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INTERVIEW 旬のアーティストインタビュー

2017.2.20

四星球がファーストアルバムで披露したメジャーデビューというネタ

「入門編と言いながら沼にハマってもらえたらいいな(北島)」

結成15周年にしてまさかのメジャーデビューを果たした四星球。メジャーデビュー盤のタイトルは『メジャーデビューというボケ』。メジャーへ行って変わってしまうのでは…。という心配をよそに、ライブ定番曲たっぷりに新曲少々、そしてコントを収録したベストアルバム的な作品となっている。濃厚な今作についてメンバー全員にインタビュー!

取材・文 坪井

ー15周年&メジャーデビューおめでとうございます。これまでもお誘いはあったと思うんですが、このタイミングでメジャーデビューを決めた1番の理由を教えていただけますか?

北島康雄(シンガー&作詞):やっぱり15周年が大きかったですね。年中祭りをしているようなバンドなので、15周年はもっと祭りにしなければいけないなと思っていて、そのトピックを欲しかったのが一番大きな理由です。それと、僕らを誘ってくれた人(横田さん)が良かったですね。彼はインディー精神を分かってくれていたので、一緒にやりたいなと思いました。

ーちなみに、今までにメジャーへの誘いはなかったんですか?

北島:ここまでちゃんと誘ってくれたのはなかったですね。

U太(ベース&リーダー):ちょっとライブを観てみようかで終わりが多かったです。

北島:「どう商品として扱っていいのか分からへん」って、散々言われました(笑)。そういうことを前もっていろいろな人に言われた上で横田さんは誘ってくれたので、ほんまにうれしかったです。

ー横田さんとの出会いがなければメジャーデビューしていなかったかもしれないですね。そのメジャーデビューアルバム『メジャーデビューというボケ』のタイトルは照れ隠しなのかなと思ったんですが、タイトルはどう決めたんですか?

北島:僕が横田さんとモスバーガーで話をしている時に「いいタイトルある?」って聞かれたので、「今自分の中にあるのは『メジャーデビューというボケ』ですかね」と言ったら、「それにしようよ!」って言われて(笑)。すごく食いついてきたので、そこまで喜んでくれるならこれかなという感じだったし、今思えばアルバムに付けたつもりがバンドの活動そのもののタイトルになっているなと思いますね。

ーなるほど。今作はこれまで活動してきた中で生まれた曲を中心に収録されていますが、曲はどのように選ばれたんですか?

北島:横田さんからライブへ行く前に聴ける1枚が欲しいという話をもらって、案を何曲かいただきました。そこから僕らが入れたい曲を横田さんとやりとりして決めていったんですが、加工した声は子供が喜ぶという理由からフューちゃんが出てくる『ハミングが叫んでる』と、『モリス教授』は横田さんが絶対に入れたいと。コントはその2トラックと言われたんですが、「メジャーで思いきっている感を出したいから、もう1トラック入れさせてください」とお願いして3トラック入れさせてもらいました。

ー3トラックにこだわったんですね

北島:コミックバンドとしてメジャーデビューアルバムに新曲を入れるからには、コントも入れなければと思ったので、「新しいコントを入れさせてください」とお願いしました。「いいよ」と言われたものの、10分を越えるものを用意してしまって(笑)。

ー(笑)。ちなみに、先ほどから登場しているビクターの横田さんは『Mr. Cosmo』に登場しますが、本物なんですか?

北島:リアル横田さんです。

ーすごくスーツのイメージなんですが結構いろいろとやられていますよね

まさやん(ギター&運転):声からの想像でみんなスーツ着てそうとおっしゃいますね。

U太:スーツを着る立ち位置だと思うんですが、キャラを活かしていただきました(笑)。

北島:今までの経験上、こういう人はひとつ味を占めるとどんどんやってくれる(笑)。1回殻を破るとね(笑)。

ー確かに(笑)。『モリス教授 with T』に登場するお母さんもリアルですか?

モリス(ドラム&雑用):リアルお母さんです。横田さんと一緒で今回殻を破りました(笑)。

ー(笑)。そのコント含め収録曲は全部テンションが高いですよね

U太:その部分は迷うところもあったんですよ。ずっとテンションが高いのはどうかなと。今回バラードをあえて抜いたので、どうなるかなと思ったんですけど、結局コントでトーンダウンできた部分もあるのかなと思いますね。

ー今作は16曲収録されていますが、その中に入らなかった曲たちを『メジャーデビューできなかった曲たちの逆襲』というコントに出てきますが、『絶対音感彼氏』など登場する3曲は実際に入れるか悩まれたんですか?

