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LIVE REPORT ライブレポート

2017.2.21

ポップダイバーと一緒に夢へ。

EVERLONG 2nd Mini Album “willco” ReleaseTour
“キミ!キミ!キミ!史上最大の進撃作戦”-名古屋発ワンマン-
2017.1.28(土) @Electric Lady Land

昨年11月からスタートした『willco』リリースツアーの最終日。意外にも名古屋では初のワンマンライブとなったこの日。ライブ中、この広いステージに立てた喜びを伝える言葉を探しながら話す姿から、地元でのワンマンライブに対する強い思い入れを感じた。本レポートでは、この日を皮切りにより良いものとなるように、と願いが込められた史上最大の120分、全27曲の熱い一夜を余すことなくお伝えしたい。

息の合った手拍子の中からYu-ta(Vo/Gt)、KIMU(Dr/Cho)、Mitsuhiro (Vo/Ba)の順にステージに現れると、Mitsuhiroがステージの中心で一礼。「やってきましたー!!」の声を合図にライブがスタート!『ヴィーナス』、『Story』と序盤からEVERLONGらしさ全開のキラーチューンによって会場を一気にダンスフロアへと変貌させる。さらに「声だせますかー?」での一声で響くシンガロングと自然と沸き起こるハンドクラップに早くも彼らとオーディエンスのグルーヴ感を見せつけられた。

タイトルコールでこの日1番の歓声が上がった『this day』では、KIMUの繰り出す疾走感あるビートに挑発されるように“我慢できなかった!”と言わんばかりのモッシュ、ダイブが次々に起こる。「こんなにツアーファイナル来てくれるなんてありがとう!この広いライブハウスに数人しかお客さんがいない夢を見たから正夢にならなくてよかったー!!」と笑い混じりに来てくれたことへの感謝を示し、「120分、付いてこれますか?」とオーディエンスを煽ると、爽快な『群青炭酸』、ツインボーカルが光る『ABC』と休む暇なく新旧のアップチューン楽曲を次々と投下。

とどめに「恥ずかしがらずに遊ぼうぜー!」とフロアに更なる熱気を注ぎ込んだのは、今やEVERLONGの代名詞ともいえる『POPダイバー』。ツーステップやモッシュ、息ぴったりのダンスでこの日1番の盛り上がりを見せ、歌詞を口ずさんだり、Mitsuhiroの満面の笑みにつられて自然と笑顔が感染してゆく光景に、この空間にいる全員が心の底から楽しんでいるのが伝わってきた。

一つ間を置いて息を整えると、Yu-taにスポットが当り淡いギターサウンドが鳴り響く。次第にMitsuhiroのベースサウンドも加わると、空気は一変してゆったりした静かな曲『コインランドリー』へ。時々3人で目を合わせながら、哀愁漂う日本語歌詞と、優しく、ぐっと胸を掴むような歌声で温もりのある空間を作り出す。

中盤戦、KIMUによるドラムソロが突如始まると、そこにギターサウンドが加わり徐々に速度が加速。そして、『妄想コニー』のイントロへなだれ込む。ライブ中 「踊ろうぜー!」という言葉に応えるように大いに盛り上がるフロアを見て、“踊る”という言葉がまるで彼らとオーディエンスの距離をさらに近づける魔法の合言葉のように聞こえた。

よくある日常を切り取ったかのような歌詞をポップサウンドに乗せて歌い上げる『オレンジ』では、曲名通りオレンジの光が3人を照らす。柔らかくノスタルジックな雰囲気が会場を包むと、「まだまだ目標に向かっている途中のEVERLONGですが、いつか、きっと夢は叶います」と断言し、夢に向かって頑張る全ての人へ贈る『夢。』へ。「全員でいくぞ!」の掛け声がまるで“全員で夢を叶えるぞ!”と言っているようにオーディエンスの手を引っ張ってゆく。そして夢へ向かえば必ず目にする高い壁も『前進交響曲』で一緒に乗り越えてゆく。

ラストスパートをかけるように無数の拳がフロアを埋めた『ヨナギ』では、Mitsuhiroがステージを駆ければ、会場一体に轟く<キミ>のコール&レスポンスにYu-taが耳を傾ける。この、頭から離れない中毒性のあるメロディがオーディエンスの心を1度掴んだら離さない最大の魅力なのだろうと改めて思った。

アンコールでは、『風香』でしっとりと真っ直ぐに思いを届け涙を誘うと、『I’ll be』では、指揮者を真似たMitsuhiroの指揮に合わせて大合唱が起こる。そして、まだまだフロアの体力が残っていることを確認すると、『あなた』では、残る体力を全て出し切る程の盛り上がりを見せる。まさに“あなた”へのストレートな愛を歌い切ると「まじで愛してる。今日は本当にありがとうございました!!」と笑顔で高らかにピースサインを掲げステージを後にした。

普段はなかなか聴くことができない曲が聴けたり、ゆったりとバラードが聴けるのもワンマンライブの醍醐味の1つだろう。笑いあり涙ありのあらゆる色を持つ彼らの楽曲にこのロングステージはぴったりだと思った。そんな苦楽を共にできる楽曲が多くあるからこそ多くの人が彼らの歌に惹かれてゆく。今までも、そしてこれからも、Mitsuhiroの言葉を借りるとするならば、「あなたを支える人がEVER LONGでありますように!」

文/伊藤成美 写真/なかむらあかり(nrdrin.wixsite.com/meri-photo)

■セットリスト
01.ヴィーナス
02.story
03.神ロケ
04.ナミダミダ
05.this day
06.群青炭酸
07.sing
08.ABC
09.POPダイバー
10.コインランドリー
11.泡の雨、君の街
12.日々
13.SPICE
14.Letter
15.鳥ノ籠
16.Never
17.妄想コニー
18.シグナルとシグナレス
19.オレンジ
20.夢。
21.前進交響曲
22.ヨナギ
23.ツキナミ唄
(encore)
24.風香
25.I’ll be
26.トゥモロー
27.あなた

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