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INTERVIEW 旬のアーティストインタビュー

2016.7.23

3曲で『ラン・ロン・ロン』

「僕を信じて曲を聴いてほしい(佐藤)」

誰もが持つ胸に秘めた想い。その気持ちをそのまま吐き出した歌詞と感情移入たっぷりな歌声、そしてその歌世界を現実にするかのような演奏でストレートに伝える赤色のグリッター。彼らが7月6日にシングル『ラン・ロン・ロン』をリリースした。その作品について、詞曲を手掛ける佐藤リョウスケ(Vo/Gt)に話を聞いた。

取材・文 坪井

ーまずは結成から現在までのいきさつを教えていただけます?

佐藤リョウスケ(Vo/Gt): 高校時に同級生の鈴木陸生(Gt/Cho)とバンドを組んだのが、赤色のグリッターの始まりです。その後、メンバーの入れ替わりがあり、当時お世話になっていたライブハウスの店長さんの紹介などで、クラカズヒデユキ(Dr/Cho)と、渡辺明日香(Ba/Cho)が加わって今の布陣になりました。

ー7月6日に昨年12月の1stフルアルバム『存在証明』から7ヶ月振りとなる、シングル『ラン・ロン・ロン』がリリースされました。勇気がもらえる歌詞だなと思いました

佐藤: この曲は自分の経験を書いています。家に帰ってから、あの時こう言っておけば良かったなと思うことが結構あるんですよ。でもそれは、全部やってみないと分からないことであって、僕はそれができない人間なんです。僕みたいな人は他にもいると思うので、その人に寄り添える曲を作りたいと思って作りました。

ータイトルにもなっている「ラン・ロン・ロン」はどんな意味なんですか?

佐藤: おまじないです。子どもの頃に「ラン・ロン・ロン」って言うと、例えば明日天気になってほしいや、おいしいものを食べたいという小さな願いが叶うことがあったんです。だから、子どもの頃は「ラン・ロン・ロン」って一人で言っていたかもしれないです(笑)。

ーおまじないと言うと、「チチン・プイ・プイ」と同じようなものですね

佐藤: そうです。あと手の平に「人」って書いて飲み込むことと同じ感じですね。

ー歌詞の中に出てくる「ヘイ!ヘイ!ヘイ!」の掛け声も、分かりやすいおまじないの言葉だなと思いました

佐藤: そうなんです。簡単でいいと思うんですよ。気持ちを伝えるために余計な言葉は必要なくて、「へい!」という単純で言いやすく、親しみのある言葉だけでいい。その言葉で何でもできたらいいなと思いますね。

ー今作の楽曲はポップでキャッチーな仕上がりですね

佐藤: その時にいいと思った曲を作っているので、その直感を信じで制作していったら、キャッチーな曲になりました。前作の『存在証明』がその時の自信作だったので、それを超えたいと思っていたんですが、結果的に超えられたと思います。今作も自信作です。

ーライブで聴くのが楽しみな曲ですね。そして2曲目の『わたしのほんね』は雰囲気がガラっと変わります

佐藤: お気づきだとは思いますが、この歌詞は僕の本音です(笑)。

ーそうだと思いました(笑)。最後にいびきのような音が入ってますよね?

佐藤: 聴いてもらえると分かるんですが、最終的に寝るという(笑)。

ーやっぱり(笑)。歌詞全体から「めんどくさい」という気持ちが伝わります

佐藤: テレビを見るのも面倒くさいくらいなんです。オフの日は、寝ているか曲を作っているかのどちらかですね。気づくと16時になっていたこともありました。歌詞に「お風呂だって出来ればお風呂がわたしに入って」というフレーズがあるんですが、これって究極のめんどくさがりですよね(笑)。

