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ライター ツボイ

2019.10.9

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ヒステリックパニック 3rd Album『サバイバル・ゲーム』インタビュー

「今作はヒスパニのカッコいい側面をより分かりやすく提示した作品になったと思います(とも)」

実に3年3ヶ月ぶり。3枚目のフルアルバム『サバイバル・ゲーム』を10月9日にリリースしたヒステリックパニック。“戦う”をテーマに制作されたという今作には、様々なシーンでの戦いを楽曲に落とし込んでいる。ヒスパニらしい楽曲から、挑戦した曲、カバー曲まで収録された今作の収録曲13曲について、とも(Vo)とおかっち(Ba)の2人に話を訊いた。

―10月9日に3枚目のフルアルバム『サバイバル・ゲーム』がリリースされます。まずは、そのアルバムのテーマからお聞きしてもいいですか?

おかっち(Ba): 珍しく、アー写先行でイメージ作りをしていきました。銃を持っているように、“戦い”をテーマにカッコいいアルバムを作ろうぜという感じです。

とも(Vo): 今年の年始に、全員一致で「今年は戦っていこうぜ」という話になったので、それありきでアー写を撮り、アルバムもそれに沿った形で作りました。

―そのアルバムを聴かせていただきました。いつもより濃縮感がありますよね

とも: 前回の『ノイジー・マイノリティー』が結構とっ散らかっていて、バラードもメタルもあれば、イントロからおネエの方が喋ったりとやりたい放題でした(笑)。今回はコンセプトがしっかりした分、軸があったので、曲によって毛色は違うけど、アルバムとして前よりキュッとまとまっていると思います。

―確かに今回は、ぶっ飛んだ曲も下ネタを連呼する曲もないですね

とも: 俺らも30歳になったので(笑)。

一同: (笑)。

おかっち: 俺らも歌詞に関して「ふざけた歌詞は勘弁してくれ」と結構言いました。それじゃあ戦えないからって(笑)。

とも: 歌詞はこれまで自分の独断と偏見で書いていて、メンバーの意見はガン無視していました(笑)。メンバーも「それでいいよ」という感じだったんですけど、2017年、18年あたりから俺もみんなに任せていた楽曲に口出しするようになったので、その分歌詞に関して一歩踏み込んだところまで話すようになりました。今回はメンバーの意見や発信したいことを一回取り入れて自分のフィルターを通して出しているので、今までより噛み砕いた感じになっているもしれないです。

―ちょっと大人になったということ?

おかっち:そうっすね(笑)

―では、収録曲についてお聞きしていきます。最初の曲『Painkiller』は、キャッチーでヒスパニらしい曲ですが、薬を題材にしたのはなぜでしょうか?

とも: 前回のミニアルバム『HYPNOTIC POISON』は作品を通して“毒”がテーマだったので、アルバムの始まりはそのカウンターで薬にしたいなと思っていました。去年のワンマンツアーで、このバンドは人によって毒にもなれば薬にもなるし、薬はメンタル的な部分も含めて音楽の持つ力にリンクするなと思って。そこに、ザ・ヒスパニというこの楽曲が来たので、歌詞も含めて開幕にふさわしいヒスパニらしい曲になったと思います。

おかっち: 昔の俺らっぽさもあるのでアルバムの中で一番好きな曲ですね。音作りに関してもエンジニアさんに「ちょっと昔っぽくしたい」と言って、ギターのジャリッとした部分もちょっと出してもらいました。勢いのあるいい1曲目ができたと思います。

―その感じがヒスパニらしさですよね。次の曲『弱虫ライオット』は既に配信されていますが、結構早い段階でできた曲ですか?

とも: 最初に作った曲です。この曲ありきでアルバムの曲作りがスタートしたので、これが今回の軸になっています。

―戦うというより応援って感じの曲だと思いますが

とも: ヒスパニって今まで戦ってこなかったんですよ。どっちかというと逃げてきた(笑)。じゃあヒスパニが戦うとしたらどうすればいい?となった時に、一人一人はザコだけど多勢ならいけるんじゃないかと。それってライブの画にも通ずるなという方向性を見つけたことで、サクッと歌詞が書けました。この曲ができたことでアルバム全体の画もぼんやり見えてきたので、これがあったのは大きかったですね。

―多勢の画から暴動の英語である“ライオット”につながったんですか?

