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INTERVIEW 旬のアーティストインタビュー

2016.10.27

『わかってんだよ』で表現した真っ直ぐなキュウソネコカミ

「音楽性も『14の夜』と一緒に戻ってきた感じ(ヤマサキ セイヤ)」

あのキュウソネコカミが、遂に映画の主題歌を書き下ろし!その10月26日にリリースされたシングル『わかってんだよ』は、青春パンクっぽいストレートな楽曲となっている。そして、既にライブでも披露されているファンにとって待望の曲でもある。名曲の予感漂うこの曲が生まれた背景について、ヤマサキ セイヤ(Vo/Gt)とヨコタ シンノスケ(Key/Vo)の2人にインタビュー!

取材・文 坪井

ー10月26日にリリースされた3rd シングル『わかってんだよ』は、キュウソネコカミ初の映画主題歌です。この映画『14の夜』の主題歌のお話をいただいた時の心境からお聞きしてもいいですか?

ヤマサキ セイヤ(Vo/Gt): 映画のお話を頂いた時は、いろいろなバンドが出した曲の中から監督さんが選ぶコンペなのかなと思っていたんですが、キュウソ指名だったので驚きました。俺たちのことを知っていてくれたことがめっちゃうれしかったですね。

ー主題歌の『わかってんだよ』はその映画のお話をいただいてから作られたんですか?

ヤマサキ: そうですね。脚本を読んで書きました。

ーその脚本を読んでどう感じました?

ヤマサキ: 曲ができなくて落ち込んでいた時に主題歌のお話をいただいて、『14の夜』の脚本を読みました。その内容が、上手くいかなくて悔しいという青春の主人公で、自分と重なるところも多く、ぱっと『わかってんだよ』のサビができたんです。

ー映画は、レンタルビデオ屋でAV女優・よくしまる今日子のサイン会が開催される。1987年の田舎町を舞台に、性への妄想を膨らませる中学生たちの姿を、バカバカしくも真面目に描いた青春劇ですよね。脚本を読んでお2人の14歳の頃と重なるところもあります?

ヤマサキ: レンタルビデオ屋の18禁コーナーに入れない心境がめっちゃ分かるんですよ。俺にもそんな頃あったなぁって(笑)。

ヨコタ シンノスケ(Key/Vo): 18禁コーナーの表側にある棚のDVDをひとつ抜いたら、そのコーナーに置いてあるパッケージの裏面が少し見えたんです。それをみんなで共有していました(笑)。

ヤマサキ: 『14の夜』の内容は、まるで自分のことのようにリンクする部分が多いですね。

ー自分とリンクする部分が多い内容とはいえ、映画の主題歌を書き下ろすことは難しくなかったですか?

ヤマサキ: 初めてのことだったので、難しかったのか難しくなかったのかは分からないですね。出来た曲を採用していただきましたし、監督さんにもかなり褒めていただいたので、良かったなと。

ヨコタ: 監督さんは俺らの曲を知ってくれていて、こんな感じの曲でお願いしますと言われた曲が、3rd アルバム『人生はまだまだ続く』に入っているボーナストラックの曲だったんですよ。その曲はストレートに思いの丈をぶちまけている曲だったので、『わかってんだよ』はストレートな感じで作りました。

ーそうなんですよ。『わかってんだよ』は、キュウソネコカミのイメージとはちょっと違う曲なんですよね。やっぱり映画の主題歌という点が大きいのかなと

ヤマサキ: どうやろ。ただ、戻ってきた感じはありますね。中学高校の頃は青春パンクをめっちゃ聴いていて、大学に入ってからUKロックなどを聴くようになって。そしてキュウソを始めたんですが、『わかってんだよ』は中学の頃に聴いていた青春パンクっぽさがあるので、15歳の頃に戻ったみたいな。音楽性も『14の夜』と一緒に戻ってきた感じです。

ー先ほど「ぱっとサビができた」とおっしゃっていましたが、歌詞は先に出来たサビから広げていったんですか?

ヤマサキ: そうですね。脚本を読み込んで、自分が体験したこととリンクする部分を歌詞にしました。自分の知らないことを歌詞にすると、歌に嘘が入ってしまう。ストレートな曲なのに、そこは脚本に寄せましたと言うと嘘っぽくなる。だから、脚本と自分の体験がリンクするところをとって歌詞を書きました。

ー特にどの詞に自分らしさが出ています?

ヤマサキ:「なんでお前は頑張れてるんだよ なんでそんなに認められてんだよ」は、よく思うことですね。俺はあまり頑張れる方ではないので、頑張れるヤツを見るとすごいなと思うんですよ。

ーセイヤさんのその感じは、キュウソの歌詞に表れていますよね(笑)。今作のタイトル『わかってんだよ』は、どのタイミングで決まったんですか?