ー確かに(笑)。すごい表現ですね。そんな中、サビで韻を踏むなど遊び心もあります

佐藤: ありがとうございます。それに、実際にいま口内炎で痛いんですよ(笑)。

ーリアルですね(笑)。続いて3曲目『絵の具のパレット』は、大人が作った社会に向けて気持ちをぶつけた曲だなと思いました

佐藤: 僕が生まれた時にはもうパレットの中には色があって、その中で世界を作るしかなかった。それなのに、「その色しか使えないの?」って言われる。でも、この色しかなかった。真っ白だったらどんな絵の具でも出せたのになという曲です。色を選べないのは僕たちのせいじゃない。僕たちが生まれる前にあなたたちが決めたことなんじゃない?という感じですね。

ーある絵の具で塗るしかなかった。それを表現しようと思って曲調も…

佐藤: そうです。ブルージーな感じにしました。

ー伝えたいことが分かりやすく、リアルな表現ですね

佐藤: ありがとうございます。うれしいです。この『わたしのほんね』と『絵の具のパレット』があっての『ラン・ロン・ロン』だと思います。だから3曲全部聴いてほしいです。

ー全部聴いて理解できるということですね。そして今作のツアーが9月10日から始まります。Shout it Outとの2マンになるんですね

佐藤: そうなんです。1stシングル『未来飛行機』をリリースした時の企画に彼らを呼んだのが出会いです。そこから仲良くなりました。今回のツアータイトルは“うたごころ、結髪”と言うんですが、これはShout it Outの彰馬くんと一緒に考えました。2つのバンドの共通点ってなんだろうと考えたら、やっぱり歌なんですよ。僕らは歌を聴かせたいと思っているし、歌では誰にも負けないと思っています。それを踏まえてタイトルを考えたんですが、僕は「うたごころ」という言葉を入れたくて、彰馬くんは靴ヒモを結ぶじゃないですが、スタートラインのようなニュアンスを入れたいと言っていて、生まれたのが「うたごころ、結髪」だったんです。女の人が髪を結ぶ時って、「よし、やるぞ!」という何かを始める時にするスタートラインかなというところから「結髪」になりました。

ー2人の思いがツアータイトルになっているんですね。その大切なツアーは名古屋から始まります

佐藤: はい。楽しみで仕方ないです。そして大事ですね。名古屋はデビュー当時から結構来ていますが、シャイなお客さんが多い印象。でも、いつまでも見てくれるので、こんなに僕たちのことを想ってくれているんだという感じでありがたいです。

ーそうなんですね。では最後にファンへ向けてメッセージをお願いします

佐藤: 歌では誰にも負けたくないというより負けません。だから、僕を信じて曲を聴いてほしい。それが僕の願いです。

赤色のグリッター“ラン・ロン・ロン”(Official Music Video)

■リリース情報

『ラン・ロン・ロン』
Single
2016.7.6発売
926円(+tax)

■LIVE情報
赤色のグリッター×Shout it Outツアー「うたごころ、結髪」

09月10日(土) 名古屋 CLUB UPSET
09月11日(日) 大阪 LIVE SQUARE 2nd LINE
09月24日(土) 広島 HIROSHIMA BACK BEAT ※GUESTあり
09月25日(日) 福岡 at graf ※GUESTあり
10月05日(水) 東京 TSUTAYA O-WEST

■オフィシャルHP
http://akaironoglitter.com/

■プロフィール
2012年12月、千葉県柏市にて結成。何度かのメンバーチェンジを経て、2013年7月に現在のメンバー、佐藤リョウスケ(Vo/Gt)、鈴木陸生(Gt/Cho)、クラカズヒデユキ(Dr/Cho)、渡辺明日香(Ba/Cho)となり本格的に活動を始める。ヴォーカル佐藤リョウスケの圧倒的な存在感と放つヴォーカリゼーションを最大の武器に、艶やかなギターサウンドと誠実かつ純粋なリズムセクションが折り重なり、聴くものの心に鮮やかな爪痕を残す。2016年7月6 日に、シングル『ラン・ロン・ロン』をリリースした。

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