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ライター T-Friends

2018.7.3

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BACK LIFT presents少年少女秘密基地 FESTIVAL 2018 2018.5.12(土) @DIAMOND HALL&APOLLO BASE 〜DIAMOND HALL ライブレポート〜

BACK LIFTによる“遊び場”が今年も開催された。会場に一歩足を踏み入れると、そこに広がるのは手作りワールド。まさに秘密基地。「少年少女に戻って、全員が同い年になった気持ちで最後まで楽しんで下さい!」と、フェスの開始を伝えるステージでKICHIKU(Ba/Vo)が話したように、この風景からみんなで楽しめる場所を作って、それをみんなで守っていきたいというBACK LIFTのアツい想いを感じた。本レポートでは、1日だけ秘密基地と化したダイアモンドホールとアポロベイスでのライブの模様を余すことなくお届けする。

一発目に登場したのはNorthern19。「よし始めようぜ。よろしく!」の声と共に一曲目『MESSAGE』が始まる。勢い溢れるリズムに合わせ、力強く手を上げるオーディエンス。早くも彼らの音の渦は会場を包みこみ、一気に熱気が高まっていく。「さあ来いよ!来いよ!」と笠原(Vo/Gt)がフロアを煽ると、『RED FLOWER』『MORATORIUM』を続けて演奏。笠原がステージの真ん中でギターソロを響かせると、熱くなったダイバーが続々と流れ込む。「足りないんじゃないか?少年少女秘密基地だろ!? 少年と少女に戻ったら良いんじゃないかー!!」の声とともに始まったのは『GO』。笠原と井村(Ba/Cho)の絶妙な歌声に合わせ、自然とオーディエンスも声を重ねる。

『BELIEVER』では、井村がフロアにサインをすると、一瞬で会場が息ぴったりの手拍子に包まれる。馬場(Dr/Cho)が弾け飛ぶようなドラミングでそれに応え、益々ヒートアップするステージ。「ラスト行こうかー!」との声の後に『STAY YOUTH FOREVER』のタイトルコールがされると、オーディエンスはこの時を待っていたとばかりに声を張り上げる。最後のサビ前にはオーディエンスのみで「Wow」を大合唱。会場全体が一体となり、ラストへ向けて駆け抜けた。熱いメッセージでフロアを夢中にさせた彼らは、間違いなくオーディエンスの子ども心に火を付けた。

■セットリスト
-Northern 19
1.MESSAGE
2.RED FLOWER
3.MORATORIUM
4.GO
5.BELIEVER
6.SOS
7.CRAVE YOU
8.STAY YOUTH FOREVER

ダイアモンドホールの2番手に登場したのはHump Back。「あの頃、男の子には何をしても勝てなかった。そんなあの日に打てなかった逆転ホームランを打ちにきました!」と林(Vo/Gt)のMCからライブがスタート。Hump Backの武器でもある林のまっすぐ芯のある歌声、ぴか(Ba/Cho)と美咲(Dr/Cho)2人のリズム隊が作る力強い音が鳴り響く。『月まで』『短編小説』『嫌になる』と続けて披露し「ロックバンドは拳1つで大丈夫」とオーディエンスに投げかけると、フロアに高くあがる拳が広がった。

「青春も初恋も昔話になってしまったけど、私たちの初恋を詰め込んだこのバンドで青春を歌える、鳴らせる。今日は呼んでくれて、この場所を選んでくれて見つけてくれてありがとうございました!」と主催のBACK LIFT、そして集まったオーディエンスに感謝を伝え、「私たちがいる限り、みんなの青春は終わらへんからなー!」と力強く叫び歌い出した『星丘公園』。色鮮やかな照明が3人と楽曲に華を添え、オーディエンスは真っ直ぐとステージを見つめ身体を揺らし音を感じていた。“ガールズバンド”と括ってしまうのはもったいない、純粋にカッコいいの言葉が似合う3人の逆転ホームランは今日、確かに打たれた。