ヤマサキ: 結構後ですね。曲が出来て4ヶ月以上経ってからです。僕はタイトルを付けるのが1番最後なんですよ。だからメンバーも全員タイトルは知らなくて、ミックスやマスタリングの時に知るみたいな(笑)。

ヨコタ: こんなタイトルなんだみたいな(笑)。今作もライブで歌っていましたが、ずっと『映画(仮)』でした(笑)。

ータイトルは決まっていなくても『わかってんだよ』はライブで既に披露していたんですね

ヤマサキ: そうなんです。

ヨコタ: この曲は4月ぐらいからライブで歌っていました。

ーお客さんの反応はいかがでした?

ヤマサキ: 聴いたことないのに泣いていましたね。

ヨコタ: そうだね。僕らはいつもとりあえずライブで新曲を演奏して、Twitterで曲の評判をチェックするんです。その反応がイマイチだったら変えるんですが、今回の曲は自信があって、ストレートにぶつけてみたら、いつもより評判が良くて。俺らはいい曲だと思っていたけれど、お客さんもそう思うんだと知れてうれしかったですね。だから、最初からほとんど変えていません。ライブで歌い始めてから変えていない曲は珍しいですね。

ーいつもライブでお客さんの反応をみながら曲を変えていくんですか?

ヨコタ: そうですね。だいぶ変えますね。

ヤマサキ: ウケないと嫌なんですよ(笑)。

ヨコタ: ウケないとしっくりこないんですよね。あれっ?思っていた景色と違うぞみたいな(笑)。

ヤマサキ: だから迷走することが多い。去年リリースした『MEGA SHAKE IT!』がその極みで、披露しては変え、披露しては変えを繰り返していました。よくライブに来てくれる
お客さんから「また変わってる!」って(笑)。

ーライブで曲を完成にもっていくんですね

ヨコタ: そういうことの方が多いですね。

ヤマサキ: 今作で言うと、3曲目の『こみゅ力』がその流れですね。

ー『こみゅ力』は、これぞキュウソという曲ですが、かなり変えたんですか?

ヤマサキ: そうですね。かなりライブで披露したんですが、マジで迷走しました。

ヨコタ: 4日間のうちに3回も変えました。その結果、原型がイントロ以外残っていないという(笑)。

ヤマサキ: でもこの曲が迷走したおかげで『わかってんだよ』のサビができたので、いま思うとありがたいですね。

ーなるほど。悩んでいたタイミングで『わかってんだよ』のような曲が出来たことは、自信にもなりますよね

ヤマサキ: そうですね。『こみゅ力』が迷走状態になった時は、曲に入り込んでしまって全く曲ができなかったんですが、『わかってんだよ』がバンと出来たら、またいろいろな曲が生まれるようになったんです。『こみゅ力』と『わかってんだよ』があったので、今がまた楽しいなという感じはありますね。

ー今が1番いい感じの時なんですね。今作は映画の主題歌ということもあり、この曲をきっかけにキュウソを知る人も増えそうですね

ヤマサキ: 増えてほしいですし、何より映画が流行ってほしいです。試写へ行ったスタッフがめちゃくちゃ良かったと言うので、俺も早く観たいんですよね。

ヨコタ: 僕らの曲はメタっぽい歌詞が多いので、世界観のある曲はあまり作らなかったんですが、でも映画という世界観が付いてくれたおかげで、その感じが出せますよね。歌詞はセイヤのことなんですが、映画を観た人からすれば映画のシーンを思い出す曲になるだろうし、そういう曲が出来てうれしいです。広がる予感がしますね。

ー確実に広がると思います。そして、ワンマンツアーが11月から始まります。38本は多いですよね。これまでに行ったことのない街へも行くんじゃないですか?

ヨコタ: 三重、佐賀、宮崎、岐阜は初めてですね。今回で全ての都道府県へ行ったことになります。僕らはテレビに出たり、東名阪など9都市を回っているバンドが似合わないと思うんですよ。出来る限り生でライブを体感してもらえるように、日本全国を回ることをインディーズの頃からやっています。

ーやっぱり地元にキュウソが来るのはうれしいと思うんですよ

ヤマサキ: どんな曲を演奏しようか考えるのも楽しいですね。今回のために赤い靴も新調しましたし、完璧です。かかってこい!ですよ。

ヨコタ: 地方のパワーはすごいですから、期待しています。

ーでは最後に『わかってんだよ』を聴いてくれる、そしてライブへ来てくれるファンへ向けてメッセージをお願いします

ヤマサキ: 言いたいことは全部CDに入っているし、全部ライブで言うので、CDを聴いてライブに来い!

