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INTERVIEW 旬のアーティストインタビュー

2016.12.12

新体制初のシングルで示した新たな夜ダン

「夜の本気ダンスらしさを失わずにやれているのか、自分が本当に好きだと思うものをちゃんとやれているのかを考えた(米田)」

メジャーデビューから約半年で訪れた、よもやのメンバーチェンジ。そんな事態を乗り越え、リリースされた『Without You / LIBERTY』には、より強固になった夜の本気ダンスの音楽が詰まっている。新たなフェーズへと突入した今作について、米田貴紀(Vo/Gt)と新たに加入した西田一紀(Gt)の2人に話を聞いた。

取材・文 坪井

ー12月7日にリリースの両A面シングル『Without You / LIBERTY』は、1stアルバム『DANCEABLE』から9ヶ月振りとなるリリース音源になるんですね

米田貴紀(Vo/Gt): 空きましたね。アルバムをリリースしてからそのツアーがあって、夏はフェスにも出てましたから、ライブの本数が多かったのもあると思います。

ー今作を制作するにあたり、そのライブの影響もありました?

米田: ライブ会場がどんどん大きくなっていきましたので、大きい会場に合う曲にしたいなというのはありました。今回の曲はそれがすごく反映されていると思います。
やじ

ー今作はギターの西田さんが加入して初の音源になります。まずは、西田さん加入の経緯からお聞きしてもいいですか?

西田一紀(Gt): 実は昔共演したことがあって、もう4、5年来の付き合いになります。個人的に連絡を取ることはしてなかったんですが、夏にドラムの鈴鹿から急に「最近何してる?」という感じで連絡がきて、近況を話しました。その時、突発的に加入の話を聞いて、ちょっと驚きもあったんですけど、みんなの人となりも知ってるし、夜の本気ダンスの音楽も好きやったから、二つ返事で了承したんです。それから一緒にスタジオに入ってギターを弾いたら、すごく楽しくて、いけるなという感触があったので、すぐに一緒にやることになりました。

ー結構とんとん拍子に進んでいったんですね

米田: そうですね。ギターが抜けるとなった時、次のギターが見つからず活動を止めてしまう可能性もあったんですが、西田くんが加入することになって、スムーズに切り替われた。そう思うと、とんとん拍子かなと思います。

ー途中で活動を止めるのは、バンドにとって大変なことだと思うので良かったですね。そして満を持してリリースとなる『Without You / LIBERTY』ですが、1曲目の『Without You』は夜の本気ダンスらしい曲だなと思いましたが、少し大人っぽいかなと

米田: 『Without You』は、ギターの西田くんがデモを作ってきてくれたので、それに合わせてサビなどを付け足していきました。西田くんの中にあったイメージを、僕が自分なりに解釈してさらに完成に近付けた感じですね。

西田: 僕が加入することに決まってから、夜の本気ダンスのライブを何度か観に行きました。僕が昔観ていた頃は小さいライブハウスだったんですが、大きいステージでライブをしている今の夜の本気ダンスを観て、大きい会場で鳴っているイメージかつ、夜の本気ダンスのイメージとは違うテイストで、僕が出せるようなものがないかと練って、軽いデモを作りメンバーに聴いてもらったら、これを作っていこうとなったんです。

ーそこに詞を乗せられたと思いますが、詞はどのようなイメージで書かれたんですか?

米田: これは一貫しているんですが、自問自答の中から生まれる気持ちや葛藤を詞に落とし込んでいます。今作の『Without You』『LIBERTY』は、最終的には同じようなことを言ってるのかなと歌詞を見てそう感じますね。ただ、曲調やテンション感が違うだけで、伝えたいことは結局同じ。そういった面でこの2曲が並ぶと面白いなと思いますね。

ー『LIBERTY』はパーティーチューンですが、『Without You』はその逆のイメージです

米田: 『Without You』は、孤独で一人でもがいている感じです。『LIBERTY』は全員で共有している感じなので、そこが大きな違いですね。

ーサビの「絡まって抜けない」「あらがって生きていたい」という言葉に、そのもがいている感があるなと思います

米田: 「あらがって生きていたい」というフレーズに関しては、バンドがメジャーシーンでやっていきたいという気持ちも当然入ってますし、今のロックに対して改めて考えさせられた気持ちも入っています。ギターが脱退したことで、改めて自分がバンドでこれから先も続けるのか、それとも辞めるのか、解散もあり得た中で改めて深く考えたことで出てきたフレーズかなと思います。

ー米田さんの葛藤が詞に表れているんですね

米田: メジャーになって環境も変わったので、その中でもしっかりと自分を出して、夜の本気ダンスらしさを失わずにやれているのか、自分が本当に好きだと思うものをちゃんとやれているのかを考えました。この曲には、そこが出ていると思います。

ー『Without You』はイントロのドラムからベース、ギターと次々に重なっていく感じがいい。イントロはみんなで話し合って生まれたんですか?

米田: 『Crazy Dancer』など、一発目の音から全員がフルのテンションで入ることが多かったんですが、この曲に関してはじわじわと熱量を高めていって、サビで爆発させています。そこは今までとは違うなと僕らも思っていますね。西田くんが持ってきた最初のデモにあったので、そのままいこうと。

西田: 大きい会場でドラムから始まってじわじわ上がっていって、みんながどこかでバーンと爆発するビジョンがやんわりとあったので、それをみんなが上手いこと体現してくれたなと思います。

ー『Without You』はかなり西田さんが持ってきたデモが活かされているんですね

米田: すごく反映されていますが、だからといって夜の本気ダンスらしくないとは思わない。一発目からいい具合に融合できてるなと思いました。

ー確かに。すごいですね。そして2曲目の『LIBERTY』ですが、みんなで騒ごうぜという感じの曲です。懐かしくて爽やかなサビが印象的。こちらは米田さんの作詞作曲ですか?

