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INTERVIEW 旬のアーティストインタビュー

2017.3.18

2回目のクアトロワンマンへ、the unknown forecastが思いを語る

「この1年で自分たちの表現に向き合うようになった(幡野)」

2016年はthe unknown forecastにとって激動の1年だったと思う。ミニアルバム『I am music for』のリリースに始まり、初の名古屋CLUB QUATTROでのワンマン。そしてドラムの脱退…。人は経験を積んで大きくなる。the unknown forecastも、この1年で大きく成長した。その彼らがサポートドラムを迎えて制作したミニアルバム『23:59:59』を2月15日にリリースし、4月9日(日)には、2回目、現体制では初めてとなる名古屋CLUB QUATTROでのワンマンライブを行う。そこへ向け突き進んでいるthe unknown forecastのメンバー全員に、昨年のこと、作品のこと、ワンマンのことを語ってもらった。

取材・文 坪井

—2月15日にリリースされたミニアルバム『23:59:59』に収録されている曲は、昨年のメンバー脱退後に制作した曲で構成されているの?

幡野友暉(Vo/Gt):昨年メンバーが抜けて「次どんな曲を作ろう」と考えていた頃、新しく入ったサポートドラムからの刺激を受けて『レイジマエ』ができました。

細川雅弘(Ba):今までにない曲たちが揃ったと思います。サポートドラムが入って生まれた科学反応で、新しいところにいけた感じがして、手応えはありますね。

幡野:正直今までは、自分たちの沸々したものを表現していたので入口が狭かったと思うんです。でも、今回は入口が広がって入りやすくなったと思います。作っている時はあまり思わなかったけど、完成したものを聴いてそう感じました。

岡村耕介(Gt):レコーディング時に新しい機材を使ったり、曲も弾き語りやピアノだけがあるなど新しい要素も顕著に出たかなと思います。

—曲は単純にテンポが上がって明るい印象になったね

幡野:曲のテンポは今までより上がってますが、根本的な部分は変わってないと思います。

細川:周りからは、「今回のCDは今までと全然違う」って言われますね。自分たちは全然そう思わないんですけど、周りはそのくらい大きな変化を感じたんだなと。

—自分たちでは変わっていないと思ってるんだ

幡野:自分たちは本当に何も変わったつもりはないですね。今の自分たちがやっているフィールドの中で、聴きやすい曲が集まっただけかなと。前作の『I am music for』の方が聴きやすいと今でも思いますし。

—ある意味、サポートメンバーが入ったから今作のような曲が生まれたのかもしれないね

幡野:収録されているような曲は、もともと俺たちの中にありました。その扉をサポートメンバーが開けてくれたのかなと。

—要するに、今まで選択肢としてあったけど選んでいなくて、サポートメンバーがその選ばなかった方を選んだので変わったと?

幡野:そんな感じです。それに、ちょっと昔に戻った気がしたので1番最初に出した5曲入りのミニアルバム『the unknown forecast』と、同じく5曲入りの今作を聴き比べたんです。根本は全く変わっていないし、ブレていない。その頃の曲を今でもライブでやれるなと。音的にはちょっと昔に戻ったのかなと思いますね。

細川:いろいろな種類の曲を作って、曲を決めた気がします。自分たちで出来る範囲が分かってきて、それをこのCDは少し狭めたイメージかなと。

岡村:今作は攻めたイメージがあります。音もテンポの速い曲があったり、新しいことをしたり。ただやりたいことは変わっていない。根本的な部分は全然変わっていなと僕も思います。

幡野:変えられるほど器用ではないというか(笑)。

—(笑)。1年前に初めて名古屋CLUB QUATTROでワンマンライブをしたけど、その時のことを今でも鮮明に覚えてる?

幡野:全部。ミスも細かく覚えています。

—4月9日(日)に同じ名古屋CLUB QUATTROで行う2回目のワンマンは、メンバー脱退後初となるからライブへの気持ちの入り方も違うのでは?

