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ライター ツボイ

2018.6.7

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ISAAC 1st Full Album『イノセントリードドドドープエモポップス』インタビュー

「一番大好きなエモという音楽を、どうやってキャッチーでポップにするかがテーマ(真田)」

豊橋発の4ピースバンドISAACが、待望の1stフルアルバム『イノセントリードドドドープエモポップス』を5月23日にリリースした。ライヴの定番と言える6曲に新曲7曲を加えた全13曲は、キャッチーでポップなロックサウンドにユニークな歌詞を乗せた彼ららしさ全開の内容となっている。大好きなエモという音楽を幅広い世代へ伝えたい。その意思を感じた今作について、真田修壱(Vo/Gt)、平山裕一(Ba/Cho)、石黒建晋(Gt/Cho)の3人に話を訊いた。

―1stフルアルバムのリリースおめでとうございます!念願だったのではないですか?

真田修壱(Vo/Gt): そうなんです。初なので結構気合が入っています。

平山裕一(Ba/Cho): 何度もリリースしてきたんですけどね。でも、フルアルバムは感情が高まります。

―その作品を聴かせていただきました。ユニークな歌詞をキャッチーなメロディに乗せて真面目に歌っていて面白い。それがISAACの特徴だと思います。1曲目『イッキューイフユーキャン』からその“らしさ”全開ですね

真田: まさにその通りです。まさか、<とんちんかんちん>と歌うとは思いませんでした(笑)。

平山: 僕が歌詞を書かせていただいたんですけど、書きながらドMだなと。キャンペーンで僕が一休さんの格好する姿が頭に浮かんじゃって(笑)。そこから吐き出した言葉が、<とんちんかんちん>だったんです(笑)。

真田: お前が考えたみたいに言ってるけど、パクってるからね(笑)。歌詞は、新入社員が上司からパワハラを受けていて、それを心の一休さんが救ってくれる内容になっているんですが、それをめっちゃ想像して歌いました。一休が救ってくれるって(笑)。

―実はそんなテーマがあったんですね

真田: ミュージックビデオがそっちのテーマになっているので、観ていただければ一発で理解いただけると思います。

―このあと観ます。タイトルで思ったのですが、『ダンサーインザ野球拳』も同じ方向性ですよね

平山: 意識はしていないんですけど、映画が好きだしサブカルや昔の面白いものも好きなので、それが合わさって曲を書くことに最近気付きました。『イッキューイフユーキャン』は、『キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン』というディカプリオが出ていた映画、『ダンサーインザ野球拳』は映画『ダンサー・イン・ザ・ダーク』から来ているので。

真田: “ダンサー・イン・ザ…”ときたら、もう“ダーク”しかないでしょ(笑)。何で野球拳?ってなりますよ。

―確かに(笑)。歌詞を読みましたが、ちゃんと野球拳のことを書いているんですよね

真田: この曲も含め今回は曲のテーマがはっきりしているものが多いですね。一休さんだったり、童謡のうさぎとかめとか。

―その歌詞の世界観をちゃんとサウンドで表現しているので、イメージもしやすいです

真田: 言葉と楽曲のリンクはかなりこだわって制作しています。

平山: 本当にそこを一番考えていますね。

真田: 僕らが一番大好きなエモという音楽を、どうやってキャッチーでポップにするかがテーマです。エモすぎるとマニアックになったり、コアな音楽に分類されてしまうので、それをいかに分かりやすくキャッチーに伝えるかがテーマですね。

―そのエモも同期を使うなど幅広いなと思いました。アイデアはどこから出てくるんですか?

真田: 楽曲を作っていく中でISAACの音楽の幅がどんどん広がっていって、レコーディング中にやりたいとを思いついちゃうんですよ。だから、実はこの『イノセントリードドドドープエモポップス』をレコーディングしている時も、次はこんなことをやりたいと思いながら作っていました。

―レコーディング中に変えたこともあります?

真田: あります。ベースとドラムでまず曲を録って、その後に僕らギターがレコーディングするんですが、勝手にアレンジが変わってるんですよ(笑)。

―勝手になんですね(笑)。ちなみに今回の収録曲ではどれが一番変わりました?

