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INTERVIEW 旬のアーティストインタビュー

2017.8.18

Crossfaithがシングル『FREEDOM』で魅せた挑戦と遊び心

「3つの強い武器が装填されたマシンガンのような作品になっていると思います(Koie)」

8月2日に約1年ぶりとなるシングル『FREEDOM』をリリースしたCrossfaith。今作はEnter ShikariのRou Reynolds、The BONEZ/RIZEのJESSEという2人のフィーチャリングアーティストが参加。Crossfaithの魅力である近未来的なロックとダンスミュージックの要素がふんだんに盛り込まれた楽曲と、フューチャリングアーティスト2人の個性がシンクロ。極上の作品に仕上がった今作について、Koie(Vo)とHiro (Ba)の2人に話を訊いた。

取材・文 坪井

—昨年7月にシングル『New Age Warriors』をリリースしてからツアーで全国を回っていましたが、この1年はいかがでした?

Koie(Vo):ツアーで全国32ヶ所を回ったんですけど、今まで行けていなかった場所でライブができたので、いいツアーだったと思います。行けていなかった場所に自分たちから足を運ぶことの大切さと、そこで待っていてくれる人が確実にいることを知れた喜びがありました。それから今年の4月にUKツアーをして、5月にはEnter Shikariとヨーロッパツアーをしました。

Hiro(Ba):ヨーロッパツアーでは、ロシアやウクライナへも行きました。それでもこの1年は、比較的日本での活動がメインだったなと思いますね。特にここ最近の5年間を振り返ると。

—そんな忙しい中で曲も作られていたんですね。しかも8月2日にリリースされたシングルは、先ほど挙がりましたEnter ShikariのRou ReynoldsさんとThe BONEZ/RIZEのJESSEさんをフューチャリングアーティストとして迎えられています。この発想はどこから生まれたんですか?

Koie:フューチャリングアーティストに関しては、Teru(Pro/Vision)やKazuki(Gt)が楽曲を持って来た時から、この曲は誰かにやってほしいねという話をしていました。そこから曲を作っていく中で、歌詞のテーマやスタイルにぴったり合う2人にお願いした感じですね。

Hiro:Rouに関しては、彼らが持っている近未来的な音だけでなく、テクノロジーからこの先起こりうることに対しての話もよくしているので、僕らが今回テーマとしていた“NEO TOKYO”にすごく沿ったアーティストだなと思ってオファーしました。

Koie:リードトラックの『Freedom』に関しては、AKIRAの世界があと2年後に迫っているのもあり、そういうテーマになったのも自然なことだと思っています。Crossfaithがずっと描いて来たSFの世界や、そこに特化してきた曲の部分とシンクロするなと。

—『Freedom』に関してはAKIRAの世界観が迫る中、“NEO TOKYO”をテーマに曲を作られたということですか?

Koie:明確にNEO TOKYOを描こうと思って作ったわけではないんですけど、『Freedom』を持ってきたTeruは AKIRAの世界観のイメージが強かったです。曲は、バックグラウンドにある映画『メトロポリス』に対して、その表現したい雰囲気や歌詞の世界観に肉付けをしていって出来ました。

—その近未来感のあるサウンドだけでなく、Rouさんのラップ部分のサウンドが印象的です

Koie:そうですね。その部分はトラップを入れています。曲作りにおいて、いろんな音楽のジャンルに挑戦しつつも遊び心は絶対に必要だと思っているので、トラップパートを入れました。実は最初トラップパートはなかったんです。曲を作っていく上で、Teruから「こういうパートが入ったバージョンもあるんやけど」と聴かせてくれて、「いいやん!」みたいな。そういう新しいものへの挑戦も『Freedom』の持っている近未来感にリンクしているのかなと思いますね。

—逆にJESSEさんを迎えられた『Rockstar Steady』は、サウンドとJESSEさんのラップがすごくハマっています。JESSEさんありきの曲なんじゃないかと思わせるぐらい

Koie:この曲も俺が歌詞を書いたんですが、今ロックという音楽が世界中で下火やなと思う部分があって、自分たちがバンドを始めた頃のギラついていた感じを今の俺たちの音で伝えたかったんですよ。今回フューチャリングアーティストを入れたいなと思った時、『Rockstar Steady』は「ロックスターを蘇らせろ」「俺たちがやるしかない」という歌詞の内容なので、デビューした頃からずっと第一線を走り続けているJESSEくんしかいないと思ってお願いしました。さらに、フューチャリングアーティストがいて成立するものじゃないと意味がないので、JESSEくんのイロを出してほしいと思っていたんですが、思っていた以上のものをフィードバックしてくれたので、さすがやなと思いました。曲が完成した後、あるライブ会場でJESSEくんと会った時、「キタっしょ!」「完璧っす」みたいな会話をしました(笑)。本当に間違いなかったなと思いますね。

—そうだったんですね!この2曲だけでも十分に楽しめますが、3曲目『Diavolos』に関してはCrossfaithらしい楽曲でライブ映えしそうですね

Koie:『Diavolos』は今までのCrossfaithの色をしっかり出しつつ、さらに昔よりパワーアップした部分や、より会場を一体にできるライブを想定した上で、俺たちの激しい部分を今のCrossfaithがやるとこうなるよという曲ですね。曲作りも、衝動的にここで「ガーン!」ときて「ドーン!」となって、ここでもう一回ブレイクダウン挟むっしょみたいな(笑)。そういう遊び心を持ちながら作った楽曲ですね。

