1. トップ
  2. インタビュー
  3. uchuu; 2ndフルアルバム『2069』インタビュー

ライター ツボイ

2018.5.9

116 good

uchuu; 2ndフルアルバム『2069』インタビュー

「ロック元年から100年後の2069年の今ちょうど中間地点に僕らはいる(K)」

昨年『KEEP ON』『WHITE』と立て続けに2枚のE.P.をリリースしたuchuu;が、4月25日に2ndアルバム『2069』をリリースした。ロック元年と言われる1969年から受け継いだものを、100年後の2069年に向けて何を創造し何を残すのか。そんな壮大なテーマを持った1曲目『19692069』から幕を開ける今作は、過去をリスペクトし、その想いを未来へと繋ぐその意志を感じられる作品となっている。今作のために作られた曲たちについて、K(Vo/Gt/Pro)に話を訊いた。

―まずお聞きしたいのですが、バンドの表記が変わりましたよね?

K(Vo/Gt/Pro): 実は3月20日に変えました。今のメンバーがオリジナルメンバーという認識をメンバー自身も持ちたいし、周りにも知ってほしいという気持ちからです。この表記になってから今回が1枚目になりますので、想い入れも強いです。

―その今作『2069』というタイトルへの想いを伺ってもいいですか?

K: 1曲目の『19692069』からアルバムのタイトルを付けました。1969年はロック元年と言われていて、好きなアーティストがその当時に結成しているんです。その過去へのリスペクトをしっかり持ちながら、そのロック元年から100年後の2069年の今ちょうど中間地点に僕らはいるので、過去からどういうものを受け取って自分たちがどういうものを未来に残せるのかをテーマにしたいなと。そこから『2069』というタイトルにしました。

―サウンドはシンプルですが、過去へのリスペクトという面で当時の手法も取り入れたのでしょうか?

K: メンバー4人で再現できる最小限の音、古き良きを大事にするという2点が今回のテーマにありました。サウンドや機材、手法で50年間残っているものってやっぱりいいんですよね。50年経った今でもその当時のマイクを使うということは、一旦その年に完成しているということなんやと。そういう音数も手法も全部取り入れてレコーディングしました。

―その新録曲に加え、昨年リリースされた2枚のE.P.から5曲が収録されています。何か軸があって選曲されたと思うのですが…

K: この作品を作るために必要な5曲だということです。収録した曲はこの作品を作るために作ったので、曲を寄せ集めて1枚にしたというわけではないです。

―今作の構想は昨年のE.P.をリリースされた時点であったということですか?

K: 去年から『19692069』の世界観は、頭の中にイメージとしてずっとありました。

―昨年から今作のコンセプトがあったんですね。その中で、リード曲の『BOY』はTVアニメ『遊☆戯☆王 VRAINS』のエンディング曲です。アニメのために書き下ろした曲だとは思うのですが、uchuu;らしくて今作の雰囲気にマッチしているなと思いました

K: 原作者の方からイメージや世界観のご要望をいただいたんですが、そこに合わせるというより、自分の書きたい曲を書いたらハマった感じです。

―寄せたわけではないのに、結果アニメにハマったということですね

K: そうですね。『遊☆戯☆王』のファンの方からもすごくいいリアクションをいただいたので、うれしいですね。

―この曲とは雰囲気の違う次の曲『After Goodbye...』は、これまでのKさんの曲とは違う印象を受けました。モードが違うのかなと

K: 今までとは全く違う作り方をした曲なので、すごく好きな曲ですね。モードで言うと、150kmのストレートしか投げていなかったのに、フォークも覚えた感じですかね。これまではただストレートに伝えるだけでしたけど、今は一回自分の前に言葉を置く作業ができるようになった。だから、新録した曲たちはその雰囲気があると思います。

―横ノリなテンポ感も新鮮です。どのように曲は生まれたんですか?

K: この曲に関しては、登場人物やその相関図など全部構成図を描きました。映画の脚本みたいに。それから歌詞を書いてメロを作ったので、物語を作る感覚でした。今までは自分の中から出てくるフィジカルな部分で曲を書いていたんですけど、そうじゃない新しい作り方でしたね。

―だから小説っぽさもあるんですかね。ちょっとノスタルジックで…

K: センチメンタルな感じですよね。それと、10代の時の葛藤などを自分の持っている語彙力の中からめちゃくちゃ言葉を選んで書きました。だから、想い入れもすごくあります。

―今後もこのような曲を期待しています。新しいと言えば『Regain』は作詞作曲にKさんが関わっていません。これって初ですか?

K: 初めてです。だから、スタジオに入ってすぐ「歌ってください」って(笑)。逆に言うと、制作に口を出さないようにしていました。

―聴いた印象はいかがでした?

K: 自分では書けない感じになっているなと。でも、人が見えるアルバムになったらいいなと思っていたので、SUJIN(Ba/Syn)やHiroshi(Sequence/Per)の人柄をこの曲で感じてもらえたらいいなと思っています。

―確かに雰囲気はKさん曲とは違いますね

K: それがいいんですよ。それがバンドだと思うんです。

―これは誰が「やろう!」と言い出したんですか?

