1. トップ
  2. インタビュー
  3. go!go!vanillas W-A Side Single『SUMMER BREEZE / スタンドバイミー』インタビュー

ライター ツボイ

2018.5.22

465 good

go!go!vanillas W-A Side Single『SUMMER BREEZE / スタンドバイミー』インタビュー

「しっかり何年も残っていく曲を作りたい(牧 達弥)」

昨年7月の『FOOLs』リリース後、全25公演の全国ツアーとアンコールツアーを経て5月23日にリリースされる初の両A面シングル『SUMMER BREEZE / スタンドバイミー』で、go!go!vanillasは新たなステージへ上った。アルバムリリースからのこの数ヶ月でどのような変化があったのか。それを確かめるため、フロントマンの牧 達弥(Vo/Gt)に話を訊いた。

ー先日(5月5日)、『FOOLs Tour 〜音楽馬鹿達と春のナイトピクニック〜』が終わりましたが、どんなツアーになりました?

牧 達弥(Vo/Gt): 沖縄はワンマンでしたが、その他は昔から仲の良いバンドとの対バンだったのもあって、すごく楽しかったですね。自分たちにはない魅力を持っているバンドたちと刺激し合いながらライブができたので、このツアーで進化できた気がします。

ー名古屋の対バンはMy Hair is Badでしたが、お客さんの雰囲気はいかがでした?

牧: すごく良かったです。お世辞じゃなく、最近ツアーを回っていて一番楽しみにしているのが名古屋なんですよ。よく名古屋って難しいって言われますけど、前のツアーぐらいからダイレクトに感情をぶつけてきてくれるし、アクションを起こして俺らを焚きつけてくれるので毎回アツいライブになります。この日もマイヘアがいいライブをしたので、負けられないなと気合も入ったのですごくいいライブができました。

ーその場にいたお客さんも最高だったと思います。そして、5月23日に初の両A面シングル『SUMMER BREEZE / スタンドバイミー』をリリースされます。前回のアルバム『FOOLs』では「俺たちと一緒に馬鹿になって楽しもうよ!」だったのが、今作では「俺たちに付いてきて!」に変化したと感じました。まずはこの変化についてお聞きしてもいいですか?

牧: これまでは、俺らも輪の中に入って一緒に馬鹿騒ぎして楽しむ感覚でいたんですけど、それをやっていく上で誰かが先導を切らなきゃいけない、誰かが率先して楽しさを生まなきゃいけないなと思ったんです。そうなった時に、例えば今日のライブを楽しんでいいんだよとファンへ提示するには、僕たちが一歩前に出てこっちにおいでという感覚を持った方がいいなと。それだけでなく、普段の生活の中でどれだけ自分たちの音楽が聴かれるのかも意識して書きました。1年365日の中でライブへ行く日の方が少ないですよね。だから、ライブだけで聴かれる音楽にはなりたくなくて。流行り廃りもあれば好みもある中で、しっかり何年も残っていく曲を作りたいと思っています。「よし聴こう!」じゃなくて、何気なく聴くという感覚が持てる曲を作りたい気持ちが、『スタンドバイミー』にはありました。先に2曲目の『スタンドバイミー』を書いたんですよ。

ーそうなんですね。『スタンドバイミー』は「こっちにおいで」感が分かりやすく歌詞に書かれていますよね。<僕について来て>という言葉を多用していますし…

牧: その言葉は4回出てきますから、メチャメチャついてきて欲しい(笑)。僕は大分出身なんですけど、東京って地方出身者が多いですよね。彼らは最初すごく不安だから、居場所や自分がホッとするものを探すんです。そういう人たちが、この曲を通して音楽以外のところでも自分の居場所を見つけられる、勇気が持てたらいいなというのはあります。

ー跳ねるリズムが背中を押してくれるような気がします

牧: 僕らの持ち味であるシャッフルビートをドラムで入れ、歌がしっかり入ってくるように楽器の音をなるべく減らしました。ピアノはメロディではなくリズムとして使っていて、跳ねたリズムから心が弾んでいく感じを持ってもらえるよう意識したので、それが伝わってくれたらうれしいです。