石黒建晋(Gt/Cho): 『ダンサーインザ野球拳』は最初全然違ってたよね。完成を聴いて、あーこうなったんだという感じです。

真田: でも土台は変わらないです。ここが一拍減ったとか、ここでブレイクするとかそれぐらい。小節数とかは変わってないですね。

平山: 『ジョーカー』も結構ギリギリまで悩んでなかった?テンポ感とか。

真田: 悩んでたね。

石黒: テンポが変わるのは初めてだったかな。

―『ジョーカー』の展開は面白いですよね

真田: 始めのテンポから二番で落ちて、それでまた戻るという。そして、間奏で<神のおつけげが…>となりますからね。その間奏も、何もせずバッとやったら普通にカッコいい曲なんですけど、「またやりやがったなこいつら」って思われたくなっちゃってますね(笑)。

平山: 本来は「ゴリゴリのロックバンドだぜ」と思ってるんですけど、クセになってはきています(笑)。

真田: 求められているなと(笑)

―そういう空気感があるんですね(笑)。そういう曲もあれば『man in the mirror』のような真面目な曲もあって

石黒: この曲は何もしていない曲というボケ…

真田: という風になるんじゃないかという(笑)。

―なるほど(笑)。テンション感も他とは違いますよね

石黒: 以前はこういう感じだったんです(笑)。

真田: この曲の土台を作ったのは10年ぐらい前なんですよ。それを今アレンジして演奏するのは面白かったですね。これが一年前だったら出来なかったかもしれない。まだISAACとしてまとまってなかったので。何をしてもISAACになるんだということが分かった今だからこそできた曲だと思います。

平山: 本当に結果に結びつかなかった時があったんですよ。その時から自分たちで試行錯誤して光を求めていった結果、こうなっていると(笑)。探して探して道を選んできていま立っている場所がこうなっているということです。

石黒: この作品の中では『ファイヤーバード』が一番古くて、その頃はこんな感じで真面目に楽曲を作っていたんですが、『スーパーナチュラルスーサイド』を出した時に、引かれるかもしれないけど手振りを入れてやってみようと。そうしたら、みんな意外と楽しそうだったんです。そっちの方がライブも楽しいんじゃないかとなって、今回はそこから派生した曲が多いですね。

―その楽しさでいうと『club KNOTのうた』は振り切っていますね

真田: 歌詞は住所と電話番号だけですからね

―この曲ってユニコーンの『CSA』のオマージュなのかなと思ったのですが…

真田: まさに『CSA』のオマージュです。本当にユニコーンが好きで、ユニコーンみたいなスタンスのバンドになりたいよねと。

平山: その会議がバンド内で行われて…。

石黒: ISAACというバンドはどういう位置付けなんだとみんなでめっちゃ話をして、辿り着いたのがユニコーンだったんです。

真田: そこから僕らなりの『CSA』をやりたいねとなって、住所だったら他のライブハウスへ行った時に住所を変えて歌えるしすごくいいじゃんとなり、2時間だけスタジオに入って録りました。最初はアルバムに入れていなかったんですけど、入れちゃおうぜと最後に入れました。いま思うと入れて良かったです。

石黒: ユニコーンはメタルだったのでメタルじゃなく自分たちがやらなさそうな…

平山: ハードコアで。ちなみに僕が歌っています。

―そこかがいいですね。ユニコーンでいう阿部さんみたいで。そして最後の曲もQUEENの『We Will Rock You』のオマージュですよね

平山: 分かります?

―イントロで気づきました(笑)

平山: 俺たちのアンセムみたいな曲がほしいなと思っていて。長くバンドをやってきて、職業バンドマンとして、俺たちの年代やターゲットとしている若い人たち、さらに年上の人も聴いてくれる中で、みんなを応援するみんなのアンセムになる曲をどうしても作りたいなと思ったら、『We Will Rock You』だなって(笑)。同じコード感でずっといって、最後全員で終わって終わり!これをやりたかったんです。

―歌詞にはメッセージ性もありますし、色々やっても最後キレイに終わるいい作品ですね。そのタイトルが『イノセントリードドドドープエモポップス』。正直思いつきか勢いで決めたのかなと思ったのですが…

平山: 意味はありません(笑)。付けるとするならば、三河の言葉で「ド上手い」「ドかわいい」という強調する“ド”があって、それを音感的に波が打ち寄せてくるようなすごいドープ。無邪気だけどどっぷりドープなエモなんじゃね?という意味です。人の頭の中に残るようなタイトルは?となると、こうなっちゃいますよね(笑)。

―そういう意味があるんですね。そして今作のツアーが豊橋のサーキットからスタートしますが、準備はいかがですか?

