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ライター ツボイ

2019.10.11

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Qyoto 5th Single『花時雨/夏の雪』インタビュー

「いつか地元の平安神宮でライブをしたい(HIROKI)」

男性6人組の京都出身バンドQyoto。メンバーにバイオリンがおり、Qyotoにしか出せない唯一無二のバンドサウンドで今注目を集めている。その彼らが、9月25日に5枚目のシングル『花時雨/夏の雪』をリリースした。どちらもカンテレのドラマの主題歌・エンディングテーマとなっており、それぞれドラマの雰囲気にマッチした楽曲に仕上がっている。その作品から今後の目標まで、ボーカルの中園勇樹とバイオリンのHIROKIに話を訊いた。

―まずはQyotoがどのように始まったのか、からお聞きしてもいいですか?

HIROKI(Vn): 中園(勇樹)が京都の河原町でストリートライブをやっていて、尾崎豊さんの曲を歌っていたんです。僕も尾崎豊さんが好きなんですけど、たまたまそこを通りかかった時に、「この人はきっと尾崎豊さんが好きやから歌ってるんやろうな」と思って声を掛けたのが出会いです。お互い好きということが分かって仲良くなっていくうちに、「実は僕、バイオリンをやっていて」みたいな。

中園勇樹(Vo): 「えっ、バイオリンやってんの?」って。今までバイオリンをやってる人を目の前にしたことがなかったので、ちょっと驚きました。

HIROKI: で、「一緒にバンドやろうよ」という話になって始まりました。普通はバンドがあって後からバイオリンが入ると思うんですが、最初から僕がいるという(笑)。それから今のメンバーに出会い、6人になりました。

―だからバンドにバイオリンがいるわけですね。ちなみに、Qyotoにとってバイオリンがいることのメリットは何ですか?

HIROKI: 音の種類が増やせるのと、シンプルに僕らのライブを見たら「バイオリンがおるぞ」と覚えてもらえるところですね。

中園: Qyotoを初めて見た人のほとんどが「バイオリンがいる」という印象なので、バンドにバイオリンって珍しいんだなと思います。

HIROKI: 音作りに関しては大変なこともあって。バンドとバイオリンの親和性もあるので、どうやったらバンドと溶け込む音にできるのかと、曲作りやライブの度に話し合っています。

―バイオリンが浮いてはいけないですしね。9月25日にリリースされたシングル『花時雨/夏の雪』ですが、初の両A面ですね。どちらもカンテレのドラマの曲となっています。それぞれどのようなイメージで作られたのでしょうか?

中園: 『花時雨』は、『時空探偵おゆう 大江戸科学捜査』というドラマの主題歌なんですけど、現代の人が江戸時代にタイムスリップするお話だったので、ずっと作りたかった京都っぽいサウンドの曲をカタチにするいい機会だなと思い、トライしました。現代と過去を行き来する話なので、現代と和の融合を意識して作りました。

HIROKI: 歌詞もドラマの『科学捜査』に掛けて、“探す”を捜査の“捜す”にするといった工夫もしています。

―細かい部分にまでこだわっていますね。曲はピアノ始まりですが、これまでにない感じですよね?

中園: 僕たちはイントロを大事にしていて、これまでピアノソロで始まる曲もあまりなかったのでトライしようと。

HIROKI: 曲に緩急をつける意味もあります。最初は静かに入り、サビから盛り上がる事で双方を際立たせつつ聴かせるために、イントロは趣のある感じにしました。

―曲の感じも先ほど中園さんもおっしゃっていましたが、和がすごく出ていてバンド名にふさわしいなと思いました

HIROKI: そう感じていただけて嬉しいです。

―そもそも和とロックの融合って難しいと思います。どのように作られていったのでしょうか?

HIROKI: 難しかったですけど、民族楽器っぽく弾けるので逆にバイオリンはアドバンテージになるんだなと思いました。よく聴いていただいたら、意外とストリングスが鳴ってるんですよ。その辺は各々がバランスを考えながら作りました。ベースとドラムでロック感を出し、ギターとバイオリンとピアノの上物で和を出すイメージですね。

―キレイにハマっていますよね。個人的に気になったのが、サビ前の部分に入っているコーラス。ゾクッとします

中園: コーラスの部分もどこに入れるのがいいのかと何度もやり直しました。ここに関しては、サビへの勢い付けというか、サビがくるぞ!という感じを出したかったので、声をしっかり入れることを意識しました。

―なるほど。次の曲『夏と雪』はドラマ『名もなき復讐者 ZEGEN』のエンディングテーマ曲ですが、こちらはどのようなイメージで書かれました?

中園: タイトルに『復讐者』とあるぐらい結構シリアスなドラマなんですけど、その中で愛が生まれたり孤独があったり…。

HIROKI: そういう人間の部分にフォーカスして復讐を成し遂げようとしている主人公の心情を、孤独な人の愛を求めるイメージで歌詞を書きました。背伸びして大人の愛を書いています。

―<京町家と 女の心は 入り口が狭い>という歌詞がいいですよね

HIROKI: いつかどこかで使おうと思っていて。

中園: 女の子に怒られるで(笑)。

HIROKI: 入り口が狭いだけで、入っていけたら奥は広いから。

―京都の人じゃないと出ない言葉だと思いました。『夏の雪』というタイトルはどこから出てきたのでしょうか?

