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LIVE REPORT ライブレポート

2017.10.2

PAPA FES 2017 レポート!
前半

PAPA FES 2017
2017.7.30(日) @久屋大通公園もちの木広場

2014年10月、名古屋にて結成されたバンドハラスメントが、7月30日(日)に名古屋栄の久屋大通公園もちの木広場にて、野外音楽無料フェスを開催した。この日、地元名古屋のバンドをはじめ、盟友バンドが多数出演。時折り振る小雨の中、各バンドエネルギッシュなパフォーマンスを見せてくれた。ここでは、前後半に分けてPAPA FES 2017の模様を余すことなくお届けする。

『PAPA FES 2017』の一番手を担うのは、地元名古屋のTHREE LIGHTS DOWN KINGS。NORI(Dr)の激しいドラムの中、JUNE M(Ba)が「PAPA FESいけますかー!!」と声を張り上げると、それに応えるようにオーディエンスからはステージに向け拳が突き上げられた。空へ突き抜けるようなHiromu(Vo)の歌声に呼ばれるように会場には続々とオーディエンスが集まり出す。『NEVER SAY NEVER』ではu-yaのシャウトが唸るように響き渡り、前のめりな演奏でオーディエンスの心を鷲掴みにする。『MY WORLD』で全員がタオルを回すと、ぱらつき始めた雨をも吹き飛ばすように熱量はぐんぐんと上がっていった。

「あなたたちの未来が栄光の日々でありますように」Hiromuの優しい言葉から始まった『グロリアスデイズ』。現体制になる前から歌われてきたこの曲に、オーディエンスの熱量はあっという間に最高潮へ。栄光だけを見てきたわけではない彼らだからこそ、オーディエンスに飛ばす音や言葉は、優しくも強く、そしてあたたかいのだろう。彼らが最後に選んだのは、『デイ・ドリーマー』。「最後にみなさんの声、聴かせてくれませんか!」という言葉に応えるように、栄の真ん中には大きな合唱が響き渡る。その場にいる全員が全力で今という時間を楽しみ、終わりを惜しむ感情が溢れる中また必ず会うと約束をし、ステージを去った。(tx=hono)

■セットリスト
01.負不知Loser.
02.NEVER SAY NEVER
03.MY WORLD
04.グロリアスデイズ
05.デイ・ドリーマー

「あんまりナメてかかるなよ!」と威嚇のような言葉をステージから飛ばし、ライブをスタートさせたのは滋賀のClimbgrow。『mold Hi』が始まると、一瞬にして空気が彼らの色に染められた。彼らの演奏はまるでナイフのよう。何かを切り裂いていくように荒々しくも力強く、そして鋭く尖っている。杉野泰誠(Vo/Gt)が「どうした、名古屋?」と挑発するようにオーディエンスに噛み付けば、オーディエンスは拳をステージに向け突き上げる。傷つけるように、それでもどこかあたたかく奏でられた『KLAXION』は、オーディエンスの心をぐっと掴みステージへ惹きつけているようであった。

「こんな広い所で、言霊があなたの心にぶっ刺さって抜けないことを祈る」との力強い言葉から始まった『風夜更け』。近藤和嗣(Gt)の激しいギターとともに、オーディエンスの心にグサッとナイフのような言霊を突き刺し、普段見て見ぬふりをしている現実を突きつけ、そして、間違いに気づかせる。彼らの言葉に、音楽に、心を震わされたオーディエンスは自然とステージに向け強く握った拳を上げる。その拳に応えるように力強くも優しく『極彩色の夜へ』を演奏し、もうやりきったとでも言うように名残惜しい表情を見せることなくステージを後にした。(tx=hono)

■セットリスト
01.mold Hi
02.scarlet
03.KLAXON
04.風夜更け
05.ラスガノ
06.極彩色の夜へ

3番目に登場したのはTHE BOY MEETS GIRLS。SEが鳴ると大きな拍手で迎えられ、「名古屋のTHE BOY MEETS GIRLSです!始めます。楽しんでいきましょう!」と『T.R.F.』からライブはスタート。高島大輔(Vo/Gt/Key)の「みんなで跳べるか?初めましてでもいいんです!こんな最高の時間、自由に楽しんでいこうぜ!」の言葉とともに、オーディエンスは挙げた手を左右に振り栄を揺らすかのように跳ねる。ポップでリズミカルな『動物ディスコフィーバー』では、ステージにも会場にも笑顔が溢れ一体感が生まれていた。始まる直前まで厚い雲で覆われていた空は、いつの間にか明るくなり所々に青空が見えている。

かつくん(Dr)が「最近バンハラと仲良くなって呼んでもらって、みんなで楽しんでバンハラがやべー負けねーって思ってくれたらいいなって!」と、続けたのは暑い夏にぴったりの『おさるのジョニー』、『スベスベマンジュウガニは静かに笑う』。おさるやカニのポーズを作ってオーディエンスみんなで踊ると、高島が「僕らは『誰も1人ぼっちにしない音楽』を大事に作っている。平日は泣きたいこと辛いことあると思うけど、ライブの時間だけは誰も1人ぼっちにしない」 と話す。そして、最後の1曲『#262810』では高島に促されフロアにサークルを作り、肩を組んだオーディエンスによって栄のど真ん中にお風呂を作り「みんなありがとう!バンハラありがとう!名古屋の誰も1人ぼっちにしないバンドTHE BOY MEETS GIRLSでした!また遊ぼう!」とステージを後にした。(tx=マナミ)

■セットリスト
01.T.R.F.
02.動物ディスコフィーバー
03.おさるのジョニー
04.スベスベマンジュウガニは静かに笑う
05.#262810

ちょうど折り返し地点となる4番手に登場したのは、バンハラと同じく名古屋で結成されたAll Found Bright Lights。晴れ間の見えた空に円陣の掛け声が響くと、メンバーが1人ずつ登場。「お昼から遊んでいきましょう!」とスタートから『Nevermind』、『GIRL』と疾走感あるドラムビートを栄の街に轟かせる。開放的なステージで、Yoshiaki(Vo)がマイクを強く握りしめ、持ち前のハイトーンボイスを響かせれば、ライブハウス同様のシンガロングやクラップが降り注ぐ。PAPAFESは大成功だと話し、初めての企画に自分たちを呼んでくれたことに感謝。そして、「普段から通るこのもちの木広場でやっと歌える日が来たと思います」とここで歌えることを嬉しそうに話し、すべての人に届けたい。と歌われた最新ナンバー『JUVENILE』を初披露。ダイナミックで壮大なメロディは、オーディエンスの手拍子が加わることでスピード感が増す。サビに向けて音数が増える緩急あるサウンドは自然にオーディエンスの体を揺らし、いい意味で音源とは異なる顔を見せてくれた。

「このフェスがこれからもこの先もあらゆる場所で開催されますように!」と叫び『Navy』へ。キャッチ―なメロディに乗せ、1人でも多くの人と目を合わせようと歌う姿が印象的だった。そして曲を重ねる毎に増えてゆく拳の数が、All Found Bright Lightsの曲は見る人の心を動かす音楽だということを証明していた。「愛しています名古屋。これからもよろしく!」と熱いアクトで前半戦を締めくくった。(tx=伊藤成美)

■セットリスト
01.Nevermind
02.GIRL
03.No rain
04.Space Out
05.JUVENILE
06.Navy

後半へ続く

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