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INTERVIEW 旬のアーティストインタビュー

2017.4.13

THE BOY MEETS GIRLSが料理したオールAランク曲をご堪能あれ

「自分たちの中で高い熱量を持って出来た曲たちが入っています(高島)」

“誰も一人ぼっちにしない音楽“を掲げて活動する4ピースバンドTHE BOY MEETS GIRLS。彼らが4月12日にAll A-side Mini Album『YAAAAAS!!』をリリースする。収録されている5曲は、泣いて笑って歌って踊ってと全曲に個性があり、聴くごとに彼らの世界観にハマっていく。そのどれもAランクと言える楽曲が詰まった今作について、メンバー全員に話を訊いた。

取材・文 坪井

—まずは、4月12日にリリースされるミニアルバム『YAAAAAS!!』のタイトルの意味から教えていただけますか?

高島大輔(Vo/Gt/Key):タイトルの「YAAAAAS!!(ヤース!!)」は海外で流行っているスラングで、「超ヤバい」みたいな意味です。Aの数に決まりはないんですが、5曲入りということと、All A-sideって自分たちで言っちゃうぐらいの自信作なので、5曲全てAランクという意味を込めて5つにしました。

—収録されている5曲は結構バラエティに富んでいますが、今作を作るにあたりテーマなどはありました?

高島:この作品のための5曲というよりも、自分たちの中で高い熱量を持って出来た曲たちを集めた感じです。去年9mm Parabellum Bulletと同じレーベル『Sazanga Records』に所属して、Zepp Nagoyaで行われた9mmのライブにオープニングゲストで呼んでもらったり、今まで立ったことがなかったE.L.Lのステージに立てたりと、たくさんの人の前で演奏する機会が多かったんです。その経験から、もっと上に行きたい気持ちが強くなってきて、いつかZeppNagoyaをソールドアウトできるバンドになるという決意を込めて曲を作りました。

—その決意は、1曲目の壮大なEDM曲『アンドロメダ』からも感じます

かつくん(Dr):この曲は、ツアーの移動中の車で、大ちゃん(高島)が歌詞を呟いたところから始まったんだよね。

高島:サビの<アンドロメダもう何度目だ>というダジャレみたいなね(笑)。それを「使えそうじゃない?」ってみんなに話したら、「大丈夫?ただのダジャレじゃん」って返ってきて(笑)。でも、その一言が思い浮かんだ時に自分の中でストーリーができてイメージも浮かびました。まさかこんな曲になるとは、その時は思わなかったですが(笑)。

—その時は、このEDMなサウンドを想像していなかったと

高島:そうですね。歌詞は片思いの気持ちを書いているんですけど、サウンドは星感や宇宙っぽさを求めていきました。EDMを取り入れたり声にもエフェクトをかけるなど、大きい音像のイメージを膨らませてどんどん肉付けしていったら今の音になった感じです。

—そのおかげで宇宙っぽさが出て、タイトルにピッタリなサウンドになっていると思います

かつくん:夜っぽい曲を作ると、ボーイミーツはこういう空間を使う感じの雰囲気になることが多いかも。

高島:夜っぽい空間を作るのは得意(笑)。過去の作品でも夜の歌が結構あって、割とみんなフレーズが出てくるよね。

DOMESTICKS(Ba):言われてみたら、意外と夜の曲が多いかも(笑)。

中野翔平(Gt):イメージしやすいんだよね(笑)。

—ある意味得意分野な曲でもあると(笑)。次の曲『スベスベマンジュウガニは静かに笑う』は、いろいろとインパクトがありますね

かつくん:周りからも「スベスベマンジュウガニって何?」って言われます(笑)。

高島:キレイなものには裏があることを書きました。スベスベマンジュウガニは実在して、日本の海にも生息しています。丸っこい見た目だけど強い毒を持っているんですよ。そういうことって世の中にたくさんあるなと。そこから、本質を見抜くことが大事なんだよという詞を書きました。

—サウンドは今までのTHE BOY MEETS GIRLSにはなかったヘビーなものになっていますよね

高島:歌詞のメッセージに毒があるところから、ハードコアというかメロコアの要素を入れたいなとは思っていました。レーベルの先輩が9mm Parabellum Bulletというのもあって、激しい音を感じる機会も多く、そういう音を出すのって気持ちいいだろうなと思っていたんです。歌詞の部分や4人が演奏して僕が歌えばどんな音になってもボーイミーツの音楽にできる自信もあったので、ハードなサウンドにしました。

—メンバーにとって挑戦した曲でもあるんじゃないですか?

