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INTERVIEW 旬のアーティストインタビュー

2016.9.16

BACK LIFTがシングル『CHOICE』で選択したものとは?

「BACK LIFTらしさに新しい感情をのせられたなと思います(KICHIKU)」

名古屋メロディックパンクシーンを代表するBACK LIFTが、ニューシングル『CHOICE』を完成させた。常にチャレンジを続ける彼らが、今作で選択し提示したものとは?メンバー全員に話を聞いた。

取材・文 坪井

ーリリースは約1年ぶりですね

KICHIKU(Vo/Ba): そうですね。前回のミニアルバム『Fly High』から地味に1年ぐらい経ちました。去年はかなりのライブ本数をこなしながら、6月にシングル、10月にミニアルバムをリリースして忙しかったので、今年は余裕をもってこの時期にシングル1枚リリースしようと決めていました。

ー余裕を持たせた分、今作はじっくり作れました?

KICHIKU:今作には4曲入っているんですが、それ以外にも何曲か作りました。その中からこのシングルのイメージに近い4曲をチョイスしたんです。

ー今作のタイトル『CHOICE』は、その選んだというところから付けたんですか?

KICHIKU:タイトルは全曲をチョイスしてから付けました(笑)。実は、当初の1曲目は『Search』ではなかったんです。収録する他の3曲を決めた時点では、まだ『Search』は大雑把な部分しかありませんでした。元々は違う曲を1曲目に入れていたんですが、通して聴いてみたら何か違ったんです。そこで未完成の『Search』に変更して聴いてみたら、しっくりきた。それから、曲を詰めて歌詞を載せていきました。その頃、選択を迫られる事が多く、いろいろなことを腹をくくって選んできました。この曲もそのひとつだなと思ったら“CHOICE”というワードがしっくりきたので、タイトルにしました。

ーなるほど。『Search』がなかったら『CHOICE』というタイトルになっていなかったかもしれないですね

KICHIKU:そうですね。『Search』と2曲目の『Cry Alone』があったからこそ、このタイトルになりました。

ー確かにこの2曲のベクトルは同じかなと思いました。歌詞は自分の心情や経験を書いているんですか?

KICHIKU:基本的に、自分の心情や経験したことを言葉にすることが多いです。『Search』は、そのワードは歌詞に出てきませんが、僕がその頃いろいろなものを探し求めていて、歌詞にも「絞り出した答えは 今の自分の気持ちに向き合っていくことで」というフレーズがあるんですが、本当に自分の中で答えを絞り出したんです。自分の気持ちに素直であろうと思って書いた曲ですね。

ーそう思うと、日本語の歌詞がしっくりくるようになりましたね

YU-PON(Gt/Cho):僕が加入してから日本語詞にチャレンジするようになったんですが、最初に作った日本語詞の作品と比べ、ナチュラルに心に入ってくるようになってきたと思います。日本語の選び方や並び方が自然になってきているし、その中でのメッセージ性も強くなってきていると思いますね。

ー日本語詞でもBACK LIFTらしいサウンドに仕上がっていますね

KICHIKU:そこが上手くハマったんですよ。自分達らしいメロディ感、BACK LIFTらしさに新しい感情を乗せられたなと思います。

YU-PON:今回はこれまでとは全然違うことをしているんです。BACK LIFTって今までこんなことをしたことないんじゃないかという曲作りをしたんですが、それでも自分達らしいと思える曲が出来たのは、今後の自信にもなりますね。

ー3曲目の『Crazy』は得意のサウンドと英語詞です

KICHIKU:これは決めていました。僕はメロディックパンクに影響を受けたからバンドをやっているし、バンドをやっている理由も、下の世代に僕が好きだった時代の音楽を継承したいからなんです。だからずっと英語詞のみでやっていたんですが、YU-PONが入ったタイミングで日本語に変えました。でもメロディックパンクはブレずに、継承するために進化を遂げたいので、誰もやっていないことが一番面白いと思って1曲目と2曲目を入れました。でも、3曲目と4曲目に関しては昔の自分の気持ちをそのまま出していますね。

ーライブで盛り上がること間違いなしの3曲目もいいんですが、個人的には4曲目の『Sunset Beach』が好きですね。ちょっと古臭いスカって感じで

KICHIKU:この曲は、2人がシングルの最後はバカな曲で終わりたいと言ってきたので、その場で作りました。完成まで10分ぐらいです(笑)。1回通しで演奏したら、みんな爆笑で(笑)。もう一回合わせた時点でほぼ完成していましたね(笑)。

YU-PON:でも、すごくいい曲になったんですよ。

ーそういうバラエティに富んだ4曲が入っている『CHOICE』ですが、この4曲を通しで聴いてみてどう感じました?

KICHIKU:「シングルなのにアルバムみたいなCDだね」と人に言われて、「確かに」と思いました。それぐらい4種4様だなと。

YU-PON:4曲なのにボリューム感があって、聴き応えもかなりある作品になったと思います。

ー曲作りにおいて気を付けたところもあります?

KICHIKU:曲の長さです。「この曲は3分半までに収める」と決めて作りました。シングルなので、長過ぎて1回聴けば十分だなと思われるのは嫌だし、短すぎても物足りない。絶妙なんですが、気持ち短いぐらいにして、何回もリピートしたくなる長さをイメージして4曲を作りました。そういう意味では、尺感がすごくハマったなと思いますね。

ーどのようにして収めたんですか?

