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ライター ツボイ

2019.10.2

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kobore 1st EP『音楽の行方』インタビュー

「新しいkoboreを全面に出した1枚だと思う(佐藤)」

1st EP『音楽の行方』でさらに一皮向けたkobore。リリースから1ヶ月弱の9月10日、メンバー全員にインタビューを敢行。『ダイヤモンド』を軸に作られたというその作品の反響から、曲作り、そして10月18日(金)からスタートするツアーをさらに楽しく見られるような話を聞くことができた。これを読めばツアーに行きたくなること間違いなしです。

―まずはバンドの成り立ちからお聞きしてもいいでしょうか?

佐藤赳(Gt/Vo): 大学を中退してやることがなかった時に、ライブハウスで働いていたのもあって弾き語りを始めたんです。せっかくだからと、SNSのDMで高校の先輩と後輩を集めてバンドを結成しました。

安藤太一(Gt/Cho): 僕はめちゃくちゃギターが弾きたくて大学で軽音サークルに入ったんですけど、気づいたらなぜか歌っていて。ギターやりたいのにと思っていたら、DMで「一緒にやらない?」と言われたので「やります!」って(笑)。

田中そら(Ba): 僕は受験勉強と恋ですごく忙しい時期だったんですけど、恋が終わったら受験勉強のやる気もなくなってしまって。その時に誘われたので、「俺にはバンドしかない!」と思って、導かれるがままバンドに入りました。

佐藤: ドラムだけメンバーが変わっていて、最初のドラムが辞めちゃったので…

伊藤克起(Dr): 「サポートやらない?」と誘われたんですけど、その時まだ高3で。しかも、将来ドラムをやる気もなくて。でも、先輩だから断れなくて入っちゃいました。

―なるほど。同じ高校の先輩と後輩を集めたんですね

佐藤: そうです。地元府中で結成しました。それが4年ぐらい前です。

―当時みなさんはどんな音楽を聴いていたんですか?

佐藤: 僕はBUMP OF CHICKENなど日本のロックバンドが好きでした。

安藤: 僕はUNCHAINというバンドがめちゃめちゃ好きでした。でも高校3年間はONE OK ROCKのコピバンをずっとやっていて。UNCHAINが好きだし、オシャレ系のロックがやりたかったんですけど…。だから、今の自分をその頃の自分が見たら「マジか!」って言うと思います(笑)。

田中: 僕は毛皮のマリーズが大好きすぎて、それ以外の音楽を聴くことは許されないと自分の中にあったぐらいでした。アルバムを出すごとに違うバンドみたいになるのが、すごくカッコ良かったです。音楽的に今のバンドに影響は受けていないですけど、マインドはいただいています。

伊藤: 僕は曲を聴いていたというより元々ドラマーが大好きだったので、海外の方のソロの動画を見る方が多かったですね。邦ロックもあまり聴いてなかったので、どうしようかなと。今もちょっと困っています(笑)。

―今も困っているんですね(笑)。ちなみに、バンド名のkoboreにはどんな意味があるんですか?

佐藤: バンド名は特に意味がなくて、略されたくなかったのと、みんなにすぐ覚えてもらえそうな名前がいいよねということで、KOBOREがポンって出てきました。そして、小文字の方がおしゃれかなと思ってkoboreになりました。

―なるほど。1st EP『音楽の行方』がリリースされて1ヶ月ほど経ちましたが、反響はいかがですか?

佐藤: レコードショップさんも全面的に展開してくれたり、いろんなラジオでパワープレーも決まって曲を流してもらったりしているので、いろんな人から「見たよ」「聴いたよ」というメッセージをいっぱいもらいました。聴いてくれている実感が湧いています。

―その作品はどのように制作が始まったんですか?