—さらにシンガロングできるパートもあってスタジアム感もありますね

Koie:今回の楽曲はスタジアム感という、より広いサウンドスケープを持ちながらも、収録3曲はタイプが違うので、3つの強い武器が装填されたマシンガンのような作品になっていると思いますね。そういう意味でもライブで定番になるんじゃないかなと俺は思っています。

—そう思うとかなり濃い作品になったんじゃないですか

Koie:『Diavolos』のヘドバン企画の時もツイッターの反応で「キター!」や「Crossfaithはやっぱりこれだよね」という意見もあったし、そこから『Freedom』『RockstarSteady』も聴いたら、絶対にこのシングルいいなと思ってもらえるなと思います。

—さらに初回限定盤にはリミックスもついているんですよね

Koie:前回の『New Age Warriors』のリミックスが入っています。今までは映像が多かったんですけど、Crossfaithの持っているロックの部分や近未来的なところだけでなく、エレクトロの側面も見せたいなと思って今回はあえてリミックス音源を入れました。Crossfaithを初めて聴いた人が、リミックスを聴いて全然違う側面もあるんやと感じてもらえるんじゃないかというアイデアですね。

—そして、10月27日(金)から結成10周年ツアーが始まりますが、どんなツアーにしたいですか?

Koie:結成10周年なので、古い楽曲から新しい曲までやろうと思っています。今回のツアータイトルが「10th ANNIVERSARY TOUR ONE MAN SHOWS - FAITH LASTS FOREVER -」で、俺たちはずっと続いていくよという意味。そのためのツアーなので、今までCrossfaithをデビュー当時から見てくれている人もそうだし、最近好きな人にとってもすごく意味のあるツアーになるんじゃないかと思っています。もう一回Crossfaithはどういうバンドかを見せにいくツアーになると思いますね。

—そのツアーの前に、9月2日(土)に開催されるTREASURE05X 2017の蒲郡ラグーナビーチに出演されますね。2015年に出演されていますが、印象に残っていることはあります?

Koie:海岸でのロックフェスはそんなに多くないし、あえて都市部から離れた場所で行われるからこそ、フェスに行っている感が出演者にもお客さんにもあるので楽しみですね。しかも、夏の締めくくりという感じがするじゃないですか。

Hiro:2年前、夜の時間帯に砂浜でACIDMANを客席側から見たあの空気感をめちゃくちゃ覚えてますね。野外フェスですごく開放感があって、いいなと思いました。

—今年もCrossfaithのパフォーマンスを楽しみにしています。では最後にCDを手に取ってくれる方へメッセージをお願いします

Koie:『New Age Warriors』から約1年、さらに強力な楽曲が揃ったと思っています。ジャケットも含め世界観を作り込めたので、楽曲を聴いて、世界観に浸るもよし、暴れるもよし、歌って覚えてくれるもよし、ライブに対する思いを強くしてもらうもよし、いろんな楽しみ方ができると思うので、骨の髄まで楽しんでくれや。

Hiro:このCDで俺らの音を聴いて俺らの世界観を堪能しながら散歩するなり、中に入り込んで一緒に自分も登場人物として俺らの音の中で遊んでくれたらうれしいです。

Crossfaith『Freedom(ft. Rou Reynolds from Enter Shikari)』 Official Music Video

■リリース情報

『FREEDOM』
Single
2017.8.2 発売
初回生産限定盤(CD+RemixCD) 1,600円(tax in)
通常盤(CD) 1,300円(tax in)

■LIVE情報
10th ANNIVERSARY TOUR ONE MAN SHOWS
- FAITH LASTS FOREVER -
10月27日(金) 東京 Zepp Tokyo
11月05日(日) 愛知 Zepp Nagoya
11月10日(金) 宮城 Rensa
11月12日(日) 石川 金沢EIGHT HALL
11月17日(金) 広島 広島CLUB QUATTRO
11月18日(土) 福岡 DRUM LOGOS
11月22日(水) 青森 青森Quarter
11月24日(金) 北海道 札幌PENNY LANE24
11月29日(水) 香川 高松オリーブホール
12月10日(日) 大阪 Zepp Osaka Bayside
12月16日(土) 沖縄 桜坂セントラル

■オフィシャルWEB
http://www.crossfaith.jp

■プロフィール
2006年11月、Koie(Vo)、Teru(Programming/Vision)、Kazuki(Gt)、Hiro(Ba)、Tatsuya(Dr)により結成。その後、ロックとエレクトロの2つの世界を融合させた音を武器にワールドワイドな活動を行う。欧米バンドと同じ舞台に立ち、世界中のキッズを虜にしてきた彼ら。世界各国のフェスに出演し、メインステージでのアクトを務め、40カ国近くの国々でツアーを行うなどといった日本人アーティストとして前例のない意表を果たし、ロック史に新たな歴史を刻んだ。2015年にメジャーデビューアルバム『XENO』をリリース。ゼロ世代アーティストとしてひたすら日本から「今」のロック音楽を牽引している。

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