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ライター ツボイ

2019.6.13

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超能力戦士ドリアン Mini Album『超能力戦士ドリアンの楽曲が7つ入ったミニアルバム』インタビュー

「僕らにとってのいいライブって、その場でみんなが笑ってくれたり手を挙げくれたり、一緒に踊ってくれたりすることなんです(やっさん)」

「歌って踊って笑顔で帰ろう」を合言葉に、誰もが笑って、歌って、踊って楽しめるフレーズを武器に活動する超能力戦士ドリアン。彼らが6月5日ミニアルバム『超能力戦士ドリアンの楽曲が7つ入ったミニアルバム』をリリースした。タイトルそのままの今作は、タイトルに負けず劣らずの分かりやすさに、つい口ずさんでしまうキャッチーな楽曲が収録。エンタメ性の高いライブでも話題の超能力戦士ドリアンの3人は、一体どこへ向かっているのか?メンバー全員の話から紐解く。

―まずは超能力戦士ドリアンとは何者かを知りたいので、バンド結成の経緯からお聴きしてもいいでしょうか

やっさん(Vo/Gt): 大学を卒業して社会人なった後に「バンドをやろうや」と、軽音サークルの友達3人で結成しました。でも、ギターボーカル、ギター、ボーカルだったので、ベースとドラムを探そうとしたんですが、仲良かった3人でやるし、そもそもドラムとベースができる人に仲の良い友達がおらず、そこは無しでスタートしました。ちなみに、今月(6月)でバンド結成3周年になります。

―その当時から超能力戦士ドリアンというユニークなバンド名だったんですか?

やっさん: ユニークですか?

一同: (笑)。

やっさん: バンド名でエゴサーチしやすく、かつ分かりやすくしたかったので、漢字とカタカナの組み合わせにすることだけは決めていました。そして、まず語呂で“超能力戦士”の部分を決め、“ドリアン”に関しては、KANA-BOON、サカナクション、BUMP OF CHICKENと、“ン”で終わるバンドが売れているぞという話から、“ン”で終わろうと。そして、いろいろ考えた結果“ドリアン”になりました。

―“ン”で終わるのはまだ分かりますが、そもそも“超能力戦士”ってそんなに語呂いいですか?

やっさん: 確かにラジオで噛んだりしますけど(笑)。何個か出した中で一番響いたんでしょうね。でも、めっちゃ「ドドリアさん」って言われます。

―それ、分かります。ちなみに、ドリアンだけどマスコッっとキャラが桃なのは?

やっさん: それを言ってほしくて桃にしています。こういう取材とかでツッコミポイントを用意しておくという、僕たちなりの……おもてなしっすね。

一同: (笑)。

―まんまと突っ込んでしまいました(笑)。次に、みなさんの音楽のルーツをお聞きしてもいいですか?

やっさん: 大学生の時に、タワーレコードでたまたま視聴したキュウソネコカミのCDを買って、ライブも行きました。それからライブハウスへインディーズバンドを観に行くようになったので、ルーツはキュウソネコカミですね。

おーちくん(Vo): 僕は大学の時にUNISON SQUARE GARDENにめちゃハマっていました。

けつぷり(Gt): 僕は高校の時、X JAPANのHIDEさんに憧れてギターを買って、ゴリゴリな洋楽のハードロックばかりやっていました。大学で2人と出会って一緒にやる中で、こういうのも面白いなと思って今やっています。

やっさん: 結構一貫性があって、洋楽のハードロックがルーツにあります。

―イチミリもそう思わなかったです

一同: (笑)。

―みなさんの楽曲は、『いきものがかりと同じ編成』『ヤマサキセイヤと同じ性別』など、タイトルもユニークですよね

やっさん: 『いきものがかりと同じ編成』の頃は、ライブハウスにお客さんが一桁しかおらんような中でやっていたので、タイトルコールでいかに笑えるかが大事やったんです。出オチでもいいからとにかく笑える要素を増やそうと思って、タイトルからふざけていくことを結構大事にしていました。

―そういうことだったんですね。曲はどのように作られているんですか?

やっさん: 僕はギターで曲作りが出来ないので鼻歌を録っています。リフもメロディも鼻歌を録音してるんですけど、楽器を弾きながら録っているわけではないから、キーという概念が全然なくて。うっすらした符割りと歌詞、曲のテーマをけつぷりに投げると、彼がギターでコードを付けたり打ち込みをしたりして作ってくれます。

―おーちくんは曲作りに関わっていないんですか?

おーちくん: はい。

やっさん: でも、オーダーしたことは絶対にやってくれます。曲のここでこういうパフォーマンスしてほしいとか言ったら、やってくれる感じですね。

けつぷり: アウトプット担当です。

やっさん: カッコ悪く言ったら、操り人形。

一同: (笑)。

―では、けつぷりさんがいなかったら曲は…

やっさん: 出来ていないと思います。僕がふざけて歌っていたものを『マイケル〜外国からのお客様〜』という曲にしてくれたのが始まりで、それは今自分で聴き返しても「これよう判別して曲にできたな」って。けつぷりは僕の鼻歌を理解する能力がめっちゃ高いんですよ。

けつぷり: 最近はやっさんの鼻歌の能力も結構上がってきてるよ。

一同: (笑)。

―(笑)。鼻歌の時点では歌詞も入っているんですか?