とも: 曲のテーマを考えていた時に、ドラムのやっちが「一揆」って言ったので調べたら、英語の「ライオット」が日本でいう一揆に当たるらしくて。だから、デモ音源のタイトルは『百姓ライオット』でした(笑)。

一同: (笑)。

―そして次は『ヲタク is ビューティフル』。今やヲタクは普通になりましたよね

とも: 今回のテーマでもある戦うためには武器が必要となったときに、「自分の好きなものが生きていく上での武器になる」と言いたくて書きました。僕らが学生の頃ってヲタクであることを隠すほどネガティブなイメージだったのが、ここ10年で自分から「俺○○ヲタクでさ」とステータス的になっていることが面白いなと思って。今は何かのヲタクであることが一番の強みだし武器だなと思ったので、「何かひとつのヲタクになることは素晴らしいことだよ」と言いたいことを全部入れました。何だったら展開がコロコロ変わるような曲でもっと書きたかったぐらいで。だいぶ絞って書いています。

―ともさんの思いが凝縮されているんですね。そして次はおかっちさん作曲の『SNSやめたい』ですが、この曲はどのように作られたんですか?

おかっち: 実は2年ぐらい前からあった曲で、その時々にプレゼンしていたんですけど、毎回「違う、今じゃない」と言われて。今回は制作期間が短かったので出してみたら、「いいじゃん」って。シンプルだし曲の感じが今回のテーマにも合ってるからそのまま使おうよとなって、作ったままになっています。

とも: おかっちの曲って一回ボツになるんだよね。『ノット・イコール』もそうだったし。

おかっち: 確かに。一回ボツになってその後「いいね」と言って採用されることが多くて。その『ノット・イコール』の時は「ふざけた歌詞はやめてくれ」と注文したんですけど、今回は「何でもいいよ」と言ったので、何が来るかなと思ったらこれで(笑)。

―最初の声色をいろいろ変えている部分は変わっていますよね

とも: 曲がちょっと変で、自分のボーカル入れるところが六拍しかなくて。ラップでもないし、シャウトでもないし、歌でもないので、聴き方によってはポップだし、分かりやすくヘドバンできるリフでシャウトしてるので、これこそシンプル中のシンプルですね。

―歌詞はともさんの気持ちそのままだったりします?

とも: 本当に今にもSNSをやめたいぐらいです(笑)。自分的には『ヲタク is ビューティフル』からのネット繋がりもあって、ヲタクは良くなったけどネットは昔もっと面白かったのになと思うことがすごく多い。MixiやTwitterも最初は色々な情報が回ってきて、「そんなことあるんだ」「海外はこうなってんの?」というワクワクがあったけど、最近は炎上や告発というような嫌な情報しか流れてこないので、「SNSやめたいな」みたいな(笑)。

おかっち: 本当にまんまだよね。俺、最初これを見たときに仮タイトルだと思った。

とも: (笑)。

おかっち: 『SNSやめたい』というワードを置いといて、そこから着想したんだなと思っていたら正式タイトルになっていて。そうなんだって(笑)。

―さらに、まさかこういう歌詞が乗るとは…

おかっち: 思ってもいなかったですね。

とも: 「何でもいい」って言うから。

おかっち: そう言っちゃんたんで。ダメと言えなくて。

とも: これは共感ソングになってくれると思います。

―確かに。そしてモーニング娘。のカバー曲『恋愛レボリューション21』。これはハマりが良すぎて本家よりも上手く聴こえます。よく許可がおりましたね

とも: 去年出したミニアルバムに入っている『GO! GO! MANIAC』は元曲がぶっ飛んでいたので、ある程度アレンジしても大丈夫かなというのはあったんですけど、今回はビッグネーム過ぎてさすがに通らないだろうなと思っていました。でも、これが入るか入らないかでアルバムの流れや全体のパッケージも変わってくるし、録ったからには出したくて。結果、ありがいことに許可が下りたので本当に良かったです。

おかっち: ライブでやると若干知らない世代がいるんですよ。

とも: 聴いたことあるなぐらいで。ただ、如実にぶち上がる人もいて、その人たちは確実にアラサー。この曲をやることで、少なくともアラサー、アラフォーが炙り出せる(笑)。

一同: (笑)。

―今後も続けていってほしいです。そして『Love it !』。どうして今回入れたんですか?

