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ライター ツボイ

2018.6.6

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SUNs 2nd Mini Album『Out of the Sea』インタビュー

「海から出てもっといろんな場所へ行けるんだ(加藤)」

愛知県常滑市出身の3ピースロックバンドSUNsが、5月23日に2ndミニアルバム『Out of the Sea』をリリースした。どこか懐かしさを感じるメロディと、親近感と遊び心のある歌詞がリスナーを惹きつける。その作品について、メンバー全員に話を訊いた。

ーまずはSUNs結成のいきさつからお聞きしてもいいですか?

加藤 奨(Vo/Ba): 中学生の頃からバンドをやりたいと思っていたんですが、一緒にやってくれる人が見つからなかったので、幼馴染みの(山田)浩平を「カッコいいからやってみない?」と誘ったんです。

山田浩平(Dr/Cho): 楽器をやったこともないのに、まんまと乗せられて(笑)。

加藤: ちなみに、ギターも最初は幼馴染みでした。彼が脱退しサポートで続けてきて、2016年の12月に哲ちゃん(新 哲弥)が加入して今に至ります。

ー今の3人がしっくりきてそうですね。では、バンド名SUNsの由来も教えてください

加藤: 僕が飼っていた猫の名前が“SUN(サン)”だったので、太陽という意味もいいなと思ってSUNにしようと。でも、ちょっと語呂が悪いなと思って最後に小文字の“s”を付けました(笑)。

ーあまり深い意味はなかったんですね(笑)。でも、みなさんの曲調はバンド名にピッタリだと思います。次に、影響を受けたアーティストをお聞きしてもいいですか?

加藤: 僕は親の影響で昭和歌謡ばかり聴いていたので、メロディにそういうニュアンスがあると思います。西城秀樹さんや郷ひろみさん、松田聖子さんの曲をよく聴いていました。

山田: 僕はあまり音楽を聴いていなかったんですけど、(加藤)奨に半ば無理やり連れて行かれた京都大作戦で衝撃を受けたんです。これがモッシュかって(笑)。そのライブがすごく楽しくて、バンドってめちゃめちゃカッコいいなと。

新 哲弥(Gt/Cho): 僕はHi-STANDARDやELLEGARDEN、GREEN DAYがめちゃめちゃ好きで、SUNsに入る前はメロコアバンドをやっていました。

ーなるほど。作品を聴いて感じた楽曲の雰囲気が理解できました。そのSUNsの楽曲はどのように作られているんですか?

加藤: 今回はツアー中に思いついた曲がすごく多いです。ライブで長距離運転するんですが、僕は無音が好きなので車内はずっと無音。だから、眠くならないために曲を作ろうと。今までいいなと思って持っていたパーツやコードを、運転しながら固め、家に帰って一気に作る感じです。

ーそうやって土台を作った後、2人に投げる感じですか?

加藤: ギターだけ録ったものを投げて反応が良かったら作り、良くなかったら破棄しています。結構、浩平が「うーん」て顔するんですよ。本当は「めちゃくちゃいいね!」っていう評価が欲しいんです(笑)。でも今回は割と「うーん」が多くて。

山田: いいなとは思ってるんです。ただ、僕の感情表現が下手なだけで…。

新: ギターはリフやアレンジも結構作ってくる時があって、もう施しようがなくてちょっと困ったりします(笑)。僕はシンプルでメロディが良ければオッケーという考えなので、結構アレンジ面では助けられています。

ー加藤くんがキーマンなんですね。では作品に触れたいと思います。1曲目の『夜明け』は、始まるという意味も含まれていますよね

加藤: そこはちょっと掛けました。曲は哲っちゃん(新 哲弥)が持ってきたリフや全体構成に当てはめて、歌詞では途中で加入してくれた哲ちゃんを大リスペクトした<途中参加で上がって>という言葉を入れています。あと、哲ちゃんがこの曲のリフを作った場所が換気扇の下だったらしく…。

新: そうなんです。夜中に台所の換気扇の下でずっとギターを弾いて作りました(笑)。

加藤: 換気扇だから最初は『ファン』というタイトルにしようと思ったんですけど、くるくる回るって毎日のサイクルみたいだなと思って、『夜明け』というタイトルで、始まりという内容の歌詞にしました。

ーまさか換気扇からきているとは。次の『77』はぶっちゃけドラゴンズの歌なのかなと思いましたが…

加藤: その通りでございます。その意味も含めています(笑)。

ーやっぱり(笑)。実際に込めた想いを教えていただけます?

加藤: 去年のライブの時に浩平が機材車を壊しちゃって。そこからインスパイアして、初期衝動感のある曲を作ろうと思い出来た曲です。あと、作っていた時期に星野仙一さんのニュースがあって、星野さんからすごくパワーをもらっていたから、自分たちも影響を与えるパワーを出していきたいとの想いから、名古屋を盛り上げてくれた偉大な人に敬意を評し、このタイトルにしました。

ーなるほど。名古屋の人なら気付くタイトルだと思います。作品の真ん中の曲『交差点』は青春パンクっぽくてシンプル。哲弥さんらしい曲なのかなと

加藤: 哲ちゃんが「シンプルでメロディがちゃんと聴こえる曲が作りたい」と言って作り始めた曲なので。

新: 裏テーマとしては、めちゃめちゃ誰でも弾ける曲(笑)。シンプルでストレートな曲を作りました。

加藤: 歌詞も哲ちゃんが好きそうな青春パンクっぽい感じに仕上げました。最初に歌詞を書いた時、<走れ>を絶対にサビに入れてほしいと言われたので、そこから青春っぽくしようと。あと、哲ちゃんをリスペクトしたかったので、最後の<サクラが丘から舞い散る>という歌詞と、哲ちゃんが住んでいるの“桜ヶ丘”を卒業や始まりに掛けて、桜ヶ丘から来ましたというダブルミーニングにしました。