HIROKI: 偽物っぽさと冷たさを表現したくて。<見つめ合う視線が 愛を燃やすの>という歌詞があるんですけど、どこかにアツさがあって心の雪が溶けていくイメージでこのタイトルを付けました。

―バイオリンは曲がある程度進んでから入ってきますが、その方が入りやすいですか?

HIROKI: 1番はほぼピアノとボーカル、ドラムだけで進んでいき、サビから他のメンバーが入っていく構成になっているので、僕は1番では弾いていません。2番の盛り上がって音数が増えていくところから入るんですけど、「盛り上げるぞ」という気持ちで弾いてるので、その構成はやりやすいですね。雰囲気変わったぞとなる方がやりやすいです。

―バイオリンってそういう役割もあるんですね

HIROKI: そう思ってやっています(笑)。

―ソロでバイオリンが入ると違う雰囲気になりますしね

HIROKI: この曲はギターとユニゾンしていて、『花時雨』ではギターとハモっています。ライブを意識した作りからそうしています。

―そのライブで盛り上がりそうな3曲目『僕の生きている意味』はロックな曲。決意めいた言葉も入っていますが、こちらは?

中園: ドラマの挿入歌になっていて、昔自分の愛する人が亡くなってしまって、その中で今をもがきながらも生きていくという決意的なものを歌詞にしたいなと思い、そういうフレーズ入れました。それもあって、今までで一番ロック感の強い曲になったと思います。僕の歌い方も結構力強く歌っているので、そこも聴いてほしいですね。

―ロックになればなるほどバイオリンは難しいですね

HIROKI: これは、みんなで合わせて弾くところで頑張るって感じですね(笑)。あと間奏でシンセとギターとバイオリンが暴れる感じになっていて楽しかったです。

―今後もこういうロックな曲はやっていきたいですか?

HIROKI: こういう方面もやりたいなというのはありますね。自分らのメロディラインには懐メロっぽさがあったので、これからもうちょっとこういうロックな感じの曲も作っていきたいです。

中園: ライブで披露した時もすごく反応が良くて、お客さんもちょっとアガった感じがありました。僕たちはライブも大切にしているので、ライブで活きてくる曲をもっと作りたいなと思います。

―大切にしているというライブで意識している事をお聞きしてもいいですか?

HIROKI: TAKUYA(Ba)が曲の構成からステージ上の動き、パフォーマンスまで考えてくれることが多いんですが、楽器が多い分、ステージ上では動きづらいので、どう工夫して動くかは意識しています。

中園: 狭いとネックがよく当たるんですよ(笑)。

―6人いるから狭い場所だとパフォーマンスで魅せるのは難しそうですね

HIROKI: 難しいですね。この前のワンマンライブは客席に降りて弾いたり、アンコールで後ろから出てきたりしました。

―そんなライブも楽しみにしています。では最後にバンドとして目標をお願いします

中園: 1月24日(金)に大阪のBIG CATでのライブが決まっているので、今はそれをメンバー全員の力を合わせて成功させたいです。

HIROKI: いつか地元の平安神宮でライブしたいですね。

中園: 僕が京都学生祭典という大会でグランプリをいただいて今の事務所への所属が決まったんですけど、その会場が平安神宮で。だから、Qyotoとしてそこに戻ってきたいなというのはありますね。

HIROKI: 僕らだけで平安神宮を埋めたいです。

Qyoto 『花時雨』MUSIC VIDEO(Short Ver.)

■リリース情報

『花時雨/夏の雪』
5th Single
2019.9.25 発売
初回生産限定盤(CD+DVD) 1,389円(+tax)
通常盤(CD) 1,000円(+tax)

■LIVE情報
10月14日(月祝) 30PARTY MINAMI WHEEL 2019
※DROPに出演
11月16日(土)、17日(日) DFT presents 音都 ONTO vol.6
堂島リバーフォーラム ※出演日未定

Qyoto road to Qingdom “はじまりの始まり”
2020年1月24日(金) 大阪BIG CAT

■オフィシャルHP
http://www.qyoto.jp

■プロフィール
中園勇樹(Vo)、HIROKI(Vn)、TSUCHIYA(Gt)、TAKUYA(Ba)、KENSUKE(Dr)、RYOTA.(Key,Sax)の6人からなる京都出身のバンド。
京都市内でストリートライブを行なっていた中園勇樹にHIROKIが声を掛け2016年結成。
その後TSUCHIYAが加入し3人で活動を行う中、TAKUYA・KENSUKE・RYOTA.に出会い現在の6人編成に。ボーカル中園の豊かな歌声・バイオリンが入ったバンドサウンドが話題となり、2017年にシングル『太陽もひとりぼっち』でメジャーデビュー。Qyotoにしか出せない音楽を届けるべく精力的に活動を行なっている。

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