■セットリスト
- Hump Back
1.月まで
2.短編小説
3.嫌になる
4.ボーイズ・ドント・クライ
5.星丘公園
6.ゆれる

次に登場したのはlocofrank。フロアが暗転すると、待ちわびたオーディエンスがステージに駆け寄り、拍手と歓声でメンバーを迎える。「いこうか、名古屋ー!」と木下(Vo/Ba)の掛け声から始まったライブは、1曲目の『PASSED AWAY』から奮い立つオーディエンスによってフロアは激しく入り乱れる。その勢いを緩めることなく立て続けに『Mountain range』『A GLOSSY DEMOCRACY』を披露。スピード感、重厚感のあるサウンドがオーディエンスを煽るように鳴り響き、負けじと食らいつくフロアではダイブやモッシュが繰り広げられた。

「名古屋のみなさんこんにちは!locofrankです!少年少女秘密基地festival!完全におっさんですけどいいんですかね!」と木下は笑いを誘うように話し始める。少年少女の心をくすぐるように「バックリまで長いけど、最後まで怪我なく楽しめよ!今日くらい悪いことしてしまえ!」と投げかけ『reason』へ繋げた。鮮やかな照明とは対照的に掻き鳴らされる力強くメロディックなサウンドを浴び続けるフロアの熱量は終始最高潮。この数分は、ここにいたオーディエンス全員の記憶に鮮明に残されただろう。そして何より、少年少女という言葉に年齢は関係ないというようなlocofrankの少年のように輝く目が印象的だった。

■セットリスト
- locofrank
1.PASSED AWAY
2.Mountain range
3.A GLOSSY DEMOCRACY
4.Before It's Too Late
5.Returning
6.reason
7.BE FULL
8.CALLING
9.START

ダイアモンドホール4番手で登場したのはハルカミライ。ざわつくフロアに橋本(Vo)の「イエーーーイ!」という切り込むような一声が響き、4人が登場。須藤(Ba/Cho)が大きく右手を振り上げ、「少年たちよ!俺たちがハルカミライ!」と橋本が叫びライブがスタート。『君にしか』『カントリーロード』を歌い上げると、フロアに向かって「そんなもんか!」と煽る。そして、橋本がステージから飛び出しオーディエンスにリフトされると、集まったオーディエンスに「すげー!すげー!すげー!元気出していけよ!」と言葉を投げ掛け、『ファイト!!』でオーディエンスとシンガロング。

フロアの真ん中でリフトされながら「あっち(ステージ)見てもいいけどさ、俺を見てほしい!1番派手なことしてるから!」と話し『春のテーマ』へ。オーディエンスは笑いながらも視線はしっかりと橋本に向けられ、ステージではそれに負けじと関(Gt/Cho)、須藤(Ba/Cho)、小松(Dr/Cho)のパフォーマンスが熱を帯びていた。「毎週、毎月きている名古屋に、地元くらい大好きな名古屋に俺たちの地元の歌を!」と最後に披露したのは『ヨーロービル、朝』。いつだってオーディエンス1人1人を見つめるように、1人1人に真っ直ぐで着飾らない言葉を放つ橋本は、まさに少年だった。

■セットリスト
-ハルカミライ
1.君にしか
2.カントリーロード
3.ファイト!!
4.俺達が呼んでいる
5.春のテーマ
6.predawn
7.アストロビスタ
8.ヨーロービル、朝

ダイアモンドホール、トリ前を任されたのはG-FREAK FACTORY。大歓声のステージに登場したyosihasi(Ba)、harada(Gt)、PON(Dr)によるセッションからスタート。そこに登場したmoteki(Vo)が放つ言葉が独特な世界観を作り、オーディエンスの心を奪っていった。「今日もカッコ良くてすみません!ヴィジュアル系バンドG-FREAK FACTORY始めます!」と『SOMATO』へ繋げると、身体を揺らして踊るフロア。

「ダイア飛べー!!」と叫ぶとフロアは大きく揺れ、盛り上がりは一気に急上昇。重厚感のあるサウンドに乗る心地いいmotekiの歌声は、初めましての人をも虜にする。『日はまだ高く』の曲間、motekiがフロアにダイブ。オーディエンスに持ち上げられると「近う寄れ!全員両手を挙げろ!」と投げかける。フロアには集まったオーディエンスの手が挙がり、一体感が一気に増す。

「ローカル背負ってるバンドがこういうイベントやるのは、コケられないってビビってんだよ、そんなバックリが俺たちを呼んでくれた!」と大事なイベントに呼ばれたからには絶対にコケさせないライブをするという思いをマイクを通さず叫ぶ。その意志はここにいた全員に届いたに違いない。自身も地元群馬でフェスを主催しているからこそ、地元を大切にするバンドとして目に見えない繋がりが生まれているのだろう。そう実感した圧巻のライブだった。