真田: 新しい曲たちをライブでまだやれていないので、早くやりたくてうずうずしてるんですよ。ツアーは新しい曲がメインになるので、いろいろ準備しています。まだ俺たち単体だけでのワンマンはできないので、地元バンドマンと各所のバンドマン、帯同してくれるバンドマンとで一緒に各会場へ騒ぎに行こうかなと思っています。

―このアルバムを聴くとすごく楽しみになります。では最後にこのライブへ行こうか迷っている人もいると思います。そう人たちへ向けてメッセージをお願いします!

真田: 結成3年半でこのアルバムをリリースできたのは、皆さんの支えがあったからこそ。タイトルに負けないぐらいパンチのある13曲が入っています。僕らのライブは手振りなどライブパフォーマンスにもこだわっているので、そういうCDだけでは体感できないものをライブ会場で一緒にやりたいですね。まずはこのCDを聴いて、ライブへ足を運んで、俺たちと一緒に遊んでほしいなと思っています。

平山: ライブで初めて俺たちのことが分かる!

ISAAC『イッキューイフユーキャン』 Music Video

■リリース情報

『イノセントリードドドドープエモポップス』
1st Full Album
2018.5.23 発売
2,500円(+tax)

■LIVE情報
ISAAC ドドドドッツアー
6月17日(日) 愛知 豊橋THC MEETING 2018
6月18日(月) 神奈川 横浜BATSIS
6月19日(火) 千葉 千葉LOOK
6月21日(木) 茨城 水戸LIGHT HOUSE
6月22日(金) 宮城 仙台MACANA
6月24日(日) 千葉 柏DOMe
6月30日(土) 静岡 浜松FORCE
7月09日(月) 福岡 福岡Queblick
7月10日(火) 福岡 小倉FUSE
7月11日(水) 広島 広島CAVE-BE
7月13日(金) 岡山 岡山CRAZYMAMA 2ndRoom
7月14日(土) 三重 四日市CHAOS
7月20日(金) 愛知 安城Radio Club
7月22日(日) 岐阜 柳ヶ瀬Ants
7月29日(日) 愛知 名古屋RAD SEVEN
8月04日(土) 静岡 浜松G-SIDE
8月17日(金) 新潟 新潟CLUB RIVERST
8月18日(土) 富山 富山SoulPower

FINALシリーズ
9月02日(日) 愛知 名古屋APOLLO BASE
9月09日(日) 東京 渋谷TSUTAYA O-Crest
9月24日(月祝) 大阪 アメリカ村DROP
9月30日(日) 愛知 豊橋club KNOT ※ツアーファイナル

■オフィシャルHP
http://isaacweb.info

■プロフィール
真田(Vo)、石黒(Gt)、河合(Dr)は、noteでメジャーデビューを果たし、シングル3枚とアルバム1枚をリリース後、解散。平山(Ba)は、ARUのボーカルとして度重なる全国ツアーを経験し、東名阪ワンマンをもって活動休止する。そして、真田が幼馴染でもあった平山をベーシストとして誘い、ISAACの前身バンドとなるThe ChronoHEADを結成。3枚のアルバムを全国リリースし、全国にその名を轟かせていたが度重なる方向性の話し合いの結果、2015年にバンド名をISAACへ改名。4枚のライブ会場限定でもシングルを発売後、2016年5月にISAACとして初となる全国リリース盤『アップるエモインストール』を発売。レコ発ツアーを全国25箇所廻る。2017年には2枚のシングルを配信&会場限定でリリース。年間100本近いライブを展開。地元豊橋で開催した「ザックフェス」はソールドアウト。葛藤を繰り返しながら辿り着いた彼らの楽曲は、激しさの中にも温もりを感じ、こだわり抜いた旋律と歌詞に、全国で話題沸騰中。

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