佐藤: 応援歌を作ろうと思って『ダイヤモンド』という曲ができたんですけど、リリースの予定は特に決めていなくって。でも、せっかく作ったから何かしらやってみようという話になって、それを中心にEPを出そうとなり、他の曲を作り始めました。

―『ダイヤモンド』ありきで作った作品なんですね。曲は明るくて爽やかな感じですが、koboreって夜のイメージの方が強いと思うんですよ

佐藤: よく言われます。でも全然意識してなくて。とりあえずあいつら年間150本ぐらいライブやってるけど全然疲れてないじゃん。あいつら泥に塗れてなくてすごいなという感じを出したくて、疾走感のある感じにしたんですけど、夜のイメージを覆してきたという違うインプレッションでこられたので、そういう考えもあるんだなとは思いました。

―『ダイヤモンド』も含め佐藤さんの歌詞はド直球ですが、歌詞はどういう時に書いています?

佐藤: 何かを見たときや、普段自分が生きている日常とかを歌詞にすることが多いです。『ダイヤモンド』は甲子園に応募した曲なので、甲子園の映像を見ました。

―そもそも『ダイヤモンド』を軸でEPを作ったのに、どうしてタイトルを『音楽の行方』にしたんですか?

佐藤: 『ダイヤモンド』は1曲目ではないなと思っていて。何かのキメというか、シュッと変えられる曲だと思っていたので、1曲目という曲が欲しいなと思って出来たのが『音楽の行方』だったんです。

―なるほど。ちなみに、佐藤さんしか曲を作っていませんが他の皆さんは曲を作らないんですか?

安藤: 僕たちが作っちゃうとkoboreじゃなくなると思うので。展開はみんなで話しますけどメロディは(佐藤)赳なので。でも安藤は作れる。

佐藤: もともとボーカルだからね。

田中: 『ヴィーナス』という超絶ラブソングがあるんですよ。

佐藤: <ビーナス あなたを愛した人>という歌詞をサビで連呼する歌なんですよ。

田中: 僕はその時にサポートベースをしてたんですけど、レコーディングの時に泣きそうになっちゃいました。

安藤: 感受性豊かなんで彼。

一同: (笑)。

佐藤: 絶対に自分が歌っていないと嫌なので、他のメンバーが作った曲を俺が歌って良かったら採用します。逆に歌っていてしっくりこなかったら、どんなにいい曲でも即ボツにします(笑)。

―そうなんですね(笑)。最後の曲『拝啓』はジーンとくる手紙みたいな曲ですが、曲調が…

佐藤: アンジェラアキさんみたいな曲を書きたいなと思って。

安藤: にしてはアグレッシヴすぎない?

一同: (笑)。

佐藤: 本当はもっとテンポが遅かったんですよ。でも照れるから早く読み終わりたいと思って早くしました。書いたのは自分なのに、モタモタやる曲じゃないなと思って、どうせなら盛り上がって終わっちゃおうと、この歌詞にハイテンポという曲になりました。

―先ほどの話を踏まえると、この歌詞のようなことを思った瞬間があったということになりますが

佐藤: 何でこの曲を作ったのかな〜。病気の女の子が完治してからお母さんに読んだ手紙にめっちゃ感動して、一旦この感じを曲にしようと思って歌詞を書いたと思います。上手くいかなかったらやめようと思っていたけど、意外とみんなに向けた感じの曲ができたので入れました。

―なるほど。そして10月18日(金)から今作のツアーが始まります。どういうツアーにしたいですか?

佐藤: 自分たち自身も変わっていっているので、そこにお客さんも連れて行けるようなツアーにしたいですね。僕らはジャンルすらも飛び越えて「koboreを好き」と言ってもらいたいので、それを今回のツアーで全面的にもっと出していけたらいいなと思います。

―ちなみに、これまでのツアーで思い出に残っている事件ってあります?

佐藤: サービスエリア事件ですね。前々回のツアーで大阪に朝早く行かないといけなくて、前乗りしようと深夜の0時に東京を出たんですよ。余裕で朝6時ぐらいに着くから、スーパー銭湯に入ってからちゃんとライブできるねという話をしていて。で、東京から100キロぐらい先にある「足柄サービスエリア」で休憩しようと止まったんです。僕は眠くて寝ていて、パッと起きたら4時ぐらいだったんですけど、まだ「足柄サービスエリア」にいて(笑)。田中もめちゃくちゃ寝ていて、「ごめん余裕だなと思って寝たら4時だった」って。

伊藤: 何のための前乗りなんだよと。

佐藤: それにはめっちゃイラっとしました。とぼけた感じが特に。

田中: あれは不思議だった。

―それは事件でしたね。今回のツアーは名古屋がファイナルです。名古屋には結構来られていますがお客さんの印象はいかがですか?