ー上手いですね。そのシンプルさから一変する『Gorilla』ですが、この曲だけ雰囲気が違いますね

加藤: はい。飛び道具です。タイトルの『Gorilla』は、前作に『Monkey』という曲があって、そこから少しずつ進化して最終的に哲ちゃんになるという…。

新: だから僕がメインで歌っています(笑)。

加藤: ゴリラ感も出したいと思ったので、ドラムの最初のドコドコはゴリラのドラミングをイメージして作りました。サビにくると一気に開ける感じになるんですけど、そこは雄大な場所のイメージです。

ーその雰囲気分かります。そして最後の曲『帰り花火』。この曲だけミディアムバラードとなっていますが

加藤: 先にギターだけで録って、その部分に適当な歌詞を付けて歌っていたら結構いいメロディになったのでメンバーに聴いてもらったら、「すごくいい!」という返しがきて。

山田: これは本当に最初からめっちゃいいといいました(笑)。

新: なんなら弾き語りでいいんじゃないぐらい(笑)。

山田: 弾き語りが良すぎて、バンドサウンドをどうつければいいのかと悩みました。

新: そう、アレンジにだいぶ苦戦しました。

加藤: ずっと夜っぽいイメージや夏の切ないイメージの曲を作りたいなと思っていたんです。今回たまたま、女友達からの恋愛相談を受けて女心って難しいなと思った気持ちと、中学校の時の片思いの気持ちを上手く歌詞にすることが出来たので、メロディも半音を多くして切ないアレンジにしました。

ーすごくいい曲だなと思いますが、短いですよね

加藤: 最初はもっと遅かったんですけど早くしてしまったので。

ーSUNsの曲はどれも短いですよね。3分ない曲が多い

加藤: 早く終わるのは結構意識しています。長くても3分半。昭和歌謡も3分ぐらいで終わる曲が多い。そのぐらいのスッキリした方が、もうちょっと聴きたい、もう一回聴こうという感覚になるのかなと。もちろん聴き応えもほしいですけど、短く詰めちゃいます。

ー確かにもう一度聴きたいという気持ちになります。この7曲で『Out of the Sea』というタイトルですが、タイトルの意味を教えてください

加藤: 前回のアルバムが『南風』で、バーベキューなど外で聴くのが最高!という曲が多かったので、今回はもっといろんな所へ行ける。海から出ていろんな場所へ行けるんだという意味で付けました。

ーその意味の通り、いろいろな曲が収録された楽しめる作品になっていると思います。そして、今作のリリースツアーもありますよね

山田: 6月18日(月)の栄R.A.Dからスタートして、そこから全国を回ります。

ーライブも楽しみです。では最後に今後の目標をお願いします

加藤: 昔から常滑に音楽好きを集めたいという想いがあるので、常滑でフェスやイベントを開催するのが今の目標です。今作を持っていろいろな場所でSUNsを広げて、常滑に恩返しをしたいです。

SUNs『77』Music Video

SUNs『帰り花火』Music Video

■リリース情報

『Out of the Sea』
2nd Mini Album
2018.5.23 発売
1,600円(+tax)

■LIVE情報
SUNs 2nd mini Album「Out of the Sea」Release tour
06月18日(月) 愛知 栄R.A.D
07月28日(土) 京都 GLOWY
07月30日(月) 東京 下北沢SHELTER
08月04日(土) 東京 府中Flight
08月05日(日) 群馬 秩父ladder ladder
08月18日(土) 岐阜 柳ヶ瀬ants
08月20日(月) 大阪 2nd LINE
08月26日(日) 石川 金沢V4
08月27日(月) 東京 高田馬場PHASE
08月29日(水) 神奈川 横浜F.A.D
08月30日(木) 東京 八王子RIPS
09月01日(土) 宮城 仙台MACANA
09月02日(日) 福島 郡山PEAK ACTION
09月08日(土) 福井CHOP
09月09日(日) 長野 上諏訪ROCK HEARTS
09月10日(月) 新潟 GOLDEN PIGS
09月20日(木) 福岡 Queblick
09月21日(金) 大分 SPOT
09月22日(土) 福岡 小倉FUSE
09月30日(日) 静岡 UMBER
10月10日(水) 東京 渋谷O-crest
10月16日(火) 大阪 心斎橋BRONZE
10月21日(日) 愛知 栄R.A.D ※ツアーファイナル

■オフィシャルWEB
http://www.music-scene.jp/suns/

■プロフィール
2012年、愛知県常滑市にて幼少期からの幼馴染である加藤奨(Vo/Ba)山田浩平(Dr/Cho)を中心に結成。2015年3月のライブにて前ギターが脱退。サポートを迎え活動を続け、2016年12月に新哲弥(Gt/Cho)が正式加入し現在のメンバー構成となる。常滑の情景を映し出すような、どこか懐かしい「和」のメロディ。 聴く人の心をグッっと掴むギターコード、ベースラインを武器に名古屋のライブハウスで精力的に活動中。

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