ー確かにピアノの音が印象に残ります。この曲の後に書かれたという『SUMMER BREEZE』は、すごく爽やかで夏の曲だなと。青春って感じもしました

牧: 僕は学生の頃からすごく夏が好きで、部活でめちゃ汗をかいた後、みんなでホースを持って水をかけ合うのがすごく気持ち良かったし楽しかったんですよ。それを想像しつつ、『スタンドバイミー』の後に書いたので、連動というか同じ感覚で歌詞を書いていて、自分の安心できる場所を見つけるために仲間や友達、家族、自分の大切な人ができた方が絶対に楽しめるよと。僕もメンバーやスタッフ、バンド仲間たちとライブや音楽以外のところで遊びに行ったり食事へ行って、お互いに悩み相談をするわけですよ。そこで「よし頑張ろう!」という気持ちになれる関係ってすごくいいなと。お互いに切磋琢磨し合える仲間を作った方がいいと思うんですよね。そういう気持ちを持てるようにというのと、夏というところから清涼感は意識しました。

ーさらにキャッチーで疾走感もあります。仲間の部分は歌詞からすごく伝わってきます

牧: 『平成ペイン』でもそうでしたけど、僕らの世代は子供の頃からグループ活動が多くそれに慣れている。一人で頑張らなくていいから誰かに任せちゃうという悪い部分を言われがちですが、僕は逆でそれぞれが好きに楽しんで思いっきり自分の感情を爆発する人が集まれば、これまで一人では出せなかったものが出てくると思うんです。そういうプラスプラスの状態で輪になってぶつかっていけば、すごくいい時代が来るんじゃないかと思うので、そういう気持ちを歌詞に込めました。

ーサウンド的にもサビ前の転調が曲に勢いを与えているなと感じました

牧: 『平成ペイン』では一つ段階を踏んでから転調していたんですよ。今回はそれを抜きにしてバーンって転調してサビに入るので新しいアプローチでしたね。

ー疾走感にも繋がってるのだと思います。そして3曲目は…

牧: (柳沢)進太郎(Gt)の曲です。

ー柳沢さんの曲は確か今回で3曲目ですよね

牧: そうですね。これまでの3曲の歌詞は3部作になってるそうです。『FOOLs』収録の『ストレンジャー』が1作目、今回の『Penetration』が2作目、『おはようカルチャー』収録の『12:25』で完結。発表順と時系列は違うんですが、歌詞の主人公は同一人物と言ってました。

ーメンバーが曲を書いて歌うことができるのは、バンドの側面が見られて面白いですね

牧: そうですね。進太郎の曲の時、僕はギターを弾くことがメインになるので、それってバンドとして面白いなという感じでやっています。

ーそして先に公開されているミュージックビデオも拝見しました。『スタンドバイミー』での風船はガチなんですね

牧: あれはマジで怖かったです(笑)。最初はもっと顔のすぐ近くに風船があったので「ムリムリムリ!絶対に怪我するよ」と言って、ちょっと上げてもらったんですけど怖くて。だから、半分顔を布団に隠してました(笑)。

ーYoutube版ではあのシーンだけ生音でそれが伝わってきました(笑)。『SUMMER BREEZE』の方は演奏がメインでしたね

牧: 前の作品と同じ監督さんだったんですけど、今回初めてその監督さんで演奏をメインに撮りました。出来上がりを見たらすごく良くて、幅が広がったなと思いました。

ーそして、完全限定生産盤に付くDVDはいろいろな映像が入っていて豪華ですね

牧: ミュージックビデオとそのドキュメンタリー、『FOOLs』リリース日のライブから数曲のライブ映像と結構たっぷりですね。なかなか裏側って見られないですから、ドキュメンタリーは面白いと思います。僕もアーティストのドキュメンタリーが好きなんですよ。以前、oasisの『supersonic』というドキュメンタリー映画を見たんですけど、インディーズの頃の映像もあってびっくりしました。メンバーがホームカメラで撮った楽屋の様子やホテルでの様子を見てゾクゾクしたので、俺らも今のうちにいっぱい撮っておいた方がいいなって。

ー間違いないですね。さらに、先日のツアーファイナルで発表された『秋のハーベストツアー』が9月から始まります

牧: 秋の収穫祭ですね。

ー東京と大阪は野音、その後は対バン形式で全国を回りますが、相手は春とは違う人たちになりそうですか?