■セットリスト
- G-FREAK FACTORY
1.jam
2.SOMATO
3.日はまだ高く
4.Too oLD To KNoW
5.ダディ・ダーリン
6.EVEN

この日のトリを飾ったのはもちろん『少年少女秘密基地festival2018』主催、名古屋のBACK LIFT。先に全ライブが終了したアポロベイスからオーディエンスが続々とフロアへ流れ込み、BACK LIFTを迎え入れる準備は完璧。待ちわびるオーディエンスに応えるようにお馴染みのSEが流れ始めると、沸き起こる歓声の中、YU-PON(Gt/Cho)、HEAVIN(Dr/Cho)、KICHIKU(Ba/Vo)が揃ってステージへ現れる。1曲目を飾った『GO OVER』の一音が鳴った瞬間、ダイアモンドホールをBACK LIFTが支配。スタートから長丁場を全力で駆け抜けたとは思えない、まだまだ元気がみなぎっているオーディエンスでフロアが激しく揺れる。

「みんな楽しんでるー!誰よりも少年な名古屋のバンド、BACK LIFTです!よろしくー!」とKICHIKUがフロアへ声を掛けると、YU-PONの「音楽が好きですかー!もっともっといこうぜ少年少女ー!」の言葉から、興奮をさらに加速させるように『LIFTING ME UP』『KIDS PLAY HARD』『Cat or Dog』を続けて披露。激しく点滅する照明に照らされる3人はいつも以上に輝きを放ち、オーディエンスの胸を高鳴らせた。

「俺たちはまだまだこの場所で終わるつもりはなくて、俺たちだけじゃなくて、ここにいるみんなの夢を乗せて、これからも続けていきます!よろしくお願いします!」とこのイベントは、自分たちだけではなくみんなの力で作り上げたもの、いつだって帰ってこられる秘密基地をこれからも作り続けていくと話すKICHIKUの顔はまさに少年のような笑顔だった。「このままちょっと拳を貸してくれ!」と最後に『with you all the time』を歌い上げると高く突き上げられ拳がフロアを埋める。大盛況に包まれながら3人はステージを後にした。

アンコールの声に再びステージに戻ってきた3人へ向け、まだまだ物足りないと言わんばかりの拍手が包む。アンコールの1曲目として選ばれたのは『NEVER SAY DIE』。何と、ダイアモンドホールのトップバッターとして盛り上げてくれたNorthern19の笠原とコラボで披露。それを目の当たりにしたオーディエンスの熱量に負けじと、BACK LIFTの3人の顔からも笑顔が溢れ出す。「今日は本当にありがとう!出てくれたバンド、本当にリスペクトしています!どうかこの日を忘れませんように」と最後に『LOOK UP TOGETHER』を歌い上げると今日1番の拍手が溢れ、『少年少女秘密基地festival2018』は幕を閉じた。

大好きな場所で、大好きな仲間と、自分たちを大好きでいてくれるオーディエンスと、忘れることのできない大切な1日を作り上げたBACK LIFT。不安だらけだったとHEAVENは語ったが、この1日、ダイアモンドホールそしてアポロベイスにいた全てのオーディエンス、出演者の顔は少年少女のように眩しいくらいキラキラと輝いていた。これからも名古屋というローカルを背負ったバンド代表としてBACK LIFTが輝き続けてほしい。『少年少女秘密基地festival2018』に来年また会えることを願って。

■セットリスト
- BACK LIFT
01.GO OVER
02.HUNGRY
03.Breakthrough
04.LIVING ROOM
05.LIFTING ME UP
06.KIDS PLAY HARD
07.Cat or Dog
08.Hate
09.Don’t Trust Fake
10.This is myself
11.青空とあの空
12.Catch
13.with you all the time
(encore)
14.NEVER SAY DIE (withけんたろうさん)
15.LOOK UP TOGETHER

文/Northern 19:ワタナベ、その他全バンド:マナミ
写真/BACK LIFT:ヤオタケシ(@takeshiyao)、その他全バンド:前田達也(@hrdrgb2310)

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