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    ここから始まる“挑戦”と言う名の長い旅

LIVE REPORT ライブレポート

2017.8.2

THREEOUT
ここから始まる“挑戦”と言う名の長い旅

THREEOUT 1st Full Album「TALETELLER」リリースツアーファイナルワンマン
2017.6.24(土) @池下CLUB UPSET

6月24日(土) 池下CLUB UPSETにて、THREEOUTのツアーファイナルが行われた。この日はバンド史上初となるワンマンライブ。開演前から落ち着きのないオーディエンスをひとつにしたのは、青いライトと共に流れ始めたSE。大きな拍手と大歓声で迎えられた彼らの表情は、滲み出た緊張を隠しきれない笑顔だった。

直人(Vo/Gt)の「ツアーファイナル、始めようぜ!」の言葉と共にライトが赤と黄色に変わり、『MASTERPIECE』の激しい音を鳴らす。「アップセット聞こえるか?」と直人が叫ぶように問いかけると、それに応え激しいジャンプで揺れるフロア。まだ1曲目にも関わらず、フロアのボルテージは一気に上がる。そして、「準備できてるか?かかってこいよー!」とフロアを煽りながら『Faster』、『ARCADIA』を歌いあげ、『Inception』へ。下がる気配のないフロアの拳が、このワンマンライブを楽しみにしていたことを物語っていた。そしてそれは彼らも同様。

「こんばんはー!THREEOUTです!」なお(Dr/Cho)がMCを始めると、その口調がフロアの笑いを誘う。和やかな空気が流れる中、真っ赤なライトとともに『Carmilla』のイントロが流れ、フロアはそのメロディに自分達の声を乗せる。さっきまでとは違った雰囲気を背負った『インソムニア』ではサビで多くの手がフロアを埋めつくし、ギターの細くかつ強い音色がオーディエンスの耳を惹き付けた。

もう言葉はいらないよと音楽で繋がっていることを歌った『World's End Garden』。地に響くような重みのある楽器隊の演奏が、次は何かとフロアの期待を煽る。直人の「カランドリニア」の言葉とともに大歓声で始まった『カランドリニア』では、赤と青のライトが交互にステージを照らし、テンポが次第に速まっていく。そして、「ちょっと前の曲やってもいいですか?」と『Welcome to the Endless Game』でさらに加速すると、夢を掴むためには大きな覚悟がいると放った言葉から始まる『賽の河原』ではイントロから手拍子が起こり、ヤマシタショウタ(Ba/Cho)がフロアを煽る。オーディエンスもそれに食らいつくように応えていた。

「とてもとても楽しいです、ありがとうございます。遠くから来てくれる人、いつも来てくれる人、初めて来てくれた人、みんなありがとう!」と今日集まった全ての人に感謝を伝え、「俺らの夢もこれからだんだん大きくなっていくし、楽しんでいってください」と話し、夏のはじまりに似合う『少年』で熱を帯びたフロアを少し落ち着かせる。直人がギターをアコギに持ち替え、柔らかく包み込んでくれるような音で『君の世界へ』を歌い上げた時のオーディエンスの笑顔は、THREEOUTの4人の目にも強く焼き付いただろう。

雨の音が鳴り響くと、直人の優しいギターで『五月雨が』始まる。降り続いた雨が止んでいくような演出は、オーディエンスの心の中の曇り空も晴れ渡ったに違いない。ここで再び直人が「俺達の旅はまだまだ長くなりそうです。今日はここを大切な場所にしにきました。『蜃気楼』と言う曲を」と話し、この夜が明ける頃この旅は迷いをなくすんだろうと、彼らの夢という旅を歌に乗せ、直人が笑顔で手を挙げるとフロアも続いて手を挙げた。

「ありがとうございます!」となおの2度目のMCで、再びフロアに笑いを誘い、「ライブも終盤です、まだまだいけますか?」と後半戦に向けてオーディエンスの活気を高める。オーディエンスもメンバーも飛び跳ねて会場を揺らした『TRINITY』で盛り上がりを取り戻し、『Strike a Blow』のサビではタオルを回しフロアがひとつに。「アップセットまだまだやれますか?THREEOUTのライブはもっといけるとこまでいきたいんですけど、まだまだいけますか?」とオーディエンスに叫びかけ「俺らは今日も未来に向かって歌ってます」と『determination』へ続けた。

「最高に楽しいですありがとう。このツアーでたくさんの場所へ行って、初めての場所もたくさんあって、帰ってこられる場所もたくさんあって、やってきてよかった。上手くいくことばかりじゃない。たくさん涙流して帰りたいって思って」と今ツアーを振り返り、「今日は来てくれてありがとう!」とラストにふさわしい笑顔で『My Treasure』を、直人がゆっくりとフロアを埋めるオーディエンスの顔を見つめながら歌い、ステージを後にした。

アンコールを誘う手拍子がすぐに沸き起こると、現れたのは優作(Gt/Vo)1人。「俺らの準備できてなくて、、もういいかな?」と言い、「7/2から新しいツアーやります!」という突然の発表に驚きを隠せないオーディエンス。ようやく他のメンバーもステージに登場し、「今思えばこいつらと音楽やり始めて、最初は音楽が好きで楽しいからやってて、気が付けば本気でやってて命かけてやっててワンマンやってて。俺らを支えてくれた人、お世話になった人、ずっと忘れません。ちょっとずつしか恩返しできないけど、これからもTHREEOUTよろしくお願いします。本当にありがとうございます」と伝えたかった思いを全て吐き出して『夏の星座』を笑顔とともに届けた。「正真正銘ラストの1曲、あなたの全力届けてくれますか?ここを選んでくれて本当にありがとう!」と今日1番の感謝の気持ちを『Self Control』に乗せ、全力で歌い上げて幕を閉じた。

大成功で終えたTHREEOUTの初ワンマンライブは、彼らの夢のスタートライン。2週目のツアーを終えた後、どんな顔で名古屋に戻ってくるのか、これからの成長が楽しみになる最高の夜になった。彼らの長い旅はここから始まっていく。

文/マナミ 写真/ナツミ(http://natsumi-live.tumblr.com/)

■セットリスト
01.MASTERPIECE
02.Faster
03.ARCADIA
04.Inception
05.Carmilla
06.インソムニア
07.World’s End Garden
08.カランドリニア
09.Welcome to the Endless Game
10.賽の河原
11.少年
12.君の世界へ
13.五月雨
14.蜃気楼
15.TRINITY
16.Strike a Blow
17.Determination
18.My Treasure
(en)
19.夏の星座
20.Self Control

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