K: 僕が言い出しました。バンドをやっている以上、側面があって初めて今まで書いてきたことがいろんなものに結びついていく。それが必要だと言って、今回SUJINが作曲に関わった曲が2曲入っています。最初「俺の曲は箸休めでいいや」と言っていたので、「そうじゃない。最低2曲はいる」という話を名古屋でのライブ後にしました。

―それはKさんの中で考えられていたんですか?

K: そうですね。変な話、僕がいなくても成り立つバンドであってほしいと思っているので。もし全員がソロ活動をした場合、全員のソロを見に行きたいと思うメンバーと一緒にやりたいと思っているので、今回の2曲はうれしいですね。

―Hiroshiさんの書かれた英語詞に関してはどんな印象でした?

K: 「これどういう意味なん?」とか聞きながら歌いました。自分が歌詞を書いていないので、僕がHiroshiの歌詞を理解しないといけない。その共有は面白かったですね。Hiroshiってそういう風に考えてんのやという発見もあって良かったです。今後もやっていきたいですね。

―次の曲『CIRCUS』もSUJINさん作曲です

K: この曲はSUJINがベーシックなトラックを書いて、歌を僕が考えました。最後シーケンスを一緒にいじって作った曲です。大阪と東京に『CIRCUS』というクラブがあって、そこについての歌ですね。

―だからダンスチューンになってるんですね

K: 『CIRCUS』でDJに流してもらったり、僕らが演奏しに行くイメージもしていました。そういう愛すべき場所なんですよ。

―よく行かれていたんですか?

K: そうですね。今年の2月に東京の『CIRCUS』で80KIDZとツーマンしましたし、大阪の方はよく遊びに行っていました。

―馴染みの場所を歌うって親近感があっていいですね。最後の曲『L』も距離感は近いなと感じました

K: すごく純粋な気持ちで書いた曲なので純度はすごいです。不純物ゼロですね。

―タイトルの『L』は…

K: “LOVE”の“L”です。結婚したメンバーのために書いた純度の高い曲なので、聴いてもらわないかんなと思って、最後はこの曲以外なかったですね。

―決めていたんですね。幸せな感じで終わるのがいいですね

K: 明るく良かったなぁって感じで終わる。明日に向かって行ってほしいのでこの曲しかなかったです。

―全11曲聴いて曲の振れ幅が結構広いなと思いました

K: この振れ幅は僕らじゃないと無理なんじゃないですかね。

―確かに。その今作を持って6月からツアーも始まります。uchuu;のライブはVJも含めた演出が特徴だと思いますが、今回はどのような感じにしようと考えています?

K: ツアーの主催は僕らなので、イベントやフェスとは違うギアが入っています。自分たちの看板を背負ってやるイベントなので、普段観られないライブにしたいなと。2069年に連れて行けるツアータイトルにしてあるので、それは持っていきたいですね。今試行錯誤中です(笑)。

―楽しみにしています。最後に今作『2069』を手に取る人たちへ向けてメッセージをお願いします

K: もちろん好きな曲を見つけてほしいと思うんですけど、11曲で一つの作品だと僕たちは思っているので、ぜひ1曲目から順に聴いてもらえたらうれしいです。曲順ってすごく悩んで決めているので、1曲目から聴いた方が絶対に楽しめます。そして、アルバムを聴いてツアーに足を運んでほしいですね。また違った世界を用意して待っていますので、ぜひ来てください。

uchuu; 『BOY』 Official Music Video

uchuu; 『19692069』 Official Music Video

■リリース情報

『2069』
2nd Full Album
2018.4.25 発売
2,315円(+tax)

■LIVE情報
uchuu; 2nd full album release tour "LIVE IN 2069"
6月02日(土) 宮城 仙台enn 2nd w) avengers in sci-fi / LILI LIMIT
6月09日(土) 広島 BACK BEAT w) Crazy Vodka Tonic / 印象派
6月17日(日) 福岡 INSA  w)avengers in sci-fi / 印象派
6月23日(土) 愛知 APOLLO BASE w) Brian the Sun
7月01日(日) 東京 TSUTAYA O-WEST ※ワンマンライブ
7月08日(日) 大阪 心斎橋Music Club JANUS ※ワンマンライブ

■オフィシャルWEB
http://www.uchuu-sound.com

■プロフィール
幅広いダイナミクスと高揚感を、様々な機材とテクノロジーを駆使し、情景が描かれるようなバンドサウンドと詩世界で、独自の音楽を表現。2017年に新体制となり、洗練されたその音楽性は、テーマとして掲げる“Crossover Music Creators”の通り、様々な音楽をクロスオーヴァーし、新たなサウンドを創造する。また、RECORDING〜MIX・アートワークまでをディレクションするなど、マルチな側面も併せ持つ。そのuchuu;の表現は音楽以外の芸術表現との親和性も深く、世界初の「DMMVR THEATER」での公演や、MV等でも観測でき、新たな表現を追求し続ける。

関連キーワード

RANKING

RECOMMENDED

KEY WORD

WRITER


トップへ