とも: EPに収録していた曲だったので、「フルアルバムを出す時は入れたいね」という話をしていました。それに、この2年間でヒスパニの顔になった曲でもあるので、入れないとなというのもあって。今回アルバム用にミックスもマスタリングもやり直したんですけど、めちゃめちゃ化けて。一般のリスナーの方にはあまり伝わらないかもしれないですけど、作ってる側からすると楽曲のハネ感やノリ感が変わってだいぶ化けました。

おかっち: 別曲か!ぐらいね。看板曲ができました。

とも: 当時から自信はあったけど、さらに化けたというか。ぜひ前の曲と聴き比べてほしいです。

―そういう楽しみ方もありますよね。続いて『ALIENS』。これには対象者がいるような気がして

とも: これは『SNSやめたい』にも繋がるんですけど、本当に話が通じない人っているんだなと。

おかっち: どう頑張ってもね。

とも: そういう人がSNSでもチラホラ居るんですけど、そういう話の通じない人を俺は、「違う惑星から来られた宇宙人」と言っていて(笑)。そういう宇宙人には関わらない方がいいよという曲を書きたいなと思っていたら、今回のテーマの中で戦っても無駄な相手もいると言えるなって(笑)。テーマ的にもハマったので個人的に気に入っています。

―そんな内容でも陽気な曲調がそれを打ち消してくれますよね

とも: $EIGOの曲なんですけど、西海岸系の陽気な感じのリフで軽く毒を吐いてるぐらいが、ヒスパニっぽいと思います。ちなみに、この曲にはおかっちのパートもあって…。

おかっち: あんま触れなくてもいいんですけどね。

とも: アルバムで1曲のワンパートはおかっちのパートを作るっていう謎のルールがあって。今回も例に漏れずで。ここ2、3年ぐらいは、おかっちがライブでコールアンドレスポンスをしたりMCで喋ったりする機会が多くて。普段はマイクを立てていないんですけど、実は他のギターボーカル2人より喋りが上手いんですよ(笑)。

一同: (笑)。

とも: ライブでおかっちが出てくるようになって画的にも面白くなるので、早くライブでやりたいですね。

おかっち: 俺のところはいくらでもアレンジが利くしね。

―ライブで盛り上がりそうですね。そして次の曲『アウトレイジ』は、ともさんのやりたかったことをやった感じなのかなと

とも: 最初このオケはボツ候補だったんですよ。でも、個人的にはすごくリフが好きだったので、「ちょっと使えそうだから使っていい?」と言って、Tack朗が持ってきたワンコーラスないぐらいのデモに対して、俺がリアレンジ案を出しました。ボツになりそうな曲を俺がキャッチして活かしたみたいな。そうしたら、結果自分のソロ曲になったという(笑)。

おかっち: (笑)。他は一切出てこないからね。

とも: ありそうでなかった感じなんですよ。今までもミクスチャーノリの曲はたくさんあったんですけど、もうちょっとアップテンポのジャンプできるような曲で。これまで90年代のミクスチャー感ある曲って意外とやってこなかった。これが、今まで通りのミクスチャー曲だったらたぶん入っていなかったけど、このテンポ感だからこそやりたいみたいな。

―ここにTack朗さんの声が入ったらいつものヒスパニになっちゃうから、ともさん一人で押し切ったのは正解ですね

とも: 特に話し合いもしなかったんですけど、よくよく考えたら他が入る余地ないですね。

おかっち: 俺らもこれに関しては何も言わなかったです。俺らからしたらボツ曲だったので。このテンポでTack朗さんに歌わせても映えないし、$EIGOさんの通る声も浮いちゃうなというのもあったので、「どうぞ」って丸投げで。

