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INTERVIEW 旬のアーティストインタビュー

2016.7.2

身近に感じる音楽を体現した3枚目

「お弁当が1番バンドの雰囲気に合っている(高島)」

7月6日(水)に約1年7ヶ月振りとなる3枚目のミニアルバム『OTONARI BENTO BOX』をリリースするTHE BOY MEETS GIRLS。今作に込めた思いはもちろん、制作秘話から意外な!?彼らの音楽ルーツまで、高島大輔(Vo/Gt/Syn)、DOMESTICKS(Ba/Cho)、かつくん(Dr/Cho)の3人に話を聞いた。

取材・文 坪井

ー3枚目のミニアルバム『OTONARI BENTO BOX』が7月6日にりりースとなります。前作から約1年7ヶ月振りになりますが、この間は何をしていました?

高島大輔(Vo/Gt/Syn): 『T.R.F.』と『おさるのジョニー』という2枚の会場限定シングルを作ってリリースして、ライブも結構したと思います。

かつくん(Dr/Cho): 2枚目のミニアルバム『ONSEN POP WAVE』は、ライブ会場限定で発売して終わるつもりでしたが、たまたま今流通をお願いしている方と会った時に「流通しようよ」との話になってタワーレコードでも買えるようになったんです。そのおかげですごく広まって、ライブがたくさん決まりました。それもあって忙しかったですね。

ー前作のミニアルバムの反響が予想以上にあったんですね

高島: そうなんです。それがきっかけで名古屋以外の土地にも呼ばれるようになりました。

DOMESTICKS(Ba/Cho): これまでは、名古屋で月に1本ぐらいのペースでライブをしていたんですが、『ONSEN POP WAVE』が広まったおかげで一週間に何本ライブするの?というぐらい県外へも行っていました。

ーそれで2年近く空いたんですね。そんな中、今作の構想はいつ頃からありました?

高島: 2ndシングル『T.R.F.』を出した後ぐらいです。前回のミニアルバムのタイトルは『ONSEN POP WAVE』で温泉がテーマ。引き続きちょっと面白い切り口のアルバムを作りたいと考えていく中で、バーベキューやキャンプというアイデアもあったんですが、お弁当が1番バンドの雰囲気に合ってるなと。それで、タイトルを『OTONARI BENTO BOX』にしたんです。

ー作品もお弁当のようにいろいろな具(楽曲)が入っている感じですよね

高島: そうですね。僕らは様々なタイプの音楽をやってきたので、お弁当に入っているいろいろなおかずのように、それらを詰め込みたいという意味も含めてお弁当が1番しっくりきました。

ーそのお弁当に付いている「OTONARI」の意味は?

高島: バンドのテーマに“誰も一人ぼっちにしない音楽”があるんですが、そこから“お隣”と“音鳴り”のダブルミーニングを持たせて、聴いてくれる人の身近に感じる音楽でありたいというメッセージとして「OTONARI」をつけました。

ー今作にはシングル曲も収録され全国発売もされるので、より多くの人が耳にすると思います。そして、先ほどの話にあったように、いろいろな音楽がバランス良く詰まっている。そこで気になるのがみなさんのルーツ。どんな音楽を聴いてきたんですか?

高島: MONGOL800や銀杏BOYZも好きですし、GREEN DAYやNIRVANAなどの洋楽も聴いていました。かっこいいと言われている人たちの曲は一通り。中でも一番好きなのが、くるりです。よく空気感が好きという話を聞きますが、僕はどんな曲でも自分たちの曲にしてしまうのがかっこいいなと。ジャンルにとらわれず、メッセージをまっすぐ伝えるくるりのスタンスは憧れです。

かつくん: 僕はRADWIMPSや凛として時雨、BUMP OF CHICKENなどの売れてる音楽を聴いていました。今でも聴くのはインディーズバンドの中でも売れてる人たちです(笑)。

DOMESTICKS: 僕はそんなに音楽を聴いてこなかったんです(笑)。母がX JAPANのYOSHIKIさんのファンで、3歳の僕にピアノとドラムのどっちがやりたい?って聞いたらしく…。それで、大学生までピアノを続けてました。そして、母はX JAPANの後に何故かSMAPが好きになったので、その2アーティストさんの曲だけは聴いていました。野球をするのは好きだけど、テレビ観戦は好きじゃない人っていますよね。それと同じで、プレイするのは好きだですが聴くのはあまりだったんです。でも、最近は聴くことも大事だと思うようになって、少し聴くようになりました。

ー長くピアノを続けていたのに、どうしてベースを選んだのですか?

DOMESTICKS: 大学のサークルで「バンドを組もう!」となったんですが、7人も集まっちゃったんです。そして、各々が「俺はギターをやる」など言い出して、余ったのがベースで(笑)。でもピアノを続けていたおかげで、コードはイマイチ分からなかったけれど、曲を聴けば何となく鳴っている音が分かりました。

ーすごいですね。みなさんは今作に収録されている7曲の中で、特に聴いてほしい1曲を挙げるとしたらどの曲ですか?

