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ライター ツボイ

2018.6.28

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POT 3rd Single『Love the life』インタビュー

「この曲を聴いて、“マイナスなこともあるけど明るくいこう”と、思える人が一人でも増えたらうれしいです(よっぴー)」

多くの大型フェスに出演し、日本全国にファンを増やし続けているPOT。彼らが6月20日に3rdシングル『Love the life』をリリースした。その今作は、背中を押すのではなく、肩を貸し合って一緒に前へ進もうぜという相手に寄り添った応援歌となっている。バンド初となるバラード曲も収録された今作についてメンバー全員に話を訊いた。

―6月20日リリースのシングル『Love the life』を聴かせていただきました。前向きな曲が詰まったPOTらしいシングルですが、今回はそういうテーマをもって作られたんですか?

織田(Vo/Gt): この1枚に対してのテーマ性は全く考えていなかったですね。

よっぴー(Vo/Ba): タイトルの『Love the life』も4曲が完成してから付けたので、特にテーマはなかったです。

まこと(Dr): 曲作りはずっとしていて、今回できた曲の中から選ばれたのがこの4曲だっただけですね。

―なるほど。1曲目の『Supra』から背中を押してくれる曲ですが、歌詞にどのような思いを込められました?

織田: 前向きな歌詞がバンドのイロでもあるし毎回そういう感じで作っているんですが、今回は曲を聴いて元気になってほしいという思いが結構強く出ています。でも強制じゃなくて、僕らもそんなに上手くいっていないけど一緒に行こうぜ!という感じです。

よっぴー: めっちゃ険しい山頂から呼ばれるより、横で肩貸して一緒に歩くみたいなことです。

―この曲のポイントは終盤の歌詞にある<“1つずつ前に”>だと思うんですが…

よっぴー: そうです!ここだけ全員でシンガロングしているんですよ。

―この部分だけでなく、ライブでお客さんが一緒に声を出す部分のある曲ですよね

よっぴー: <“Yeah”>とかあるもんな。

よしくん(Vo/Gt): そこは全員で歌えたらいいですね。

―続いて2曲目の『Dawn』は夜明けという意味ですよね。この曲でいいなと思ったのが、<明日を迎えに行こう>という歌詞。夜明けを待つんじゃなくて自分から迎えに行くというところが前向きでいいなと

織田: 動かなかったら何も起きないじゃないですか。だから、シンプルに動けと。自分から動けば、良い悪いはあるけど必ず何かあると思うから面白いぞということですね。

―何よりも自ら動くことが大事だということですね。そして3曲目の『Hang in there』も前2曲に続いて応援歌。この曲は幅広い層に届きそうな曲調ですね

よっぴー: この曲はドラムのまことがプレゼンできます。

まこと: 僕はドラム以外の楽器ができないので曲作りは一切できないんですけど、曲の展開を考えるのは好きなんです。この曲を聴いたときに、頭の中でサビがこうなったらめっちゃいいやんと閃いたので、それをスタジオへ行った時に話したら、みんながいいねと言ってくれて。

―どのような応援歌をイメージされたんですか?

まこと: ツイッターのリプライで「POTの曲を聴いて頑張れました」、「辛い時期にずっとこの曲を聴いて耐え忍んでいました」とか、「思い切って仕事を辞めて次の人生に進む決断ができました」と言ってくれる人がいて、これってバンド本望だなと思ったんです。そういう人を勇気付けられる応援歌が作りたいなと思っていたら、この曲がきたので「これや!」と。だから、いろんな人に届いてほしいです。ライブとか一切関係ないところにいる人にも。

―ちなみに、僕はこの曲の間奏が結構好きです

織田: 前作ぐらいからサウンドにもこだわりたいなと思っていて、普通はサビで転調させてサビを煌めかせるじゃないですか、でもこの曲は間奏だけ転調するという意味のなさが良くて。そういうこだわりがあってもいいかなと。

よっぴー: 一瞬そこで気持ち悪くすることで、サビへ持っていった時の安心感があるよね。

―なるほど。そして最後の曲『シオン』ですが、まさかのバラードですね

織田: ずっとバラード調の曲を作りたかったんですけど、毎回みんなが入れる気分じゃなくなるんですよ。それが3、4年ぐらい続いて、今回シングルを出すとなった時に、バラードを入れようぜとまたなったんです。そういう曲を持っていればPOTを知らない人だけでなく、そもそもバンド好きじゃない層にも届くんじゃないかという話になって作ろうと。内心またなくなるんやろうなと思いつつ、作ってみたらバチっとハマったので出すことになりました。

―バンドがバラード曲を作ることについて皆さんはどう考えられていたんですか?

よっぴー: 今まで何回もボツになってきたのは、ずっと僕らがCDに入れる曲は絶対にライブで戦える曲が良かったからなんですよ。だから、ライブでやれん曲は極力CDに入れたくないみたいな。CDを聴いた人がライブに来たくなる、ライブへ行ってCDを買いたくなるようなライブをしたいので、バラードじゃなくテンポが速くみんなでワチャワチャする曲の方がいいなと。でも、だんだん考え方が変わってきて、暴れている人以外にも手を挙げている人や笑顔の人、無表情でも心の中で響いている人を確認できることが多くなってきたので、ライブでの持ってき方が分かったような気がして。だから、今ならバラードをCDに入れてもいいんじゃないかと。元々バラードをやりたいと思っていたけど、確固たるものがなかっただけなんですよ。『シオン』はバラードやけど、サビはゆっくりとした四つ打ちになっているので、体が勝手にリズムを刻めると思います。

織田: この曲は聴きやすいと思います。僕らを知っている人も僕らを知らない人でも聴けるいい感じの曲やと思います。

よっぴー: 僕らがバラードを入れることによってPOTが路線を変えたなと言われることが3、4年前だったらあったと思うんですけど、今は何も思われないと思います。それぐらいそういう層とも音楽ができてきたので。

―今のタイミングで作るべき曲だったんですね。歌詞の題材はどこからですか?

