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INTERVIEW 旬のアーティストインタビュー

2016.4.20

2ndミニアルバム『Life is Wonderful』で魅せたQaijffのバランス力

「『Re:Answer』ができたのは自分的に大きかったですね(内田)」

前作『organism』から約10ヶ月にして、大きくスケールアップした2ndミニアルバム『Life is Wonderful』は、これまでのQaijffをさらに超えた傑作だ。磨きのかかったメロディ、繊細さと力強さを兼ね備えた歌声、そしてポジティブなメッセージはどのようにして生まれたのか? 3人にインタビュー!

取材・文 坪井

ー前作の『organism』から約10カ月ぶりとなるミニアルバム『Life is Wonderful』が4月13日(水)にリリースされました。今の心境はいかがですか?

森 彩乃(Vo/Pf) 実は昨日、お店にあいさつしに行っていたんですが、ちょうど買っている人に遭遇しました。本当にありがたいです。

三輪(Dr) 今の段階で反応もたくさんいただいています。いい感じで、うれしいです。

ー今作にはグランパス 2016シーズン オフィシャルサポートソング『Don't Stop The Music』も収録されています。この曲でみなさんを知った人も多いと思います

森 本当にその通りで、ありがいことだなと実感しています。

内田(Ba/Cho) サポーターの人たちがライブにも来てくれるんです。本当にうれしいですね。

ーそんな今作ですが、今の季節にぴったりのポップでカラフルな印象です。制作する上でテーマなどはあったんですか?

内田 前作の『organism』は、歌詞のテーマや作品としてのコンセプトを決めていましたが、『Life is Wonderful』は特にテーマを設けてはいません。ただ、春にリリースすることが決まっていたので、季節感は少しだけ意識したかもしれません。

森 リード曲の『Wonderful Life』は春を意識していますが、それ以外は特に…。

内田 前作は『lost world』という意味深な感じで終わりましたが、今回は制作当初からずっと明るく終わりたいとの気持ちがありました。それが春やカラフルなイメージにつながったのかなと思います。

ーその最後の曲ですが、『Don't Stop The Music』にしようと決めていました?

内田 決めていなかったですが、明るくポジティブに終わりたいなとは思っていました。

三輪 そうですね。曲順もギリギリまで悩みましたから。

森 今回はコンセプトを最初に決めてから曲を作ったのではなく、たくさんある新曲の中から、リリースが春に決まったのもあって前回よりもポジティブなメッセージを与えたいとの思いから選曲にすごく悩みました。

ー確かに前向きな曲が多いですね。また、今作では内田くんが作詞作曲した曲もあります

内田 持論になりますが、僕みたいな根が暗い人間はポジティブな言葉に惹かれると思うんです。だから明るい曲が好きなのかなと。そして、森 彩乃には声も人間性も含めてポジティブな曲が合うと以前から思っていたので、自分が作った曲を森のボーカルに乗せてみたら合うことが分かったんです。

森 逆に私は暗い音楽が好きなんですよ。持っているものは明るいけど、暗い方に惹かれるんです。この2人のバランス感がいいのかも。性別も違うんですが、私たちの曲を聞いた人から、どちらが作った曲か分からないって言われるんです。それはやりたいこと、言いたいこと、バンドが持っているマインドが揃っているからだと思います。

内田 僕は、森 彩乃という才能を活かすためにどう作ったらいいのかをすごく考えて言葉も選んでいます。

ー今作で特にそれが表現されている曲を教えてください

内田 『Re:Answer』です。女の人って男に比べて、感情が不安定だと思うんです。優しい時もあればツンとしている時もあったり。でも全部その人ですよね。それを森に当てはめた時、心は落ち着いているけれど確信めいた時の歌い方がすごく響くと感じたんです。それが、この曲にすごくはまった。アルバムの中で1番最初に作った曲ですが、この曲ができたのは自分的に大きかったですね。

森 落ちついた中での強い意志は、確かにそうだなと感じます。今まで私は、感情を前面に出して歌っていたんですが、最近は自分の見せ方やボーカルとしての歌い方も考えるようになってきました。レコーディングの時の歌い方も変わったと思います。その歌い方を活かせる楽曲にもなってるから、本当に内田の言う通りだなと思います。

ーなるほど。森さんが作詞作曲した『光を探しに』もポジティブでいい曲ですよね

森 ありがとうございます。この曲は、戦争に巻き込まれても生き延びたその先に光はあるはずとの思いを今の社会に置き換え、仕事で落ち込んだり人間関係で悩んでも、その先には絶対に楽しいことがあるよと伝えたい気持ちから作りました。

