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INTERVIEW 旬のアーティストインタビュー

2017.3.14

Swimyが『絶絶ep』で魅せた音を楽しむ仕掛け

「ワクワクさせられるバンドでいたい(Takumi)」

男女混声トリプルヴォーカルという編成で、ポップさを持った独自のロックを奏でる滋賀発4人組ロックバンドSwimy。彼らが、2月22日にリリースした『絶絶ep』は、アニメ『NARUTO-ナルト- 疾風伝』のエンディングテーマ曲『絶絶』をはじめ、音楽で楽しいことをしたいというマインドを感じさせる。その今作について、Swimyのメンバー全員にインタビュー!

取材・文 坪井

—2月22日にリリースされた『絶絶ep』ですが、制作にあたりテーマは設けたんですか?

Takumi(Vo/Gt):前作『おひとりさま』を作ろうとなった時、作品がつながっていくコンセプトを立てたいねという話になり、前作は“ひとり”をテーマに作りました。そして今作は、“人とのつながり”がテーマになっています。タイトル『絶絶ep』は断ち切ることを断つという意味で、人との関わりや交わり、つながった糸を絶対に断ち切ることのないようにという感情から生まれた6曲を収録しています。前作を受けて、人とつながった中から生まれる言葉を紡いだ6曲が入った作品になっています。

みっけ(Vo/Dr):1曲1曲が違う色で、全部がリード曲になってもおかしくないと私は思っています。

平成のまお(Vo/Ba):1曲1曲がすごく強いと、自信を持って言えます。どの曲を聴いてもリード曲のような魅力があると思うので、イントロだけ聴いて次に流すのではなく、ちゃんと1曲ずつ聴いてほしいです。

Takumi:その部分は結構考えていて、今回遊べる部分は遊んでいるんですが、主旋律自体はどの曲もリードを取れるようなキャッチーで聴きやすいメロディを心掛けました。全部をリード曲にしたいぐらいメロディの芯が強いので、他の部分でとことん遊べたのも今作の特徴かなと。単純に作っていて面白かったですし、曲順は悩みました。

—曲をちゃんと聴かないと楽しめないところもありますよね。分かりやすいところで言うと、2曲目『僕の言葉で』に入っている学校のチャイムが鳴るみたいな。また、ヴォーカルが変わることで曲の印象も変わるので、最後まで聴いた方が絶対に楽しめると思うんですよ

Takumi:1曲を通して起承転結で作っているので、男女トリプルヴォーカルで歌えば1コーラス目と2コーラス目では全然違うものになる場合もあるんですよ。ずっと男性ヴォーカルの曲だと思っていたら、2番はむしろ女性しか歌わないこともあったり。その時点で、その曲は前半と後半では全然違うものになるじゃないですか。1曲を通して組み立てを考えているので、しっかり聴いて受け取ってもらえたら感動するのではないかと思います。

—特に1曲目の『絶絶』がそう感じます。この曲はアニメ『NARUTO-ナルト- 疾風伝』のエンディングテーマですが、お話をいただいてから曲を書かれたんですか?

Takumi:『NARUTO』の世界観を意識して書きました。そもそも『NARUTO』が好きで、人とのつながりなど僕の中から出てくる言葉も若干ですが影響を受けています。だからある意味、寄せなくても普通に書けばハマるのかなと。客観的に自分の言葉を見ても、ハマってるなと思います。ちゃんと人間のつながりの感情で生まれる人間ドラマを描けたなと思います。サウンド面に関しては、バラードも違うと思ったし、バトルに寄せて激しくし過ぎると哀愁が無さ過ぎるなと思ったので、ちょうどいい中途半端なテンポ感やサウンド感を意識しました。そういう意味で、聴く人に寄ってすごくカッコいい、この曲泣けるとどっちにも取れるようなバランスは考えました。

まお:Takumiがほぼ完成形を聴かせてくれるんですが、この曲は聴いた瞬間にザ・NARUTOの曲やなっていう印象がすごく強かったです。特に歌詞でそういう印象を受けたのでTakumiに聞いたら、歌詞に関しては自然に書いたらNARUTOに重なったって言っていたので、すごいなと。

みっけ:カッコいいと捉えてほしいし、哀愁も捉えてほしいって言っていたけど、私は初めて聴いたときにその両方を感じて、すごく複雑な気持ちになった覚えがあります。このような曲が結構好きなので、グッときました。

タイキロイド(Gt/Cho):『NARUTO』ニピッタリナキョクナノデ、サイキン『NARUTO』ヲミナガラキイテイマス。

—そのタイアップ曲をシングルでリリースするのではなく、ミニアルバムに収録してリリースしたのはどうしてですか?