佐藤: 名古屋の人たちはすごくアツい人が多くて、黙って見ているというより押し寄せてくるイメージがあるので毎回楽しいです。

―ちなみにライブ中にテンション上がると皆さんどうなります?

佐藤: 飛んだりダイブしたりいろいろです。

安藤: 田中は膝が安定しないよね。

田中: ヘドバン担当なので、ベースを弾くというより踊る方を頑張っています。

伊藤: ベースを頑張れよ!

田中: 踊れるベーシストを目指しているから。

安藤: 僕はテンションが上がると小言が増えます。元々口がパクパクするんですけど、それに加えてテンション上がってくるとお客さんから見えない方を向いて1人で「ショアー!」ってずっと叫んでいます。

田中: 怖っ。

伊藤: 右端にくねくね動いているベースがいて、左側に叫んでいるギターがいるので、後ろから見ると魑魅魍魎だなと(笑)。

一同: (笑)。

佐藤: 一生koboreを客として見られないのが残念なんですよ。パフォーマンス的には面白い方だと思うので、それをフロアで見たいなと思う時があるんですけど、絶対に見られない。本当に残念です。

―最後に、そのツアーを楽しみにしているファンへメッセージをお願いします

佐藤: 今回は全国23ヶ所を回るんですけど、今回のEPが僕ら的には一皮向けた1枚というか、新しいkoboreを全面に出した1枚だと思うので、目線がお客さんに向けられていて、もっと共感できるライブに仕上がっていると思うので、全国23ヶ所よろしくお願いします。

kobore 『ダイヤモンド』 Official Video

■リリース情報

『音楽の行方』
1st EP
2019.8.21 発売
1,500円(+tax)

■LIVE情報
10月18日(金) 千葉 千葉LOOK
10月22日(火祝) 神奈川 横浜F.A.D
10月24日(木) 静岡 UMBER
10月25日(金) 岡山 CRAZYMAMA 2nd Room
10月27日(日) 高知 X-pt.
10月28日(月) 兵庫 神戸 太陽と虎
10月30日(水) 京都 GROWLY
10月31日(木) 広島 Cave-Be
11月02日(土) 熊本 Django
11月03日(日) 大分 SPOT
11月06日(水) 石川 金沢vanvan V4
11月08日(金) 長野 松本ALECX
11月09日(土) 新潟 CLUB RIVERST
11月12日(火) 福島 郡山#9
11月13日(水) 宮城 仙台MACANA
11月15日(金) 北海道 札幌BESSIE HALL
11月18日(月) 岩手 盛岡CLUB CHANGE WAVE
11月19日(火) 茨城 水戸LIGHT HOUSE
11月21日(木) 福岡 Queblick
11月22日(金) 香川 高松DIME
11月29日(金) 東京 渋谷WWW X
12月05日(木) 大阪 梅田Shangri-La
12月07日(土) 愛知 名古屋RAD HALL

■オフィシャルHP
http://kobore.jp

■プロフィール
東京・府中発、メンバー全員が20代前半のギターロックバンド。2015年結成。2017年に参加したオーディション「ワン!チャン!! 〜ビクターロック祭り2017への挑戦〜」にてグランプリを獲得し、「ビクターロック祭り2018」に O.A 出演を果たす。同年9月に1stミニアルバム『アケユク ヨル ニ』をリリース、53公演にも及んだロングリリースツアーのファイナル、TSUTAYA O-WESTでのワンマンライブをソールドアウトさせて一気に注目を集める。以降、年間130本にも上るライブを重ね、2019年1月にはキャリア初のフルアルバム『零になって』をリリース、全国22ヶ所のツアーを行う。そして、同年8月21日に1st EP『音楽の行方』をリリース。10月18日から全国ツアーもスタート。類まれないスピード感で急成⻑を続けるkoboreから目が離せない。

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