とも: あと、この曲は『ALIENS』と『SNSやめたい』とリンクしています。今回のアルバムは、自分の中でどこかしら他の曲とリンクさせています。

―そういう曲、まだありそうですね。そして『−Umbrella−』は、凶悪犯罪のことかと思いきや傘をパクられたという…

とも: 俺は2019年、これを一番言いたいんですよ!俺の実体験なので。何ならMVも撮りたいです。

―とは言え、表現が大げさすぎですよね

とも: いやいや、みんな傘を軽んじすぎてる。今回の制作に入る前のことなんですが、夕方の5時ぐらいにコンビニで傘を買ったんですよ。コンビニって、ちょっと小さめの600円ぐらいの傘とちょっと大きめの700円の傘があって、迷うじゃないですか。ビニ傘なら600円でいいのか、どうせ買うなら700円の方かなと。迷ってその日は700円の傘を買って、その5時間後に名駅でラーメンを食べたんです。で、店から出てきたらないんですよ!

一同: (笑)。

とも: でも、他のビニ傘が3本ぐらいあって。そこで俺もパクれば濡れて帰らずに済むけど、その負の連鎖を俺で断ち切らなきゃいけないと思って、その日ずぶ濡れで帰ったんです。この憎しみを絶対曲にしてやると思って作ったので、このアルバムで一番メッセージと魂がこもっています。この話をすると、いろんな人から「ビニ傘はしょうがないじゃん」とか、「ビニ傘は結構あるよね」って言われるけど、そうじゃなくて!俺、日本を変えたいんですよ!この曲で。

おかっち: 珍しくサビを歌ってるしね。

とも: バンド7年目にして初です。

おかっち: 本当の主線を歌うのは初だよね。

とも: 最初はTack朗が歌う予定だったんですけど、レコーディングの2、3日前に「ともでよくない?」となって。俺も歌詞を書いていたので、「この曲を歌わせてくれ!俺、これに関しては魂を込められる」と言って歌いました。歌詞の面で一番推したい曲です。

一同: (笑)。

とも: 本当にリアルな感情を歌っています。これも全人類に共感を呼ぶと思いますね。

―気持ちは分かります。そして『&me』は他とはちょっと趣の違う曲ですね

とも: 最初こういうクリーンな曲は無しで「全部ゴリゴリでいこう」と言ってたんですけど、さすがに耳が疲れるなと。今後ツアーをやっていく中で全部「オラァ」でいくのかと思ったら、「1曲ぐらいそういうの欲しくない?」となってメンバー全員で作りました。

おかっち: でも、バラードは違うなという話はしてたよね。

とも: 今のバンドのモードがバラードじゃなかったし、ライブでやってもテンション感が落ちきらないミドルテンポの曲がいいねと。他曲との差別化を図るためにも1曲こういう曲があると箸休めになるし、アルバムの後半戦に向かう時のポイントにもなる。この曲は最後にアルバムのピースを埋めるような感覚で歌詞を書いたので、アルバムの全体のイメージを補うような感じの曲でもあります。

―なるほど。そして次が最近MVも公開された『ブラックホール・ベイビー』です。ノリのいいヒスパニらしい曲ですね

おかっち: 僕が「『Love it !』のキャッチーなメロとリフと同じようなダンスビートの曲を、もう1曲絶対に入れたい」と言って作り始めました。このアルバムを作る上で、『Love it !』だけだと浮いちゃうし、『Love it !』のちょっと陽気な感じじゃない方の四つ打ちビート感の曲を作りたいなというのもあって。

とも: 最初は『Love it !』の亜種みたいな感じで作り始めたんですけど、できたら全然違うものになって(笑)。

おかっち: ね(笑)。ただビートが一緒なだけという。でも、それが結構いい方向へ行って。

とも: 逆にビートが一緒でも乗っかる素材がこれだけ違えば、こんなに違うんだという発見にもなったというか。

―歌詞はともさんがたまに書く文学的な感じになっていますね

とも: そうなんです。今までのアルバムにもあったけど注目されないんですよ。小学生レベルの歌詞しか書いていないと思われている。違うんだよ!そういう歌詞も書くけど、ちゃんと作詞家っぽい歌詞も書いてるんだよと言いたいです。

おかっち: リード曲では書いてなくて、そのカウンターでこういう歌詞を書いていたよね。主でやったのは初めてじゃない?