やっさん: 最初は入っていなかったんですけど、「ラララ」やとどれがリフでどれがメロか分からんから、歌詞は決めてくれと。

けつぷり: ギターソロも口で言うしな。

やっさん: キューーーーーンってね。

一同: (笑)。

―やっさんの頭の中では曲が出来てるんですね

やっさん: 頭の中では出来ています。でも、頭の中のイメージを投げるじゃないですか。当然違う人間やから思ってる感じに返ってくることもあれば、違う感じで返ってくることもあって。それはそれでいいなということも結構あるので面白いですよね。自分が作ってるはずやのに、自分の曲じゃないみたいな。

―確かに。おーちくんは歌詞にも関わっていないんですか?

やっさん: 彼からは、「これはおもろないんちゃう?」と「コンプライアンス的に良くないんじゃない?」という二種類の口出しがあります。暴力的な表現はしないんですけど、固有名詞の取捨選択に関してはメジャーへ行っても同じ審査で出来るようにしたいですね。

―今回その固有名詞がたくさん出てくる曲がありますよね。『お友達紹介のうた』はオッケーなんですか?

やっさん: みんな友人なのでオッケーです。

―でも、タカさんにとっては確実にマイナスですよね

一同: (笑)。

おーちくん: 訴えられたら終わりです。

やっさん: タカさんは、それこそ10人以下しか呼べない頃からライブに来てくれてる大事なファンなんですよ。ただ、曲にすることはタカさんには許可取ってないです。ラジオでガンガンかけてますけど。

一同: (笑)。

―タカさんの今後が心配です(笑)。みんなで声出して踊れるような曲が多いのは、楽しさ先行で曲作りされているからですか?

やっさん: 僕はめっちゃ気にしいなので、お客さんが全然いなかった頃から笑い声などの反応が返ってこなかったらすごく不安になるんですよ。ライブの良し悪しって、後からSNSとかでしか知れないですから。僕らにとってのいいライブって、その場でみんなが笑ってくれたり手を挙げくれたり、一緒に踊ってくれたりすることなんです。そういう分かりやすさが自分も好きなので、手を挙げるだけじゃない他の要素、例えば手をキツネさんにするというような別の楽しい要素を意識して曲を作るときもあります。

―ライブのことまで考えて曲を作っているんですね

やっさん: そうなんですけど、このミニアルバムの中で唯一『お腹ゆるふわガール』だけ、どうしたらええか分からんのですよ。

一同: (笑)。

やっさん: “中田ヤスタカさんみたいな感じ”をテーマに作ったら、「この曲だけはライブで何したらええんやろう」となって。「これちょっとムズない?」ってなってます。ライブでやらんかも知れん唯一の曲になりました。

おーちくん: じゃあ何で作ったん?

一同: (笑)。

―歌詞は分かりやすいですけどね(笑)。歌詞で僕が一番好きなのは次の曲『ファッションマジでクエスチョン』です。言ってることがすごく分かります

やっさん: 僕めちゃ服が好きなんで、用語もいっぱい知ってて。会話でわざと「そのトップスどこで買ったん?」って言うから、友達から「言い方腹たつねん!」ってめちゃ言われていて。それをテーマに曲を作りました。

―なるほど。次の『二番煎じって感じ』は…

やっさん: 「二番煎じ」ってめっちゃ言われるので。「ヤバTのパクリやん」とか、「キュウソの積み上げてきたものをかすめ取るクソバンド」とか。

一同: (笑)。

やっさん: だからと言ってヘイトを出し過ぎるのも良くないなと思って、テーマは二番煎じだけど、「ポップな歌詞でそれを前向きに捉えていますよ」に持っていきました。

―ある意味自分たちの曲でもありますよね

けつぷり: そうですね。

やっさん: 自分らの曲はこれまで作ったことなかったんですけど、7曲入れられるし1曲そういうのを入れたいなと思って。

―そして、ボーナストラック

やっさん: おーちくんの個人情報が、電話番号の下四ケタ以外ほぼ入っています。

一同: (笑)。

やっさん: ボーナストラックで、おーちくんの個人情報を出すことをシリーズ化しようかなと思っています。

おーちくん: 3回ぐらいが限界やで。

一同: (笑)。

―少ないですね(笑)。そしてツアーもあります。皆さんといえばライブのパフォーマンスですが、今の形になったいきさつを

やっさん: ピンボーカルのおーちくんが自分に自信がなくて、最初の頃はステージ上でどうしてたらいいか分からなくて…。

けつぷり: モジモジしてた。

一同: (笑)。

やっさん: ライブ中って自由演技じゃないですか。だから、アドリブでやったら?と何回かライブを重ねたんですけど、本当に無理で。そこで、UVERworldさんやONE OK ROCKさんなどのピンボーカルでカッコいい人たちの映像を一緒に見たりしました。結果、そもそもマネ出来ないし、出来たとしてもバンドのイロに合う?という話になって。そこで、自由に出来ないんだったら振付を全部決めてしまおうと。で、曲に全部振付したんです。その時はお客さんが全然いない状況やったから、マネさせる意識は全くなくて。お客さんが増えるにつれて、振りをマネする人が増えてきたという感じです。

―おーちくんが何も出来なかったことがきっかけだったんですね

やっさん: 僕らはないことが結果ネタになることが多いんですよ。ドラムとベースがいないことがネタになったり、ボーカルが立ち居振る舞えないのがネタになったり。

―振りだけでなくライブには恐竜の着ぐるみも登場しますが、なぜやろうとなったんですか?