かつくん:以前からサウンドはかっこいいけど歌詞は面白いとか、ギャップで上手く俺たちらしさを表現している曲はありました。例えば1stミニアルバム『坂巻通り』に入っている『やさしい金髪』とか。これは自分たちの中でバンド感のある曲で、『スベスベマンジュウガニは静かに笑う』はそれをもっと尖らせたイメージですね。元から激しい曲をやりたい気持ちがあったのかもしれないです。

DOMESTICKS:俺たちの黒い面がね(笑)。

高島:表で見えるポップなジャケットや曲がある中で、根にある4人のパンク精神が出たのかなと(笑)。

—今後もこのような曲を期待しています(笑)。そして、『きみいろクレヨン』はこれぞボーイミーツという曲。サウンドもカラフルな仕上がりでタイトルにピッタリですね

かつくん:確かに最近僕たちを好きになったお客さんは、この曲がボーイミーツだと思うかもしれないですね。

高島:ボーイミーツらしさを意識したわけではなく、たまたまそうなりました。歌詞に関しては、働いている保育園で、鉄棒の前回りをできなかった子が昼休みにがむしゃらに練習して出来るようになったのを見ていて、大人になると、やる前から周りの目などを気にして諦めることが多くなるなと思ったんです。そこで、大人になっても子どもの頃のように自分のやりたいことに飛び込んでいこうという気持ちを書きました。

—大人になると恥ずかしい気持ちが先行して、やらなくなることって多々あると。歌詞はそんな大人の背中を押してくれる感じがします。そしてこの曲は、個人的にイントロのリフが好きなんですよ

高島:イントロはシンセとギターが同じメロを弾いていて不思議な感じになっていると思います。歴史に残るリフだよね(笑)。

かつくん:結構考えたよね。いろんなパターンを作ったし。

高島:実は、アニメのオープニングをイメージして作ったんですよ(笑)。

—それで耳に残るリフになっているんですね。カラフルな感じもいいです

高島:今作の中では際立って色が見える曲だと思います。タイトルやジャケットとのリンクも1番していると思いますね。

—逆に『202』はセンチメンタルな曲に仕上がっていて、グッときます

高島:『202』はセンチメンタルな失恋ソングです。歌詞は、人を好きという気持ちだけではやっていけないという難しさを書いています。

かつくん:センチメンタルやノスタルジックな曲は、前作に入っている『レイニーレイニー』など以前からあります。いま僕たちの曲を聴いてくれている人たちに、こういう曲もあることを知ってほしいのもありますね。また、1つの作品に5曲入っているのなら、必ず1曲は聴かせる曲を入れています。ぜひじっくり聴いてほしいです。

高島:アッパーな5曲が入っているだけでは、タイトルが『YAAAAAS!!』だけに薄っぺらく感じるなと思って。聴かせる曲を入れることで作品に深みも出ますし、ちゃんと歌心のある歌も歌えることも知ってほしいなと。

—1枚でバンドを表現するために曲の構成は重要だと思います。それだけに、最後の『ダンシングシューズ』のデュエットかつジャニーズっぽい曲調は楽しめますね

高島:僕とかつくんがデュエットして、サビは全員で歌っています。曲はジャニーズJr.を意識して作りました。

—かつくんはガッツリ歌っていますが、歌ってみてどうでした?