とも: だね。本当にこの曲に関してはチョケがゼロなので(笑)。こういう歌詞も書けるんやでと。

―その歌詞を読んで悩んでいるのかなと思いました

とも: 悩んでた頃を振り返って書いている感じです。最初に<トンネル>というワードをモチーフに曲を作ろうというところから始まりました。制作の途中でTack朗が「自分の人生に置き換えて歌ってみたらいいんじゃない」と言ってくれて、そういう切り口も面白いなと。直接的には書いてないけど、自分の半生を改めて客観視して比喩的にトンネルやブラックホールというワードに関連付けています。書き方も切り口も目線も今までになかったところから書けました。

―この曲と次の『やさしいせかい』は繋がっているんじゃないかなと思ったのですが

とも: 『ブラックホール・ベイビー』の続きというか世界観はリンクしています。これも『SNSやめたい』や『アウトレイジ』と繋がるんですけど、結局脅かしてくるやつが多くて、関わらないでもらえますかと(笑) 。

一同: (笑)。

とも: 無駄に首を突っ込んでくる人っているじゃないですか。何もないのに突っ掛かってくる。今ってトゲトゲしながら生きている人や、無駄にケンカ腰の人が多い。さっきの傘の話じゃないですけど、全世界的に優しくなればいいなと思って書いていたんですけど、「やっぱ無理だ」と思って(笑) 。

一同: (笑)。

とも: それが無理なら、せめて自分たちのテリトリーは守りたい。そのためには戦うしかないと思って歌詞を書きました。本当に自分のテリトリーに土足で入ってくる人が大っ嫌いなんで(笑)。

一同: (笑)。

とも: 元々メンバー5人で作り上げてきたものを、今ではスタッフが増えてチームになって、常にバンドの同行を追ってくれる人たちもいる。そこを守ることがイコールバンドを続けていくことだと思うので、ふざけているようで今のスタンスをすっと書いた曲です。

―ちゃんと考えてるね

とも: ちゃんと考えてるんです!

おかっち: 意外と。

とも: ヒステリックパニックの誤解を解いていこうというのが今の目標です。表面上だけ見られて誤解されがちなんですよ。

おかっち: 昔から言ってるんですけど、音楽は割と真面目だよね。

とも: ずっとネガティブなことしか歌っていないのに、パリピだと思われてるからね。

一同: (笑)。

―確かにイロモノっぽいイメージはあるから。そして最後の曲『優勝ファンファーレ』はラストに相応しい、これぞヒスパニという曲です

おかっち: 本当は『やさしいせかい』が最後だったんですよ。

とも: ギリギリまでどっちにしようという話をしていて。Tack朗的にはアルバムで一番好きな曲らしくて、この曲を一番推していました。で、最終的に決をとったら4対1で今の並びだったんですよ(笑)。

一同: (笑)。

とも: Tack朗も最終的に「この流れいいね」って(笑)。トータルすると最初と最後がザ・ヒスパニっていう曲なんですよ。途中寄り道しても、これが最後にあることでヒスパニのアルバムということを分かりやすく提示できたと思います。

―ヒスパニらしいライブ映えする曲でもありますよね

とも: これもメロディ自体は前からあって、Tack朗はずっと早く出したいと言っていたんですけど、俺の中でしっくりこなくて。今までそれに合うテーマや歌詞が全く見当たらなかったし、今回カッコいいと言っている中でメロディだけ聴くとポップでちょっと毛色が違ったので、最初どうかなと思ったんですけど、歌詞がハマった瞬間にヒスパニになって。より分かりやすくヒスパニのイメージやバンドに合った歌詞を改めて書けたんじゃないかなと。これからこの曲も代表曲になっていく予感がバチバチします。

―そう思うと、今作はヒスパニのイメージを変えるかもしれないですね

おかっち: 僕らも変えるために作っていました。結構変わったって言われたいです。

とも: 真面目でカッコいい側面は今までもあったんですけど、やっぱりそうじゃないところが先行しがちだったので。バカな面もうちらのアイデンディティではあるので、そこも残しつつ今回の作品はカッコいい側面をより分かりやすく提示した作品になったと思います。