牧: 先日終わったツアーでは、いまシーンを作っている友達のバンドが多かったんですけど、次は逆にこれからシーンを作るであろうバンドを僕らが選んで、一緒にやって狩り取ってやろう、収穫してやろうという気持ちでいます(笑)。

ーなるほど(笑)。春のツアーを見に行ったファンも楽しめそうですね

牧: 新曲も今録っているので、秋のツアーではどんどん出していきたいと思っています。

ーそれは楽しみです。では最後に、5月23日リリースのシングルを楽しみにしているファンへ向けてメッセージをお願いします

牧: このシングルは、次のアルバムに繋がっていくひとつのストーリーの始まりになっていますので、ぜひ手に取って聴いてその幕開けを感じてもらえればと思います。よろしくお願いします!

go!go!vanillas 『SUMMER BREEZE』Music Video

go!go!vanillas 『スタンドバイミー』 Music Video

■リリース情報

『SUMMER BREEZE / スタンドバイミー』
両A面Single
2018.5.23 発売
完全限定生産盤(CD+DVD) 1,800円(+tax)
通常盤(CD) 1,200円(+tax)

■LIVE情報
go!go!vanillas「秋のハーベストツアー」
~野音狩り編~
09月22日(土) 東京 日比谷野外大音楽堂
09月30日(日) 大阪 大阪城音楽堂
~ハンター編~
09月28日(金) 富山 MAIRO
10月08日(月祝) 愛媛 WstudioRED
10月10日(水) 愛知 名古屋CLUB QUATTRO
10月11日(木) 静岡 SOUND SHOWER ark
10月16日(火) 北海道 札幌PENNY LANE24
10月18日(木) 宮城 darwin
10月19日(金) 山形 山形ミュージック昭和Session
10月25日(木) 岡山 YEBISU YA PRO
10月27日(土) 鹿児島 CAPARVO HALL
10月28日(日) 福岡 DRUM LOGOS
※各公演対バンあり

■オフィシャルWEB
http://gogovanillas.com

■プロフィール
牧 達弥(Vo/Gt)、長谷川プリティ敬祐(Ba)、ジェットセイヤ(Dr)、柳沢進太郎(Gt)の4人からなる新世代ロックンロール・バンド。様々なジャンルを呑み込んだオリジナリティ豊かな楽曲で聴く人を魅了し、ライヴでは強烈なグルーヴを生み出す。2013年1月、7inchシングル『人間讃歌/アクロス ザ ユニバーシティ』をSEEZ RECORDSよりインディーズで初リリース(完売)、7月のアルバム『SHAKE』がタワレコメンに選ばれ、注目を浴びる。その後、インディーズ・シングル2作を経て、2014年11月5日、Victor/Getting Betterよりメジャー1stアルバム『Magic Number』をリリース。2015年4月にメジャー初シングル『バイリンガール』をリリース、発売日に東名阪を1日でまわるフリーライブを行う。2016年2月には2ndアルバム『Kameleon Lights』を発表。バンド史上最長となる全国ツアー全24公演を敢行。7月にはTHE BAWDIESとのスプリット・シングル『Rockin’ Zombies』をリリースし、10月に同バンドとのスプリットツアーを成功させた。2017年1月にはホリエアツシ氏(ストレイテナー)をプロデューサーに迎えたシングル『おはようカルチャー』を発表、同ツアーでは初のZepp Tokyoワンマン公演を含む全会場がソールドアウト。5月にはフジテレビ・ドラマ主題歌となるシングル『平成ペイン』をリリース。同年7月に3rdアルバム『FOOLs』をリリースし、全25公演の全国ツアーを完走後、2018年3月よりアンコールツアーを開催し、全公演がソールドアウト。そして、5月23日に初の両A面シングル『SUMMER BREEZE / スタンドバイミー』をリリース。

関連キーワード

RANKING

RECOMMENDED

KEY WORD

WRITER


トップへ