かつくん:ずっと大ちゃんがレコーディングしている姿を見ていたんですけど、いざ自分がそこに立ったら頭が真っ白になりました(笑)。歌は何回も録ったんですが、ラップの部分は2テイクしか録っていないんですよ。急にラップの才能が開花しましたね(笑)。

高島:確かに(笑)。みんなは歌入れどうだったの?

DOMESTICKS:俺はほぼ1テイクです。普段コーラスをやっているのもあってか、4年間のライブで培ってきた大ちゃんの歌に合わせる意識が結構強くて。エンジニアさんから、気持ち悪いぐらい大ちゃんのメロと同じだから外して歌ってと言われて、外して歌ったテイクもあります。

中野:僕はどれだけ録ったか分からないぐらい歌いました。

一同:笑

中野:サビの高いキーが出ないんですよ。毎回裏返ってしまうので、奇跡を信じて何十テイクも録りました。もう歌いたくないです(笑)。

—(笑)。ライブではどうするんですか?

中野:サビの時は少し後ろに下がって…(笑)。

高島:でも、まだライブでやってないよね。

かつくん:『スベスベマンジュウガニは静かに笑う』以外はまだライブでやってないので『ダンシングシューズ』でラップをかますのが楽しみです(笑)。

高島:その曲でかつくんはドラムを叩かず、センターで僕とデュエットするんですよ

—それは楽しみですね。ライブが待ち遠しです。そして、今作も前作に引き続き滝さん(9mm Parabellum Bullet)がサウンドプロデュースされています。滝さんからはどのようなアドバイスがありました?

高島:去年の12月末に、滝さんが実家の納屋を使って手作りしたスタジオでプリプロ合宿しました。滝さんにはフレーズの相談にのってもらったり、ギターのストロークを教えていただきました。

かつくん:楽器のチューニングも滝さんがやってくれたのは大きかったし、勉強になりました。

高島:滝さんはギターリストのイメージが強いと思うんですけど、ドラムもめちゃくちゃ上手いし、いろいろな音楽を知ってるんです。9mmと僕らはバンドの世界観は違いますが、僕らのやりたいことを汲んで「こうしたらもっとボーイミーツらしさが出るよ」といったアドバイスをしてくれました。

かつくん:滝さんは僕らの意見も聞いてくれるし、別の案も出してくれるのでやりやすいですね。今回は前回よりも綿密にやれたと思います。

高島:がっちり意見交換できたからこそ、自信作になった実感があります。

—滝さんから学ぶことがいっぱいあったんですね。そして、今作のツアーが7月に東名阪で行われますが、対バンなどは決まってます?

高島:まだ言えないですが、この組み合わせを見たかったよね。という出演バンドが決まってきているので、7月を楽しみにしていてください!

THE BOY MEETS GIRLS「スベスベマンジュウガニは静かに笑う」MV

■リリース情報

『YAAAAAS!!』
All A-side Mini Album
2017.4.12発売
1,500円(+tax)

■LIVE情報
YAAAAAS!! TOUR 2017
07月07日(金) 東京新代田FEVER
07月09日(日) 愛知名古屋ell.FITS ALL
07月15日(土) 大阪心斎橋JANUS

■オフィシャルHP
http://theboymeetsgirls.com/

■プロフィール
2012年、名古屋の保育大学で出会い結成。“誰も一人ぼっちにしない音楽”を掲げて活動する4ピースバンド。2014年にロッキンオンジャパン主催のコンテスト『RO69JACK2014』に入賞。9月に2ndミニアルバム『ONSEN POP WAVE』をライブ会場限定販売。さらにタワーレコード限定販売したところ思いのほか好評につき、2015年5月に全国販売へ。同年7月に2ndシングル『T.R.F.』を、2016年2月に3rdシングル『おさるのジョニー』をライブ会場限定リリースし、7月には3rdミニアルバム『OTONARI BENTO BOX』をリリース。全国のタワーレコードスタッフ選出によるレコメンドアルバム“タワレコメン”に選ばれる。そして、2017年4月12日にAll A-sideミニアルバム『YAAAAAS!!』をリリース。

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