織田: 僕の中でバラードってラブソングという定義があって、みんなが共感できることはないかと自分の恋愛人生を振り返ったんですけど、そこまで内容がなくて…。

一同: (笑)

織田: ドラマチックな内容がなかったので、妄想というかこういう人がおったらすげえ切ないなと想像して作りました。

―リアルではないんですね

織田: 自分のリアルな体験というよりは想像の方が近いですね。

―なるほど。この4曲で『Love the life』です。最初におっしゃっていましたが、4曲が出揃ってから付けたこのタイトルはどのように決めたんですか?

織田: ボブ・マーリーの名言の一部を使わせてもらいました。

よっぴー: “Love the life you live.”という言葉があって、ツアータイトルはそのままなんですけど、タイトルは“Love the life”だけ切り取りました。「人生を愛そう」という意味ですね。

織田: 30歳手前になって“Love”っていいなと。

よっぴー: 愛と人生って全く違うけど近いと思うんですよね。4曲目はラブソングやし、1曲目は背中を押す、2、3曲目も自分らに寄り添っている人生的な曲なので、このタイトルがいいなとなりました。

―そして、7月12日(木)の名古屋ell. FITS ALLからこの作品のツアーも始まります。全箇所2マンで名古屋はパノラマパナマタウンですが、そもそも2マンはどんな意気込みで臨んでいます?

よっぴー: ケースに寄ると思いますね。僕らがゲストとして迎えられるのか、それとも迎えるのかで。今回は自分らのイベントにゲストとして呼ぶので、仲が良くてジャンルが一緒も楽しいんですけど、今回のパノラマパナマタウンのように知ってるけどあまり対バンもしたことがない、一緒にやったらどうなるかという試みも楽しみですよね。

まこと: 昔の2マンは、ライバルバンドとバチバチでどっちが盛り上げられるか勝負しようというのがあったんですけど、最近は、例えばこの前10-FEETのツアーに呼んでもらった時の2マンなんて僕らが発表される前にソールドアウトしちゃってるので、どんだけ盛り上げられるか、どんだけみんなに響かせるかという自分との戦いでした。10-FEETと戦うんじゃなくて、今日のPOTはどこまでいけるのかという。また、前回のツアーで名古屋で夜の本気ダンスと2マンしたんですけど、その時はフロアが夜ダンですごくいい雰囲気になって、その流れでもっとPOTを楽しもうというバトンをもらったんです。なるほど、そういう2マンもあるんやなと。

よっぴー: 大阪は対バンがTOTALFATなんですけど、先にゲストがやってその後にやる自分らがどんなライブをするかという楽しみもあるし、いいライブをされたらそれを超えたいとなるので、自然といいライブをするシチュエーションになりますよね。

―お互いに高め合えるライブっていいですね。ライブを楽しみにしています。では最後に、CDを買おうかどうか悩んでいる人へ向けてメッセージをお願いします

よっぴー: 僕らの曲は背中を押す歌詞が多いです。ポンッと背中を押されるのではなくて、横にいて肩を貸して一緒に歩いて行こうぜ、もっともっとその調子で行こうぜと横から一緒に手を繋いでいくような曲が多くなってきています。寄り添って優しく一緒に行こうぜと。今って、4月ぐらいから始めた仕事や通い出した学校に慣れてきてしんどくなってきている時期だと思うんです。その慣れが実は怖くて、ずっと気を張っていたけど慣れてきたときにしんどくなる時があると思うので、そういう時期にもぴったりな曲かなと。<泣きそうな今日も>から始まる1曲目の『Supra』はその象徴のような曲で、マイナスなこともあるけど明るくいこうぜと、この曲を聴いて一人でもそう思える人が増えたらうれしいですね。カッテネ。

織田: ゼヒ。

POT『Supra』 Music Video

■リリース情報

『Love the life』
3rd Single
2018.6.20 発売
1,000円(+tax)

■LIVE情報
"Love the life" Release Party「Love the life you live」
7月12日(木) 愛知 ell.FITS ALL w/パノラマパナマタウン
7月20日(金) 東京 代官山UNIT w/FOMARE
7月31日(火) 大阪 梅田CLUB QUATTRO w/TOTALFAT

■オフィシャルHP
http://pot-osaka.com/

■プロフィール
織田(Vo/Gt)、よっぴー(Vo/Ba)、よしくん(Vo/Gt)、まこと(Dr)からなる、大阪出身の4人組バンド。2014年7月に1stフルアルバム『ARCO IRIS』を名古屋のインディーズレーベルTRUST RECORDSから発表し、初めてのリリースツアーを回るが、ツアーのファイナルシリーズを前によしくんが急病のため、活動休止を余儀なくされる。その後2015年11月まで、サポートメンバーを迎えライブを続行。よしくんのライブ活動休止中の2015年6月にはシングル『JODEL』を1000枚限定でリリースし2日で完売。11月14日によしくんが完全復活し、2016年1月に1stフルアルバム『MISH MASH』を発表。9月7日に2ndシングル『AVENIR』をリリース。2017年3月、大阪BIGCATにて同年代のヤバイTシャツ屋さん、ENTH、ReVision of Senceを迎え初の自主企画を開催。チケットは発売後即完売。2017年6月14日に2ndミニアルバム『GEMME』をリリース。多数の大型フェスに出演し、全国のライブキッズ、ロックファンの心を鷲掴みしている。

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