KICHIKU:一度携帯のボイスメモでざっくり録ってみて、分数を見るんです。それから、あと20秒ぐらい削らないといけないとなり、このセクションを削ったらハマるんじゃないかといろいろ試していき、ドンピシャになったら曲を完成にもっていくという感じですね。

ーここは気持ちいいのに削らないと尺にハマらない!ということはなかったですか?

KICHIKU:そうなんです。でも、その気持ち良さをとるか、それで4分近くになってもいいのかという葛藤はありました。

YU-PON:今回特に『Crazy』は削ったよね。

HEAVIN(Dr/Cho):確かに。かなり削った。

KICHIKU:『Crazy』は1分ちょっと削りました。『Cry Alone』も30秒ぐらい削っているんですよ。この曲に至っては、全く違うものになりました。サビの後に僕の大好きなフレーズ「独りで泣いた日々は どこかやっぱりちょっと~」というBメロがあるんですが、その部分は最初なかったんです。もっと真っ直ぐで、もっとシンプルな曲だったんですが、分数を削った時にちょっと物足りないと思って、思い浮かんだ歌詞を入れたんです。

YU-PON:結果、その部分がこの曲のミソになりましたね。

ーなるほど。引いたり足したりして尺にハメる作り方もいいかもしれないですね。そして、東名阪でのライブが10月にあります

KICHIKU:はい。梅田と代官山は3マンで、名古屋ダイアモンドホールはワンマンです。

ーいよいよダイアモンドホールでのワンマンですね

KICHIKU:このシングル『CHOICE』で、さらに次のステージへ上りたいと思っているので、名古屋ダイアモンドホールでのワンマンは絶対に成功させたいですね。僕たちは今年で結成から9年になるんですが、節目となる来年の10周年に向けてこのステージをクリアしたい。その意気込みです。

ーBACL LIFTの曲はそれこそ尺が短い曲が多いので、何曲演奏することになるんでしょう?

HEAVIN:相当演奏すると思います。

KICHIKU:30曲?

HEAVIN:いや、40曲はいくんじゃない?

KICHIKU:そうかー。僕ら持ち曲が70~80曲ぐらいなんですよ。

ーじゃあ半分ぐらい演奏することになりそうですね

KICHIKU:ですよね(笑)。どれだけ懐かしい曲を引っ張ってくるかですね。それこそ、5、6年ぐらい僕らを追いかけてくれるお客さんもいて、その人たちがいたからここまでこれたので、そんな昔から好きでいてくれる人たちが楽しめる、懐かしい曲ゾーンを作るのもいいですね。

ー新旧織り交ぜたセットリストになりそうですね。楽しみです。では最後に、ライブへ来てくれるファンへ向けてメッセージをお願いします!

HEAVIN:この『CHOICE』というシングルは、本当に4曲ともすごく自信があるので、CDを擦り切れるほど聴いてワンマンに遊びに来てください!

YU-PON:このシングルでBACK LIFTを確立したという自信がすごくあるし、自分達らしい音楽を作れたので、あとはこの曲をリスナーのみなさんにも聴いてほしい。一緒に育ててライブで共有できたらいいなと思うので、ぜひともワンマンライブに来てください!

KICHIKU:自分たちが上へ行くことで、今までついてきてくれた人たちや信じてくれた人たちに、もっといい景色を見せられると思っています。『CHOICE』は、間違いなくカッコいい曲だと言いきれる自信があるので、ぜひ手に取ってほしい。このシングルで僕たちのことを知る人もいると思います。曲を聴いて、僕たちの思いが一番伝わるライブへ来てもらい、一緒に汗をかきたいなと思っているので、ぜひワンマンに来てください!

BACK LIFT【Search】MV

■リリース情報

『CHOICE』
Single
2016.9.7発売
初回限定盤(CD+DVD) 2000円(+tax)
通常盤(CDのみ) 1000円(+tax)

■LIVE情報
BACK LIFT“CHOICE”RELEASE TOUR

10月02日(日) 梅田 Shangri-la
10月08日(土) 代官山 UNIT
10月23日(日) 名古屋 DIAMOND HALL

■オフィシャルHP
http://backlift.radcreation.jp/

■プロフィール
KICHIKU(Vo/Ba)、HEAVIN(Dr/Cho)、YAKITORI(Gt/Cho)の3人によって2007年に結成。2010年8月に初の全国流通音源をリリース。90年代メロコアの影響を強く受けたKICHIKUの楽曲を武器に、地元・名古屋を中心に熱い支持を集める。2014年3月をもってYAKITORIが脱退。サポートを経て新メンバーにYU-PONを迎え、2014年9月に3rdフルアルバム『Ten Years Later』をリリース。5000枚を越えるスマッシュヒットを記録。2016年、初めてのワンマンライブを渋谷TSUTAYA O-WESTにて開催(450人集客)、4月には自身の主催フェス『少年少女秘密基地FESTIVAL』を名古屋Diamond Hall & APOLLO BASEの2会場で開催(1200人集客ソールドアウト)。いま大きな注目を集めている、名古屋を代表するメロディックパンクバンド。

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