―ファンの反応が楽しみですね。では最後に、このアルバムを楽しみにしているファンへ向けてメッセージをお願いします

とも: 歌詞を一番見てほしいです。今回は聴き取りやすい部分が増えつつも、読んでなるほどこういうこと言ってるんだという部分が必ずあるので、改めて歌詞をじっくり見てほしいなと思います。

おかっち: 今回は楽器陣のフレーズや曲の展開も構成もシンプルに作ったので、コピーしてほしいですね。楽器をやっているキッズたちにとって取っ掛かりのいいフレーズも意識したので、そういうところもぜひ聴いてほしいなと思います。

ヒステリックパニック『Painkiller』 MV

ヒステリックパニック『ブラックホール・ベイビー』 MV

ヒステリックパニック『弱虫ライオット』 MV (Full Ver.)

■リリース情報

『サバイバル・ゲーム』
3rd Album
2019.10.9 発売
初回限定盤(CD+DVD) 3,600円(+tax)
通常盤(CD) 2,800円(+tax)

■LIVE情報
ULTIMATE BATTLE TOUR 2019-2020
2019年
11月22日(金) 千葉 千葉LOOK  w/BACK LIFT
11月23日(土祝) 静岡 Shizuoka UMBER  w/BACK LIFT
11月29日(金) 長野 LIVE HOUSE J  w/POT
11月30日(土) 埼玉 Livehouse KYARA  w/POT
12月06日(金) 福島 郡山CLUB #9  w/ReVision of Sence
12月07日(土) 山形 酒田hope  w/ReVision of Sence
12月08日(日) 岩手 the five morioka  w/ReVision of Sence
12月11日(水) 栃木 HEAVEN'S ROCK Utsunomiya VJ-2  w/HOTOKE
12月13日(金) 茨城 mito LIGHT HOUSE  w/ヤバイTシャツ屋さん
12月14日(土) 三重 club chaos  w/HONE YOUR SENSE
12月15日(日) 愛知 豊橋 club KNOT  w/HONE YOUR SENSE
12月19日(木) 新潟 CLUB RIVERST  w/嘘とカメレオン
12月20日(金) 群馬 高崎clubFLEEZ  w/嘘とカメレオン
12月27日(金) 神奈川 横浜BAYSIS  w/FABLED NUMBER
12月28日(土) 東京 八王子Match Vox  w/FABLED NUMBER
2020年
01月04日(土) 愛知 DIAMOND HALL<ワンマンライブ>
01月10日(金) 広島 CAVE-BE  w/TBA
01月12日(日) 京都 GROWLY  w/TBA
01月13日(月祝) 兵庫 MUSIC ZOO KOBE 太陽と虎  w/TBA
01月18日(土) 福岡 小倉FUSE  w/TBA
01月19日(日) 山口 LIVE rise SHUNAN  w/TBA
01月25日(土) 岡山 CRAZYMAMA 2nd Room  w/TBA
01月26日(日) 香川 高松TOONICE  w/TBA
02月01日(土) 岐阜 yanagase ants  w/TBA
02月02日(日) 石川 vanvanV4  w/TBA

ULTIMATE BATTLE TOUR 2019-2020 Final Series<ワンマンライブ>
03月07日(土) 福岡 INSA Fukuoka
03月15日(日) 大阪 心斎橋Music Club JANUS
03月20日(金) 札幌 SPiCE
03月22日(日) 仙台 LIVE HOUSE enn 2nd
03月28日(土) 東京 Veats Shibuya

■オフィシャルHP
http://www.hystericpanic.com

■プロフィール
日本のラウド・ロックシーンをぐっちゃぐっちゃに引っ掻き回すラウド・ロック・モンスターバンド。2012年の結成以来、その音楽センスとライブ・パフォーマンスで破竹の進撃を続ける、名古屋出身の5人組ロックバンド。超絶ハイトーン×凶悪スクリーム×極上コーラスのトリプル・ヴォーカルが織りなす唯一無二のハーモニーは中毒性抜群。ラウド、エモ、ハードコア、メタル、J-POP、ジャンルの垣根を気軽に飛び越えヒステリックパニック 、通称「ヒスパニ」が新たに生み出す、これが最新式のエクストリームなJ-POP!!

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