幡野:1年の間にドラマーが抜けるとは思わなかったです。でも、それがあったことで自分たちが精神的にひとつ上へ行けたのかなと今になって思います。脱退した時は、壁を乗り越えられるか分からなかったけど、他のアーティストよりもいいものを作っているなと自分たちのCDを聴いて思うので、壁を自分たちの音楽で乗り越えたいですね。実は、去年のワンマンが終わった時点で来年もクアトロでやることを決めて。まさかこんな形で迎えるとは思わなかったけど、今はすごく楽しみですね。

岡村:去年ももちろんいい景色で楽しかったけど、もっとやれたという思いもあります。その悔しさもあるし、新しい体制になったからこそ去年と違う内容にしたいですね。

—じゃあこの1年は、2回目のワンマンを意識していたところも?

幡野:意識してこうしたよりも、勝手に曲が引っ張っていた感じですね。自分たちが作った曲に対してステージをどう持っていこうかと。自分たちの曲ができてから、少しずつクアトロでのワンマンをどうしようか決めていきました。

細川:今の段階で、去年よりいいものを作れるなという感触はすごくあります。去年が悪かったではなく、今年は本当にいろいろあったし、今まで話し合わなかったこともメンバーと話すようになったので。ここが最終目標ではないけど、3人とサポートでここをひとつの目安にしよう、この4人でクアトロを成功させようと。そのために活動してきたので、ここに賭ける思いは今まで活動してきた中で1番大きいですね。この日のためにリリースやライブをしてきたので、ワンマンを絶対見てほしいですね。

幡野:新しい人にももちろん来てほしいけど、今まで俺たちを見てくれて、ドラムが脱退したからあまり行きたくないと思っていた人にも見てほしいです。その人たちを裏切る形になったと思うし、一緒に大きくなって夢を見るという意味も込めて。このインタビューで俺たちが一生懸命しゃべったから来てくれるとは限らないけど、もし読んでくれていたら絶対に見に来てほしいですね。

岡村:ドラムが抜ける前には話していなかったことも話すようになって、ミーティングの時間も増えたことで今まで見えていなかったものが見えるようになりました。ライブでも、こうしたらお客さんに伝わりやすいんじゃないかなど、どんどん伝え方が見えるようになってきたので、ワンマンで体感してほしいです。

細川:サポートドラムが、メンバーで話すようになったきっかけをくれました。彼は僕の地元の親友で物事をはっきり言うので、その影響からメンバーもちゃんと自分の思っていること言わないとなと思うようになって。おかげで、より曲やライブ活動に向き合うようになりましたね。

幡野:この1年で自分たちの表現に向き合うようになったのかなと。例えば壺を作って「ほら見ろよ」みたいにお客さんに投げていたものを、今は「こういう所がいいんですよ」と、自分たちの伝えたいことは何だろう?俺たちの音楽を聴いてどういう気持ちになってもらいたいんだろう?を考えるようになりました。そこに向き合う時間は間違いなく増えましたね。

—ドラムの脱退も含めて、この1年は意味のある1年だったんだね。4月9日(日)のワンマンが楽しみだね

幡野:ライブは自分たちでもどうなるんだろうというのはすごく感じていて、楽しみです。ワンマンなので、いつもやっていない曲や発売中止になったCDに入っている曲もたぶんやると思います。今作は5曲入っていてリード曲は『レイジマエ』なんですけど、この1曲を聴いただけでは俺たちのことは絶対に分からないと思う。俺たちは、同じタイプの曲をCDに集めた方がライブを想像できるよね。というバンドではないから、曲を聴いても分かりにくいと思われるけど、人間を出しているバンドだと思っています。自分たちの表現に素直なバンドだと思っているので、それをワンマンで感じてくれたらうれしいですね。

the unknown forecast レイジマエMV

■リリース情報

『23:59:59』
Mini Album
2017.2.15 発売
1389円(+tax)

■LIVE情報
ワンマン
4月9日(日) 名古屋CLUB QUATTRO

■オフシャルHP
http://www.theunknownforecast.com

■プロフィール
幡野友暉(Vo/Gt)、岡村耕介(Gt)、細川雅弘(Ba)。名古屋を拠点に活動するギターロックバンド。2010年に結成。ボーカル幡野の書く独特な世界観の歌詞に加えて、一気に惹き込む彼にしか表現できない歌声と、メロディアスかつエネルギッシュにこだわり抜いたサウンドで、the unknown forecastは確立される。
2013年4月、10代最後の年に初の全国流通盤『オークション』を発売。2015年3月に名古屋CLUB UPSETにて行われたバンド史上初のワンマンライブはSOLD OUT。翌年には名古屋CLUB QUATTROでワンマンライブを行い、大成功を収めた。

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