米田: 僕が中心で作り上げた曲です。懐かしさを感じるという言葉は、夜の本気ダンスを聴いてもらった時に結構言われますね。サビに関しては、爽やかさやポップさを意識して作りました。

ー詞の語尾に英語が入っていてメロディとのハマリがいいですね

米田: 英語は結構使ってます。自分で考えたんですけど、サビが細かくなってもうてるんで、日本語より英語も交えた方が聴き心地がいいのかなと思って、英語を使いました。

ーそのおかげで流れるようなサビです。“LIBERTY”は「自由」という意味ですよね

米田: “FREEDOM”とは違う自由のイメージです。あと「リバティープリント」ってありますよね。そういうカラフルな感じもタイトルの意味として入れています。

ー曲のイメージとぴったりですね。さらに、『Only Seventeen』『夜に本気ダンス』のライブ音源2曲も収録されています。数ある曲の中でどうしてこの2曲を選ばれたんですか?

米田: まず最初に『夜に本気ダンス』を入れたいところから始まりました。ライブでは『夜に本気ダンス』の手前に『Only seventeen』をつなぎで演奏していたんです。それで、どうせ入れるのなら、つなぎから入れた方がライブ感あっていいんじゃないとなって、この2曲を収録することにしました。

ー『夜に本気ダンス』ありきだったからこの2曲だったと。さらに、初回限定盤には9曲のライブ映像DVDが付きます。お得感がありますね

米田: 初回盤の方が絶対にいいですよね(笑)。ライブ映像も見てほしいという気持からDVDを付けているので、それを観てライブへ行くにまで繋がってほしいなと思います。

ーこの1枚を買えばライブへの予習ができそうです

米田: 間違いなくできますね。最新の曲から定番の曲まで全部抑えられるので、これで夜の本気ダンスを知った人も大丈夫ですね。

ージャケット写真も気になったのですが、歌詞カードを広げると全て繋がってるんですね。いろいろな物が飛んでいますが、作品のイメージからこのデザインにされたんですか?

米田: そうですね。『Without You』のイメージです。“Without You”は「あなたなしには」という意味なので、離れかけた物をつかむイメージから風で飛んでいっちゃうデザインにしました。

ーなるほど。これはCDを買わないと分からない仕掛けですね

米田: そうなんです。ちなみに、CDをケースから取るとドラムの鈴鹿が出てきます(笑)。これも買った人だけが見れます。こういうクスッとなる仕掛けができるのもCDの良さかなと。買ってもらえれば伝わる遊び心ですね。

ーぜひCDを買って自分の目で確かめてほしいですね。そして、来年1月からツアーも始まります。名古屋は1月20日(金)のダイアモンドホールですが、ここは初めてですか?

米田: ワンマンでは初です。名古屋ではこれまでで最大規模ですね。ライブでのお客さんとのコミュニケーションが名古屋の印象になるんですけど、みんなすごく温かい。名古屋は距離的にも近いので、何回も足を運びたいなという気持ちはあります。

ー京都からだと2時間ちょっとですから近いですよね。西田さんにとっては初のツアーだと思います。今どんな気持ちですか?

西田: とても楽しみにしています。初めて新体制になった夜の本気ダンスを見る人が多いと思いますので、そういう人たちに向けて一回り力をつけた夜の本気ダンスを見てもらって、今よりももっとたくさんの人を巻き込んでいけるようなバンドになれたらいいなと思います。

米田:今まさに上がってきている新しい夜の本気ダンスをぜひ見てほしいので、ぜひツアーに来てほしいですね。

ーとても楽しみにしています。では最後に、ライブへ来てくれるファンへメッセージをお願いします

米田: 夜の本気ダンスは今年ギターが変わりました。新しい夜の本気ダンスとして『Without You / LIBERTY』からスタートさせるので、今まで夜の本気ダンスを聴いてきた人にはもちろん聴いてほしいですし、初めて聴く人ももちろんウェルカムです。ぜひぜひCDを買っていただいて、来年のツアーに足を運んでいただけたらなと思います。

西田: まだ加入して2ヶ月ほどになるんですが、ライブを重ねるたびにいい感触を得ています。CDを聴いてライブに足を運んでもらって、耳と体で感じとって帰ってほしいなと思うので、一度ライブに来ていただければ幸いでございます。

夜の本気ダンス “Without You” MV

■リリース情報

『Without You / LIBERTY』
1st Single
2016.12.7発売
初回限定盤(CD+DVD) 1600円(+tax)
通常盤(CD) 1000円(+tax)

■LIVE情報
Too Shy A Key TOUR 2017

1月09日(祝月) 北海道 札幌PENNY LANE24
1月13日(金) 大阪 なんばHatch
1月14日(土) 広島 広島CLUB QUATTRO
1月15日(日) 福岡 福岡BEAT STATION
1月20日(金) 愛知 DIAMOND HALL
1月21日(土) 宮城 Rensa
1月22日(日) 新潟 NEXS NIIGATA
1月27日(金) 東京 Zepp DiverCity TOKYO

■オフィシャルHP
http://honkidance.com/

■プロフィール
2008年結成、京都出身。“夜”も昼も聴く者全てを“本気”で“ダンス”させる大注目の4人組、夜の本気ダンス。インディーズ時代にリリースしたミニアルバム、アルバムは全国インディーズチャートを振るわし、各フェス&イベントでは軒並み入場規制の状態が続くなど、強烈な勢いで加速するロックバンド。ロックのピュアな初期衝動と多様なエッセンスが融合し生みだされた独自のグルーヴとグッドメロディが、躍動感溢れる“人力ダンスミュージック”に変貌を遂げ、日本全国を席巻する!

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