Takumi:確かにタイアップ曲はシングルでリリースすることが多いですが、もともと先ほど言った『おひとりさま』からの構想もあったので。また、Swimyの世界観を表現するには6曲だなというのもありました。

—その今作の中でも『ナンカイ』はトリッキーな部分もあって、まさに“ナンカイ”な世界観ですね

まお:サビでメインボーカルが全部変わるのは初めての試みでしたね。

Takumi:デモの段階ではサビを全部僕が歌っていました。ロックなイメージから始まったんですが、レコーディング直前ぐらいに変えて。女性の声を入れたことで一気にポップさが出て、より幅が広がったと思います。

まお:まさか自分たちが歌うとは思わなかったので…。

みっけ:Aメロ、Bメロのボーカルを変えるのはあったんですけど、サビを変えるのはなかったですね。

まお:ちょっとキーが低いので難しかったのと、頑張ってロックに寄せようとするのが自分の中では難しかったです。

—サビに3つの声があると、同じ曲でも印象が変わりますね。そしてEDM調の『どうして』は新しいSwimyの部分が見れたなと思いました

Takumi:聴くのも作るのも僕はこういう曲が好きなんですよ。だから、この曲に関しては自分の家でパソコンで作っていたものを軸に作りました。ずっと同じテンポでトリップできる感じも好きなんですけど、サビでいきなり生の楽器音に切り替えることで、EDMに対して刺激的なアクセントになるんじゃないかと思ってこの形にしました。

みっけ:たまにランニングするんですが、その時にこの曲をリピートするとなぜか早く走れるんですよ(笑)。それに、初めのイントロで涙を誘われ、サビに入ると涙がこぼれるんです。泣きながら走っています。

まお:それって大丈夫なの?周りから失恋したんじゃないかって思われない?

みっけ:でも本当におすすめ。ストレスも減ったし(笑)。本当にいい曲で、何回聴いても飽きないです。

—今度やってみます(笑)。みなさんのデビュー時から思っているんですが、みんなで掛け声を出す部分のある曲が多いですよね

まお: Takumiが合唱を好きやったらしくて、小学校のとき感動して泣きながら合唱してたらしいんですよ。そういう部分を盛り込んでくるなって思いますね。

Takumi:今ってCDを持っていなくてもそのアーティストのライブに行けると思うし、それこそYouTubeで見てバンドは知ってるけど、ライブは初めてという機会で僕らと出会う人も多いと思う。その中で、ライブに来て何となくわーわー言える部分も音楽の良さだと思うので、そういう部分を入れるのは意識しているかもしれないですね。

—CDを買って聴いてくれるのもうれしいけど、やっぱりライブに来てほしいですよね

Takumi:CDを買ってライブに来る人もいるし、ライブで初めて見てCDを買う人も今すごく多いと思うので、そのループを繰り返せるようにしたいですね。ライブならではの楽しみもあるし、音源で聴くからこそ味わえない楽しみもちゃんとあると思うので。そこは両方のバランスを考えて作っています。

まお:意外とロックやったんや。って言われることが多いし、楽しかったと言って頂けることも多いから、ライブに1回来てほしいなと思いますね。

—意外とロック、分かります。ちなみに、ジャケットのイラストは曲と全然重ならないんですが、どういうイメージで作られたんですか?

Takumi:まず人と人とのつながりから、人を描いてほしいのはありました。女子高生が糸電話を持っているんですが、これは女の子が誰かから何を受け取って、どんな思いを誰に伝えたいのかというのを想像してほしいと思ったからです。『絶絶ep』はその辺の感情を歌っていて、その先は各々の聴いてくれる人にとっての何かであることを伝えたいなと。

—女子高生はインパクトありますね

Takumi:女子高生は世界観の中で違和感を出したかったからです。後ろの曼荼羅はデザイナーさんの得意分野で。僕らもそれを見て感動して、その中に言われないと分からないような仕掛けもたくさん入れています。

—Swimyというバンドは仕掛け好きってことですね

Takumi:そうですね。曲も見た目も(笑)。

まお:素直さがないんですよね。いい意味でも悪い意味でもひねくれてる(笑)。

—その分、今後が楽しみですね。ちなみに次の展開も考えられています?

Takumi:楽しみにしてもらえていたらうれしいですね。僕もワクワクさせられるバンドがすごく好きなので、自分たちもワクワクさせられるバンドでいたいとは常日頃から思っています。次回を楽しみにしていてください!

Swimy『絶絶』ミュージックビデオ(Short ver.)

■リリース情報

『絶絶ep』
2017.2.22発売
2000円(+tax)

■LIVE情報
RAD ROCK RIOT SPRING SPECIAL day.1
3月20日(月祝) 新栄RAD SEVEN

Swimy自主企画ライブ『L.O.L page-1~縷々るル~』
4月28日(金) 東京都渋谷eggman
5月02日(火) 京都府京都MUSE

■オフィシャルHP
http://www.swimy-web.com

■プロフィール
2011年、滋賀県にて結成。Takumi(Vo/Gt)、平成のまお(Vo/Ba)、みっけ(Vo/ Dr)、タイキロイド(Gt/Cho)からなる男女混声トリプルヴォーカルの4人組ロックバンド。2016年3月、テレビアニメ『銀魂°』のエンディングテーマ『あっちむいて』でメジャーデビュー。同年6月には、ミニアルバム『おひとりさま』をリリース。精力的にライブ活動を行う。そして2月22日、テレビアニメ『NARUTO-ナルト- 疾風伝』の2017年1月クールエンディングテーマ『絶絶』を含む『絶絶ep』をリリースした。4月には東京、5月には京都で自主企画「L.O.L page-1~縷々るル~」を開催する。

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