1. トップ
  2. ライブレポ
  3. 緑黄色社会 ライブツアー “リョクシャ化計画2018”

ライター T-Friends

2018.5.15

111 good

緑黄色社会 ライブツアー “リョクシャ化計画2018”

2018.4.30(月祝) @名古屋CLUB QUATTRO

笑顔の花を開花させリョクシャカ色に染められた地元名古屋でのワンマンライブ

名古屋出身男女混成4人組バンド緑黄色社会の1stフルアルバム『緑黄色社会』を引っさげて開催されたワンマンツアー『リョクシャ化計画2018』の名古屋編が、4月30日(日)に名古屋CLUB QUATTROにて開催された。「やっとここ(クアトロ)までこれました!」と語った4人が鳴らした音楽は、会場に集まった人をリョクシャカ空間に連れ込んだ。

SEが流れ始めると、ブルーとグリーンのライトが“緑黄色社会”と大きく掲げられたバックドロップを照らす。「待ってました!」と言わんばかりの歓声と拍手が沸き起こり、peppe(Key/Cho)、穴見真吾(Ba/Cho)、小林壱誓(Gt/Cho)、長屋晴子(Vo/Gt)の順にステージに現れ、一呼吸おいて長屋が集まったオーディエンスへ向け一礼。『真夜中ドライブ』を歌い出すと、スカイブルーとオレンジの照明がバンドサウンドに華を添え、フロアは高く挙がる手に埋め尽くされる。<信じてね 信じるよ 信じたよ>の歌詞のように、ここに集まったすべての人がこの瞬間を待ちわびていたことを実感した。
フロアからの「おかえりー!」の言葉に応えるように、長屋が「リョクシャ化計画2018へようこそ!ツアー2日目、大好きな名古屋です!ここにいるみんなをリョクシャカ色に染めて、いい1日にできたらいいなと思います」と溢れんばかりの笑顔で話すと、新曲『サボテン』を披露。優しいバンドサウンドが柔らかい歌声を際立たせるこの楽曲は、“愛の育て方”を歌った切なさを感じさせる。しかし、最後に<窓際の愛は間違っていなかった 花を咲かせよう>とあるように、あなたも私も間違っていないのだと、これまでの自分を肯定する聴く人の心に寄り添う緑黄色社会らしさが詰まった曲だ。

ここからライブの雰囲気が一変。穴見とドラム(サポート)の2人によるセッションが鳴り響くと、それに合わせて激しく点滅する照明がオーディエンスの心を揺さぶる。その空気の中、ディスコメロディを感じさせる艶やかな『Bitter』と、先に披露された新曲とは対照的に、小林のキレのあるギターサウンドが印象的な新曲『Never Come Back』を演奏した。変幻自在に姿を変える緑黄色社会の音楽に、上昇し続けるオーディエンスのテンション。

「昔から歌うことが、聴いてもらうことが、聴いた人が笑顔になることが大好き。でもそれが大好きじゃなくなる瞬間があって、それが悲しくて辛くて。そんなときに書いた歌があります」と、長屋がオーディエンスを見つめ話し、歌い出したのは『Re』。長屋の言葉と歌から、自分の、自分たちのいい所だけを見せるのではなく、弱い部分も含めてすべてをさらけだす緑黄色社会の裏表のない真っ直ぐな音楽が、多くのオーディエンスを惹き付けるのだと感じた。
小林が「名古屋です!地元名古屋です!!」と言い、続いて長屋が「後半戦めちゃめちゃ元気にぶっ放していきたいと思います!いけますかみなさん!!」とオーディエンスに投げかけると、当たり前だと言わんばかりの熱量で「オーッ!」と湧き上がるフロア。リョクシャカのワクワクを詰め込んだ曲ですと歌い始めた『君が望む世界』、そして一緒に声出して歌おうよと『始まりの歌』を続ける。高く挙げられた手で埋めつくされたフロアを見る4人の顔から笑顔がこぼれる。

フロアのあちこちからステージへと投げ掛ける「サイコー!」の言葉に、長屋も「私も最高の気持ちです!ありがとう!! 楽しいことが終わってしまうのは寂しいけど、また会えると思うから大丈夫です。次で最後の曲です。ありがとうございました!緑黄色社会でした!!」と最後の1曲に選んだのは『大人ごっこ』。フロアにいるたくさんの人が、身体を揺らしながらステージの4人から届けられる音と言葉を感じていた。演奏が終わると、大きな拍手に包まれながらメンバーはステージを後にした。

アンコールの呼び声に「アンコールありがとうー!」と登場した4人。「お知らせがあります」と話し出した長屋の口から発表されたのは『緑黄色夜祭 vol.8』開催のお知らせ。それだけで盛り上がるフロアに、初の東名阪での開催というサプライズ発表に湧き上がるオーディエンス。この勢いに乗ったまま「昔から大事に歌ってきている歌を」と『それなりの生活』を披露。熱く盛り上がったフロアにしっとりと落ち着いたメロディと、長屋の歌声が鳴り響いた。そして、ワンマンライブ恒例の穴見のグッズ紹介でオーディエンスの笑いを誘い、最後に『またね』を歌い上げると、4人はオーディエンスに向け深く深く頭を下げこの日のライブは幕を閉じた。

やっとクアトロまで来られたという喜びは、メンバー4人だけではなくここに集まったオーディエンスにとっても同じ。「ツアーTシャツの“開花Tシャツ”をみんなが着たら、ステージから見るとお花畑が広がるんです」と長屋は話していたが、花が咲いたのはTシャツだけではない。ステージを見つめるオーディエンスの顔には笑顔が広がり、クアトロというライブハウスに笑顔のお花畑が広がっていた。まだまだ上に向かって走り続ける緑黄色社会の可能性を見出すことができた素敵な夜となった。

文/マナミ 写真/安藤みゆ(@ad_miyu)

■セットリスト
1.真夜中ドライブ
02.アウトサイダー
03.丘と小さなパラダイム
04.キラキラ
05.サボテン
06.Bitter
07.Never Come Back
08.regret
09.Re
10.君が望む世界
11.始まりの歌
12.want
13.恋って
14.Alice
15.大人ごっこ
(encore)
16.それなりの生活
17.またね

■Information
緑黄色夜祭 vol.8
09月30日(日) 大阪 club JANUS
10月05日(金) 東京 LIQUIDROOM
10月08日(月祝) 愛知 名古屋BOTTOM LINE

■オフィシャルWEB
http://www.ryokushaka.com/

関連キーワード

RANKING

RECOMMENDED

KEY WORD

WRITER


トップへ