤーの後半も11月23日にシングルリリースや多種多様なイベントが決定している。10周年を迎えたロックンロールバンドは、さらにスピードを増しながら転がり続けていく。

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