高島: 1曲目の『アイスクリームポップスター』ですね。この曲は、自分たちが今までやってきたポップとエモーショナルの部分が凝縮され、その二つが共存した最高傑作だと思います。

かつくん: 個人的には『レイニーレイニー』かな。1stミニアルバム『坂巻通り』の表情があるので、ぜひ聴いてほしいです。最初の頃は青春チックなギターロックだったんですが、ちゃんとその頃の曲も入れてることを知ってほしいですね。

ーどちらも違う表情があっていい曲だと思いますが、僕は『SUSHI☆ZANMAI』が1番気になります。詞はくだらないけど音はかっこいいというギャップが

高島: 完全にギャップだけの曲です(笑)。

DOMESTICKS: 狙い通りだね(笑)。

高島: すごくふざけて書いた歌詞が、すごくおしゃれなトラックに乗ったらどうなるんだろうと思って、作ってみた曲です。

かつくん: いま人気のあるSuchmosのような音楽が好きな女の子たちを横に乗らせたいですね。

高島: ダサイ歌詞でね(笑)。

ーでも、こういった曲があるからこそ他の曲が映えると思います。最初から最後まで通して聴くと作品へのこだわりも感じます

かつくん: 実は初めて東京でレコーディングをしたんです。しかも全曲一発録りしました。

高島: その緊張感もあって苦戦しましたけど、その瞬間が曲になって勢いのあるアルバムになったなとは思いますね。

ー一発録りをして得られるものはありました?

かつくん: エンジニアの方と、今回9mm Parabellum Bulletの滝さんもサウンドディレクションで付いてくれたんですが、二人から言われることは的を射ているし、すぐに理解できる状態だったので、レコーディング後のライブで全体的に演奏力が上がったことに全員が気付いたと思います。

ーその分、一発録りの苦労もあったと思います

高島: そうですね。特に『アイスクリームポップスター』には苦戦しました。まず歌が大変でした。自分が歌えるキーのギリギリに設定していたので、歌えるかどうかの瀬戸際で。何回も歌いました。

DOMESTICKS: ベースサウンドで迷っていた時に、滝さんが「これを付けたら面白いんじゃない?」って自作のビッグマフを貸してくれたんです。それを付けてスタジオ内で弾いたら、今まで出したことのない音が出たから最初は「大丈夫か?」と思ったんですが、意外とハマりました。

ーそして、今作のリリース記念ライブ「おいしいお弁当できました」が東京と名古屋の2ヶ所で行われます。どんなライブにしたいですか?

高島: このアルバムは全国で発売されるので、今まで出会ったお客さんたちだけでなく、初めてのお客さんたちにもライブで会えると思います。今の自分たちを全力で表現して、楽しんで帰ってもらえるようなライブにしたいですね。また、発売日の7月6日はタワーレコード名古屋パルコ店でインストアライブもやるので、ぜひ来てほしいです。

ーでは最後にファンに向けてメッセージをお願いします

かつくん: 全国発売された前作のリリースが2年前だったので、県外へ行っても「また全国流通しないんですか」と、待ってくれている人がいました。その期待に応える作品がやっとできたのは、自分たちもうれしいので、もっとバンバン行ったことのない土地へ行きたいですね。このアルバムは聴きごたえがあると思うので、楽しみにしていてください!

DOMESTICKS: 前作の『ONSEN POP WAVE』はBPMも早めでわりと攻めているイメージでした。今作は自分の身近にというコンセプトの中で、前回よりも聴く人の身近に寄り添える音楽になっていると思います。前回の作品と対比しながら今回の作品を聴いてくれたらうれしいですね。ぜひ2枚買っていただいて(笑)。違う楽しみ方ができる点で、ぜひ両方聴いてほしいです。

高島: 僕たちはいろんなジャンルを横断しながら自分たちの音楽を作ってきました。そして、今のTHE BOY MEETS GIRLSがこのアルバムです。今作を聴いて今の僕らに出会ってほしいし、今まで応援してくれた人にも今の僕らを知ってほしいです。聴いて下さい!

THE BOY MEETS GIRLS『アイスクリームポップスター』MV

■リリース情報

『OTONARI BENTO BOX』
3rd Mini Album
2016.7.6発売
1600円(+tax)

■LIVE情報
リリース記念ライブ!「おいしいお弁当できました」

7月18日(月・祝) 下北沢SHELTER
7月27日(水) 名古屋APOLLO BASE

■オフィシャルHP
http://theboymeetsgirls.com/

■プロフィール
2012年名古屋の保育大学で出会い結成。<誰も一人ぼっちにしない音楽>を掲げて活動する4ピースバンド。2014年ロッキンオンジャパン主催のコンテスト『RO69JACK2014』に入賞。9月2nd Mini Album『ONSEN POP WAVE』をライブ会場限定発売し、12月タワーレコード限定発売、2015年5月全国発売開始。7月2nd Single『T.R.F.』、2016年2月3rd Single『おさるのジョニー』をライブ会場限定発売。2016年7月6日、会場限定シングル曲を含む、3rd Mini Album『OTONARI BENTO BOX』の全国発売が決定し、東京・名古屋にてリリースライブ『おいしいお弁当できました』を開催。繰り返し聴きたくなるような心地の良いどこか懐かしいサウンドと、少年のように真っ直ぐ突き抜けた歌声は、悩んで泣いていたあなたの背中をそっと押してくれる。

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