ヨコタ: キュウソのイメージを、このインタビューで分かった気になるなよ!曲を聴いて、ライブを観に来いよ!

キュウソネコカミ「わかってんだよ」MV

■リリース情報

『わかってんだよ』
3rd Single
2016.10.26発売
初回限定盤(CD+DVD) 1500円(+tax)
通常盤(CDのみ) 1000円(+tax)

■LIVE情報
DMCC REAL ONEMAN TOUR 2016-2017 ~ボロボロバキバキ クルットゥ!ツアー~

2016年
11月15日(火) 千葉 千葉LOOK
11月17日(木) 埼玉 HEAVEN’S ROCKさいたま新都心VJ-3
11月19日(土) 山梨 甲府CONVICTION
11月21日(月) 三重 松阪M’AXA
11月25日(金) 富山 富山MAIRO
11月27日(日) 新潟 新潟LOTS
11月29日(火) 北海道 札幌PENNY LANE24
12月01日(木) 北海道 帯広MEGA STONE
12月02日(金) 北海道 北見ONION HOLL
12月04日(日) 北海道 旭川CASINO DRIVE
12月09日(金) 佐賀 佐賀GEILS
12月11日(日) 広島 広島CLUB QUATTRO
12月13日(火) 熊本 熊本Be.9 V1
12月17日(土) 長野 長野CLUB JUNK BOX
12月19日(月) 静岡 清水SOUND SHOWER ARK
12月21日(水) 和歌山 和歌山CLUB GATE

2017年
01月07日(土) 東京 新木場STUDIO COAST
01月09日(月) 宮城 仙台Rensa
01月13日(金) 福岡 福岡DRUM LOGOS
01月15日(日) 鹿児島 鹿児島CAPARVO HALL
01月17日(火) 宮崎 宮崎SR BOX
01月19日(木) 高知 高知X-pt.
01月21日(土) 香川 高松festhalle
01月23日(月) 山口 周南RISING HALL
01月27日(金) 愛知 名古屋DIAMOND HALL
01月29日(日) 石川 金沢EIGHT HALL
01月31日(火) 大阪 なんばHatch
02月04日(土) 秋田 秋田club SWINDLE
02月06日(月) 岩手 盛岡CLUB CHANGE WAVE
02月08日(水) 福島 郡山CLUB #9
02月10日(金) 茨城 水戸LIGHT HOUSE
02月12日(日) 群馬 高崎club FLEEZ
02月16日(木) 鳥取 米子AZTiC laughs
02月18日(土) 愛媛 新居浜JEANDORE
02月20日(月) 岡山 岡山CRAZYMAMA KINGDOM
02月24日(金) 京都 KYOTO MUSE
02月26日(日) 岐阜 岐阜club-G
02月28日(火) 兵庫 神戸Harbor Studio

試練のTAIMAN TOUR 2017

2017年
03月23日(木) Zepp Sapporo
03月25日(土) 仙台PIT
04月12日(水) Zepp Nagoya
04月13日(木) Zepp Nagoya
04月18日(火) Zepp DiverCity
04月19日(水) Zepp DiverCity
04月24日(月) Zepp Osaka Bayside
04月25日(火) Zepp Osaka Bayside

■オフィシャルHP
http://kyusonekokami.com/

■プロフィール
2009年12月、大学の軽音楽部内で就職活動に敗れた者達を中心に兵庫県西宮で結成。ヤマサキセイヤ(Vo/Gt)、オカザワカズマ(Gt)、カワクボタクロウ(Ba)、ヨコタシンノスケ(Key/Vo)、ソゴウタイスケ(Dr)による5人組バンド。2012年3月に1stフルアルバム『10代で出したかった』、12月に2ndフルアルバム『大事なお知らせ』、2013年10月に1stミニアルバム『ウィーアーインディーズバンド!!』を発表する。そして、2014年4月1日、ビクターに入団。6月18日に2ndミニアルバム『チェンジ ザ ワールド』をリリース。2014年に出演したフェスやイベントでは、入場規制がかかるなど注目度の高さを証明し、メジャーにフィールドを移したあとも精力的に活動している。2015年1月14日に3rdミニアルバム『ハッピーポンコツランド』を、10月21日にフルアルバム『人生はまだまだ続く』をリリース。2016年8月3日にリリースした2ndシングル『サギグラファー』に続き、10月26日に映画『14の夜』の主題歌『わかってんだよ』をリリースした。

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