ーなるほど。だからポジティブな詞になっているんですね。そして、『グッドナイター』も気になるタイトル。これは内田くんが作った曲ですよね

内田 昨年僕のおじいちゃんが亡くなったんですが、その後すぐに、おばあちゃんが夢の中で会えたらなと冗談めいて言っていたことが印象に残って。もし俺が死んだおじいちゃんの立場だったら、おばあちゃんはどう思うかなと想像して作りました。俺はそっちへ行けないけど、限りある時間の中でいい夜を過ごしてくれよという意味です。

ーそういう意味だったんだね。では三輪くんから今作はどんな作品かを教えてください

三輪 総じて今回の作品は、歌に寄り添うよりも歌を引き立たせる演奏や雰囲気のバランスが良かったと思います。プレイヤー志向な3人だと思うのですが、それが邪魔もせずいいバランスで出来ていると思います。

内田 『organism』の時は“歌を活かす=シンプル”にする雰囲気があったんですが、今回は音に意味を持たせることができるようになったと思います。単純にシンプルにすることだけじゃなく、曲の理解力がスケールアップしたのかな。

ースケールアップは、昨年行ったライブの影響もありました?

内田 昨年はライブと家でデモを作る日々を送っていたので、曲を作っていないと不安でした。その中で、アレンジはシンプルだけど逆にサビは生きないななど、いろいろ勉強することが出来たと思います。ちなみに、ワンコーラスも含めて作ったデモは87曲です。

森 数えたの(笑)?

ー(笑)。これからリリースツアーも行いますよね?

森 今回はインストアライブをたくさん行います。今作のリリースツアー自体は、東名阪と四日市の4ヶ所のみです。

内田 今回はライブの本数も絞っているから、インストアライブもちゃんとライブをしに行きたいなと思っています。このためにアレンジも作り直します。全然違うインストアになると思うので、ぜひ見てほしいですね。

ーインストアはいろいろな人が足を止めてくれるから楽しみですね。最後にQaijffの今後の展開を教えてください

内田 例えば、ラジオから流れてきた知らない曲をその時は何も思わなかったのに、周りからその曲かっこいいよと言われてから聴き直すと、いい曲だと思うことがあるんです。結局、聴いて好きになる理由はあやふやだと思うんですよ。最初に聴いた時に好きになってもらうには、自分たちが本当にかっこいいと思えるものを作ることが大事で、もう1回ちゃんと聴いて下さいと心から言える作品を作らなければいけないと思うんです。だから、制作物に対する追求をもっともっとしていきたいです。

森 今のところ今作は、改めて聴いても自画自賛できます。ただ、前作の時もそう思ってたんですが、後々もう少しこうすれば良かったという部分が出てくる。だから、今回も時間が経つと同じように出てくると思っています。それを活かして、今後も妥協しない作品を作り続けたいですね。

内田 そして、バンドでやっている意味を持たせたいですね。僕も森も曲を作って、幸宏はドラムを叩く。三者三様の個性を持ったすごい3人が集まって、すごいバンドをやっていると言われたいですね。

森 この3人のだからこそQaijffであって、1人でも抜けると同じものは出来ないと思うんです。それだけ1人の重要性が大きいバンドだと、今作で改めて感じました。

『Wonderful Life』

『Don’t Stop The Music』(名古屋グランパスver.)

■リリース情報

『Life is Wonderful』
2nd Mini Album
2016.04.13発売

■LIVE情報
2nd mini album「Life is Wonderful」release tour“Wonderful Live”
日時 5月27日(金) OPEN 18:30/START 19:00
場所 四日市Club Chaos
出演 Qaijff,EARNIE FROGs
問  サンデーフォークプロモーション(Tel.052-320-9100)
日時 7月2日(土) OPEN 17:30/START 18:00
場所 名古屋SPADE BOX(ワンマン)
出演 Qaijff
問  サンデーフォークプロモーション(Tel.052-320-9100)

■オフィシャルHP
http://www.qaijff.com

■プロフィール
(L-R) 三輪幸宏(Dr)、森彩乃(Vo/Pf)、内田旭彦(Ba/Cho/Prog.)
華麗なるピアノボーカル森彩乃擁するプログレッシブピアノポップバンド、Qaijff “クアイフ”。
2012年3月、音大クラシックピアノ科出身で数々のピアノコンクール受賞歴のある森彩乃を中心に結成。
2014年3月に1st full album「クアイフ」、2015年6月に1st mini album「organism」をリリースし、それぞれオリコンインディーズウィークリーチャート上位にランクインする等注目を集める中、「名古屋グランパス 2016シーズン オフィシャルサポートソング」に新曲「Don’t Stop The Music」が決定!また、1st mini album「organism」が第8回CDショップ大賞の東海ブロック賞を受賞する等2016年初頭から話題に事欠かない中、2016年4月13日に同曲を収録した2nd mini album「Life is Wonderful」をリリース。リード曲「Wonderful Life」はTBS系「SUPER SOCCERのエンディングテーマに起用され、さらなる飛躍が期待される。

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