北島:そうですね。横田さんが個人的に好きで入れたい曲でもありました。僕はそれがうれしかったんですよ。メジャー盤を出すのに、個人的に好きな曲を入れたいほど僕らのことを好いてくれてるんだなと思って。でも僕らもビジネスなんで、逆にごめんなさいと(笑)。その入れたかった曲をどのようにコントで遊べるかを追求した結果こうなりました。

ー選曲の際ライブで人気のある曲も考慮されました?

北島:ライブでよくやるけどあえて外した曲もあります。ライブで聴いた曲が他のCDに入ってるから、そっちも聴いてみようというのも狙っていますので。これを機に、どんどん奥へ来てほしいですね。入門編と言いながら沼にハマってもらえたらなと。

ー新曲は2曲収録されています。『ボーナストラック』は途中からハミングになっていますね

北島:メジャーデビューにあたって、ガッチガチな曲を作るのはどうかなと思って。ストレートもいいんですが、既に強い曲が並んでいたので、1回スカす曲も欲しいなと。それと、完全に“ボーナストラック”という言葉が先行です(笑)。『ボーナストラック』という曲でメジャーデビューするのが面白いかなと思って。

ーもう1曲の『四星球十五年史~上巻~』は、尾崎豊さんをフューチャーしている部分もあるいい曲だなと思ったんですが突然終わりますよね。これは中巻、下巻と続けていくことを狙ってですか?

北島:続けて行こうかなとは思っています。そもそも四星球には裏切りの美学があって、『ボーナストラック』はそんな曲。この曲も僕らは最初潔くここで終わろうと思っていたんですが、横田さんから中巻、下巻と続けてみないかと言われて。求めてもらえるならということで、課題ととらえ先も考えてみようかなと。

ー収録されているコントは録り直しをしていると思いますが、楽曲も録り直したんですか?

北島:ボーカルは全部ですね。

まさやん:演奏は『Mr. Cosmo』『ギンヤンマ』『クラーク博士と僕』『オモローネバーノウズ』は楽器もイチから録り直しています。他の曲も素材はそのままで、ミックスをちょっと変えたり少し足したりしています。

ー昔の曲を改めて録り直してみていかがでした?

北島:もう一回やれてすごくうれしかったですね。ライブではライブのテンションやからパーツパーツで噛みしめても、改めてちゃんと歌詞を読むことはなかったんですが、今回録り直したことでこの曲はこういう歌だったなと改めて理解できました。

ーベスト盤のような今作は濃厚な内容となっているので、ある意味2枚目のハードルが上がったんじゃないかなと思います。最後にお聞きしたいのですが、次作に向けて今どう考えています?

北島:メジャー流通のCDがどこまでOKなのかをこのアルバムで計れたので、それを意識して曲を作ろうと思っています。また今回入門編を作れたので、次は一気に奥へ引っ張り込める曲を作りたいですね。コアなことをするという意味ではなく、手を伸ばしてくれた人を一気に奥まで持っていけるような作品を作りたいと思っています。

四星球 「ボーナストラック」MV YouTube ver.

■リリース情報

『メジャーデビューというボケ』
Major 1st Album
2017.1.25発売
初回限定盤(CD+DVD)3200円(+tax)
通常盤(CD) 2500円(+tax)

■LIVE情報
ビクターロック祭り2017
3月18日(土) 千葉県幕張メッセ国際展示場

SANUKI ROCK COLOSSEUM〜BUSTA CUP 8th round〜
3月19日(日)、20日(月祝) 香川県高松市内会場

■オフィシャルHP
http://su-xing-cyu.com

■プロフィール
“日本一泣けるコミックバンド”。2002年に北島康雄(シンガー&歌詞)とU太(ベース&リーダー)を中心に鳴門教育大学のサークルで結成、2009年に現在のメンバーとなる。ブリーフに法被姿を正装とし、笑いや涙を誘うステージングが特徴。2008年以降、四国最大のロック・フェス「MONSTER baSH」では常連として存在感を発揮。15周年を迎えた2017年1月25日、アルバム『メジェーデビューというボケ』でメジャーデビューした。

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