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ライター T-Friends

2018.2.17

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T/ssue 2nd mini album「Blue」Release tour

2018.1.13(土) @APOLLO BASE

1年の始まりに最良の音楽を

名古屋を中心に活動するT/ssueが昨年11月に発売したミニアルバム『Blue』を引っ提げ行ったリリースツアー。東京、大阪での公演を終え、年が明けた2018年1月13日(土)、地元名古屋でのツアーファイナルをアポロベイスにて開催。全5バンド出演という大ボリュームで行われた本公演の模様を余すことなくお伝えしたい。

1番手としてステージに姿を現したのは寺本颯輝(postman)。バンドでの出演予定だったが、メンバーの体調不良により急遽弾き語りでの出演となった。ウォーミングアップ的な感じで聴いてほしい。と話していたが、『正夢』が歌われると場内のザワめきがピタリと止み、会場が一瞬にして温かなアコースティックギターの音色と柔らかな寺本の声に包み込まれる。この空間だけがゆっくりと時を刻んでいるようだ。「せっかくなので…」とT/ssueの『東京city』をカバー。

ささやくように、叫ぶようにと緩急をつけながら自分のもののように歌い上げる。「また絶対会えると思います。postmanから目を離さないでください」と次はバンド形式で会えることを約束。最後にpostmanを知ってもらえるようにと『魔法が解けるまで』を披露した。

■寺本颯輝(postman)
-セットリスト
1.正夢
2.寄り添えるうた
3.夢と夢
4.東京city (T/ssue cover)
5.魔法が解けるまで

舞台袖から円陣の掛け声が聴こえ現れたのはT/ssueと同郷、名古屋のバンドハラスメント。「2018年1発目は新曲です!」と新曲『Sally』で彼らの新年1発目のライブが幕を開ける。「両手を上に挙げれますか?」と『脇役』では、井深(Vo)が声で、はっこー(Ba)、ワタさん(Gt)が身振りで、初めて彼らを見る人たちも巻き込みライブを作り上げてゆく。

ツアーに呼んでくれたT/ssueに感謝をし、「同じ名古屋バンドとして、名古屋のライブシーンをもっと良くしたい、そして名古屋のバンドには素晴らしいバンドが沢山いるということを知ってほしい」と名古屋のバンドの可能性を示唆すると、オーディエンスにぐっと近づいて『君と野獣』を披露。盛大なシンガロングを会場に降らせると、「2018年僕らはあなたにもっともっと思いを伝えたいと思います」と誓いステージを後にした。

■バンドハラスメント
-セットリスト
1.Sally
2.脇役
3.解剖傑作
4.一人隠れんぼ
5.サヨナラをした僕等は2度と逢えないから
6.君と野獣

折り返し地点となる3番手に登場したのは、神はサイコロを振らない。柳田周作(Vo/Gt)が、「名古屋2018年の幕開けです。この会場をぶち壊しに来ました」と『秋明菊』を披露すると、彼らの作り出す幻想的でノスタルジーな世界観に翻弄される。

柳田の歌声は時にか細く、時に力強く、一本の光のように真っ直ぐフロアへと放たれていた。MCでは、postman寺本が話していた内容を引き合いにし、自分が夢を見続けていいのか、見失わずに留めていけるのかと不安に駆られていたという。しかし、ステージの真ん中に立っている瞬間は生きていていいと思える。だからこそ1人でも応援し続けてくれるまで、バンドの顔として歌を歌い続けると涙ながらに吐露した。ドラムのリズムに合わせて鳴った手拍子からなだれ込んだ『煌々と輝く』。放った言葉には強い志と、この先の限りない可能性を感じることができた。

■神はサイコロを振らない
-セットリスト
1.薄墨
2.映幻日
3.秋明菊
4.フラクタル
5.煌々と輝く

POPなSEの中から登場したのはMOSHIMO。ドラムを囲み、次第にボリュームアップしてゆくイントロが加えられた『触らぬキミに祟りなし』でライブがスタート。4人の楽しそうに演奏する姿に、オーディエンスもキャッチ―なメロディに乗せて右へ左へと体が揺れる。

アクセル全開の岩淵(Vo/Gt)の可愛らしい声が会場を包み込んだ『命短し恋せよ乙女』では、本多(Dr)が立ち上がって手拍子を促したり、岩淵の「いくよ!」の声でサビを重ねるたびに伸びる手が次第に増えたりとフロアの熱がグッと上昇。「名古屋のみなさん、最後に私とコール&レスポンスをしましょう!」と最後には、<命短し恋せよ乙女>のコール&レスポンスを。<乙女>の部分を名古屋であったり、オーディエンスの名前を織り込んだりし、会場を1つに仕立てる。MOSHIMOらしい柔らかな温かみのある余韻を残してT/ssueへと繋いだ。

■MOSHIMO
-セットリスト
1.触らぬキミに祟りなし
2.猫かぶる
3.乾いたのど
4.命短し恋せよ乙女

待ってましたと言わんばかりの拍手の中登場したのは、本日の主人公T/ssue。眩い光が4人を包み込むと、「名古屋T/ssue始めます」と煌びやで繊細なサウンドをフロアへと注ぐ。ツアーを回って大きくなった分、音に乗せて、ライブに乗せて大きくなったと実感できるようなライブにする。と宣言した通り、目まぐるしく回る日常を歌った『manyメリーゴーランド』、歩みを進めてゆくようなドラムビートが心地よい『空中散歩』などの最新ナンバーも、音源で聴くよりも感謝や愛情といった温もりのある、思いのこもった楽曲へと生まれ変わっていた。

「愛するということを墓場まで持っていけるとしたら、それはとても素晴らしいことだと思います」と放たれた『Ao』。1人の人を想う真っ直ぐな愛が綴られた楽曲。曽根一朗(Vo/Gt)の無垢な歌声でオーディエンスの心の奥底へと愛を届けてゆく。そして、「いつもライブハウスで鳴らしています。歌っています。以上T/ssueでした」と本編が幕を閉じた。

アンコールでは、この日は花岡直(Gt)の誕生日だったことから岩田陽平(Dr)がバースデーケーキを片手にバースデーソングを熱唱しながら登場し、オーディエンス含めた全員で花岡の誕生日をお祝い。そんな和やかなムードが漂う中、最後に別れを歌った『スカート』を披露。再会を約束するかのような強く握られた拳がフロアを埋める。演奏後4人が深々と一礼をしてツアーは無事に終了した。

MCで曽根が去年とは同じことをせず、今年は今年のことをやる。と話していた。昨年得た記憶も色褪せることなく、今年T/ssueとオーディエンスで作る新たな思いでをひとつでも増やしていく為にT/ssueは止まることなく歩み続ける。

文/伊藤成美 写真/前田達也(tatsuyamaedaphoto.tumblr.com)

■T/ssue
-セットリスト
1.東京city
2.シンデレラ
3.Flare
4.manyメリーゴーランド
5.空中散歩
6.6X sence
7.Ao
(encore)
8.OD-1
9.スカート

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