やっさん: 『恐竜博士は恐竜を見たことないでしょ』のMVを撮ろうとなって、おーちくんに「恐竜の着ぐるみをレンタルしてくれん?」とお願いしたんですけど、撮影の前日には届く予定やったのに、「来ないな?」と。そこで業者に電話したら繋がらなくて。サギやったんですよ!

―マジッすか?

おーちくん: マジです。着ぐるみレンタルサギやったんです。

やっさん: で、急遽Amazonお急ぎ便で一番恐竜っぽいのを注文して。それが、今ライブで使っている着ぐるみです。借りるんじゃなくて買ったから、ライブで使われへんかなと思ってやってみたら、当然そんなん出て来るの見たことないからウケて。今では定番になっています。

おーちくん: これも着ぐるみが無かったがゆえに…。

やっさん: いや、詐欺かどうかを判断する能力が彼に無かったがゆえです。

おーちくん: まさか着ぐるみのサギがあるなんて思ってなかったので。

一同: (笑)。

―確かに(笑)。超能力戦士ドリアンとしてこれまでいろいろやってきたと思いますが、今後やりたいことはありますか?

やっさん: お茶の間のバンドになりたいとずっと思っているので、そういうチャンスが来た時にテレビならではのネタもやりたいですね。ゴールデンボンバーさんがやっていたテレビの画面越しにQRコードを出して読み取ったら曲がダウンロードできるみたいな、もらったチャンスを面白く出来るアイデアをライブはもちろん、メディアでも出来るようなバンドになっていきたいですね。

おーちくん: 僕個人としては甲子園球場でライブがしたいです。

やっさん: 彼は阪神ファンなので。始球式とかもやりたいですね。

おーちくん: 甲子園で国歌斉唱や始球式ができるぐらい売れたいですね。

けつぷり: 僕はテレビに出たくてギターを始めたので、やっさんも言ってたけどお茶の間のバンドになりたいですね。今はまだライブハウスに来てる子や音楽好きな人しか知らんけど、そうじゃなくても聴いたことあるみたいになりたいですね。

―その日が来ることを楽しみにしています。では最後に、ライブを楽しみにしているファンへ向けてメッセージをお願いします

やっさん: 僕らのライブは、知ってくれてる人はもちろん、僕らの曲をあまり知らない人でも100%楽しめるように、説明が多かったり分かりやすい動きだったりで工夫しています。だから、「あまり知らへんから行くのやめておこう」はもったいないですよ。遊びに来てもらったら後は僕たちに任せてください。

けつぷり: 僕も同意見です。

―おーちくんは何かありますか?

(やっさんが耳打ち)

おーちくん: 元気一杯でやります!

やっさん&けつぷり: 操り人形!

超能力戦士ドリアン『ファッションマジでクエスチョン』

■リリース情報

『超能力戦士ドリアンの楽曲が7つ入ったミニアルバム』
Mini Album
2019.6.5 発売
初回限定盤(CD+DVD) 2,500円(+tax)
通常盤(CD) 1,800円(+tax)

■LIVE情報
ミニアルバムをリリースしたので
可能な限り全国を回るワンマンツアー

6月20日(木) 愛知 APOLLO BASE
6月22日(土) 新潟 CLUB RIVERST
6月23日(日) 宮城 仙台Flying Son
6月28日(金) 東京 新代田FEVER
7月05日(金) 岡山 PEPPERLAND
7月07日(日) 北海道 札幌SPIRITUAL LOUNGE
7月12日(金) 福岡 Voodoo Lounge
7月14日(日) 大阪 梅田TRAD

■オフィシャルHP
https://www.durian.band

■プロフィール
2016年6月、大阪にて大学時代の軽音サークルで出会った仲良し3人組で結成。「歌って踊って笑顔で帰ろう」を合言葉に、誰もが笑って、歌って、踊って楽しめるフレーズを武器に活動中。2017年、自主制作にて1st E.P『僕のドリアン、君にひとつあげるよ。』をリリース。はなかなかの速さで完売(再販済み)8月に心斎橋pangea、12月に梅田シャングリラで行った無料ワンマンライブは共に満員御礼。2018年に初の全国流通盤『超能力戦士ドリアンの1004円のCD』をリリース。10月には初の有料ワンマン「おすすめ公演」を心斎橋BIGCATにて開催し満員御礼。そして、6月5日にミニアルバム『超能力戦士ドリアンの楽曲が7つ入ったミニアルバム』をリリース。6月20日からワンマンツアーもスタート。

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