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ライター T-Friends

2017.7.29

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EARNIE FROGs ノンフィクションtour 2017 ~愛しい人たちへ~ ツアーファイナル

2017.7.1(土) @APOLLO BASE

嘘偽りのない「真実の音楽」を鳴らすツアーファイナル

EARNIE FROGsが、4月12日にリリースした1stフルアルバム『ノンフィクション』を掲げたツアーファイナルを、7月1日(土)にAPOLLO BASEにて開催した。この日はバンド史上初となるワンマンライブ。EARNIE FROGsを観に来た多くのオーディエンスでフロアは埋めつくされていた。

青いライトに照らされたステージに4人が現れると、大歓声で迎えるオーディエンス。それに応えるメンバーからは笑顔がこぼれていた。ライブの最初に選んだのは、アルバムの1曲目に収録されている『新しい言葉』。三木正明(Vo/Gt)の透き通る声がフロアに響き渡り、オーディエンスの心をあっという間に掴む。「EARNIE FROGsです。よろしく!最高に楽しんで帰ろう!」と『What's (you) showing?』へ繋げ、フロアの端も後ろも関係なく全員が体と声を歌に乗せる。「改めまして、EARNIE FROGsです!ノンフィクションツアーファイナルへようこそ!ついにこの日が来たって感じです。今日のことは一生忘れないと思う。みんなもそうでしょう?出し惜しみしないで精一杯楽しみましょう!」と話す三木から、ここに集まった全員で今日を作り上げようという気持ちを感じた。

コーラスとのバランスが心地いい『スラップスティック』、ポップなメロディーでEARNIE FROGSらしさをみせつけた『プラナリア』、『uncircle』では、自然と始まった手拍子と高く挙げられた手がフロアに一体感をもたらす。「今回ツアーに出て、色んな所でライブをして、俺たちの音楽をしてきたけど、やっぱり名古屋のココに来ると帰ってきたなって思う。待っててくれてありがとう!」三木が感謝の気持ちを伝えると、“まだ長い旅の途中”と自分達の夢を重ねたような『FLY』、ゆかちん(Dr/Cho)のカウントから始まるポップさの中に魅惑的な雰囲気が際立った『うそつき』、波の音と青いライトの中、深い海へと潜るようにおがた(Ba/Vo)が歌い上げる『鯨』、煌めきのあるメロディーにオーディエンスの手拍子を乗せた『driftter』と駆け抜けるように4曲を終えた。

テラオ(Gt/Cho)が今ツアーの思い出話や『ノンフィクション』の制作エピソードを語り、「12曲全部お届けしたいから、いつもとは違うEARNIEをお届けするけど、いいですか?」と踊り始める。その動きに合わせてオーディエンスも手拍子を始め、「いいよみんな、自由に楽しんでくれればいいよ!」と、シティポップの雰囲気を持った『Ordinary』へ。オーディエンスも思いのまま身体を揺らし音楽を楽しんでいた。

スピーディーで爽快に駆け抜ける『喧騒』、オレンジのライトが柔らかさを演出し、フロアに語りかけ包み込むように『灰色の街』を歌い上げると、三木が「今回出したアルバム『ノンフィクション』には、嘘偽りない音楽、俺らの音楽が入っている。プラスの感情もマイナスの感情もどっちも大切。生きていると重苦しいと思うこともある。マイナスがあったから今日この日が楽しいと思える。後半戦、今までのことを忘れるんじゃなくて、肯定して楽しんでいきましょう!」と話す。その言葉から、マイナスがあるからプラスがもっとプラスになる、と後ろを向かずに前だけをみている彼らの思いが真っ直ぐに伝わってきた。

再びポップな音楽と笑顔溢れるメンバーに、オーディエンスも体を揺らし高く手を挙げる。『CRAWL』では、三木の「よかったらここでみんなと一緒に歌いたいんだけどさ、いい?」の言葉でシンガロングが始まり、会場がひとつに。フロアはオーディエンスの笑顔で埋め尽くされた。「こんなにシンガロングって楽しいのか、後ろも見えてるし聴こえてるからな!」と叫び、歌い終わると一言「最高だ!」

スピード感のあるメロディーに1度しか生きられないから今を大切に生きようとEARNIE FROGsらしい詞を乗せた『Step Sound』、激しさの中にあるキャッチーなメロディーが耳に残る『鳴き声』を立て続けに披露。そして、今日1番の盛り上がりをみせた『MATSURI』では、この曲を待っていたと言わんばかりのジャンプでフロアが大きく揺れた。

「たのしいね」と三木の問いかけに大きな拍手がフロアに広がり、「最高の『MATSURI』が出た気がした!このままずっとこうしていたい。楽しい時間はあっという間。次で最後です」と話し、フロアからの惜しむ声を受け止めると、ゆっくり「記念すべき日をみんなと過ごせてよかった。フルアルバム、ツアー、ワンマン、みんなのおかげです。感謝の思いとか全部詰まった曲を最後に聴いてください」と語り、力強く芯がありつつも優しく柔らかい声で『愛しい人』を歌い上げた。曲が終わり大きな拍手に包まれたメンバーの顔には今日1番の笑顔の花が咲いていた。「ありがとうございました!EARNIE FROGsでした!」とステージを後にした。

すぐに湧き上がったアンコールを誘う手拍子に、テラオが「呼んでくれてありがとう!」と1人で現れ「みんなのおかげで、最高のワンマンライブになりました!」と話すと三木、おがた、ゆかちんも登場。「よっしゃー!じゃあいこうか!」と『Disco Panic』『リアリティ』『Astroarts』を勢いよく歌い上げ、最後に三木が大きく上に拳を突き上げる。そして、4人が深く頭を下げて初のワンマンライブの幕が閉じた。

今日のライブは、彼らにとってもオーディエンスにとっても大切な記念すべき夜になった。ライブ後には、「活動休止の期間もあったが、今日こうしてワンマンライブを大成功で終えることができたから、続けてきて良かった」とメンバー4人が口を揃えて話した。困難を越えてきた彼らにしか観ることができない景色がそこにはあったのだろう。
EARNIE FROGsのこれからが楽しみで目が離せない。

文/マナミ 写真/ナツミ(http://natsumi-live.tumblr.com/)

■セットリスト
01.新しい言葉
02.What's (you) showing?
03.スラップスティック
04.プラナリア
05.uncircle
06.FLY
07.うそつき
08.鯨
09.driftter
10.Ordinary
11.喧騒
12.灰色の街
13.CRAWL
14.Step Sound
15.鳴き声
16.MATSURI
17.愛しい人
(en)
18.Disco Panic
19.リアリティ
20.Astroarts

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