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ライター ツボイ

2020.3.11

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KALMA 2nd Mini Album『TEEN TEEN TEEN』インタビュー

「今までと同じことを今までよりも幅を広くやっていけたらな」

メンバー全員19歳、北海道在住のバンドKALMAが、メジャーデビューとなるミニアルバム『TEEN TEEN TEEN』を3月4日にリリースした。10代最後にふさわしい、今しか表現できない歌詞、サウンド、エネルギー、そして勢いが集約された1枚で、これまでと変わらない芯を持ちつつ、バンドの新しい一面が見られる作品となっている。その作品について、楽曲のソングライティングを手掛ける畑山悠月に話を訊いた。

―まずはバンド結成の経緯からお聞きしてもいいでしょうか?

畑山悠月(Vo/Gt): 高校生の時に同級生の4人でバンドを組みました。それからメンバーが変わっていき、2017年9月にドラムの金田竜也が入って今の3ピースになりました。

―当時はどんな音楽をやられていたんですか?

畑山: 最初はアジカンやKANA-BOON、RADWIMPSなど、これぞギターロックというバンドのコピーをしていました。

―その当時からバンド名は-KARMA-でした?

畑山: そうですね。バンド名は、短くてインパクトのある覚えやすい名前にしたいなと思っていて、当時聴いていたアーティストの曲に“KARMA”というワードがあったんです。それが何かいいなと思って特に意味も調べず決めました。

―直感なんですね。そのバンド名ですが、去年12月に-KARMA-からKALMAへと“R”を“L”に変更されました。どうして変えたんですか?

畑山: KARMAという言葉自体の意味あいであったり、検索したりエゴサーチしたりした時になかなかバンドが出て来なかったので変えようと(笑)。KALMAにしてからは一番に出てくるから変えて良かったです(笑)。

―発想が今っぽいですね(笑)。3月4日にミニアルバム『TEEN TEEN TEEN』をリリースされます。メジャーデビュー作品をこのタイトルにした理由をお聞きしてもいいですか?

畑山: 一番は僕らがまだ19歳だからですけど、将来この作品を見返した時に、誰がみてもタイトルから僕らが10代の時に出したアルバムだ、って分かるかなと思って。それに、すごく真っ直ぐな歌ばかりだったので、タイトルも真っ直ぐにしたいなというのもありました。それで、TEENが3人で『TEEN TEEN TEEN』にしました。

―シンプルですね。その作品の1曲目『これでいいんだ』は、すごく前向きでこれからメジャーへと進む決意的な意味も込められているのかなと

畑山: 今の僕たちの全てが詰まっている、アルバムの軸となる曲です。これまでやってきたことは間違ってなかったんだ、メジャーへ行ってもこのままで居続けよう、という決意が表れたタイトルになっています。ラスサビでは<全部自分次第だから周りに流されないで決めよう>という想いを歌詞にも込めました。コーラスワークも自分たちらしさがあっていい曲だなと思っています。

―ラストの部分からは気持ちを感じます。次の『素晴らしい毎日』は雰囲気が変わりますね

畑山: 2曲目は1曲目と同じようなテンポの曲が割と多いと思うんですけど、あえて落として緩急をつけてみました。

―淡々としていて日常感のある曲という印象を持ちました

畑山: スネアのロール感もですが、曲のコード感やサビでいきなり転調するというのは僕が今作りたかった感じです。この曲は、1日の終わりや帰り道に聴いてほしいですね。今日も楽しかった、素晴らしい日だったなと思ってもらえたらいいなと。

―その雰囲気すごく伝わります。そこから激しくて短い『1分間の君が好き』になるのですが、告白しているような曲ですね

畑山: 今までめちゃくちゃ真っ直ぐなラブソングがなかったので今回挑戦してみたんですけど、ちょっと照れちゃうのでそれを隠す感じでロックな短い曲にしました。

―このテンポ感だったらあっという間に終わって照れている暇ないですしね

畑山: そうですね。一瞬で終わるので照れずに歌えます(笑)。

―ライブでも盛り上がる曲だと思います。そして次の『コーラ』は、母親への手紙のような歌かなと

畑山: メジャーのタイミングだしちょっと親孝行しようかなって(笑)。自分は昔から「お母さん」じゃなくて「ママ」と呼んできたんですけど、まず最初に<ママいつもありがとうね>の歌詞とメロディが浮かびました。そこから肉付けしていった感じです。一人暮らしをしていようがしていまいが、誰しも家に帰りたいな、家族に会いたいなと思いますよね。それを歌にしました。

―歌詞の中には恥ずかしいなと思うワードもありますが、恥ずかしくはなかったですか?

畑山: あー、たぶん今しか歌えないかもしれないです。30代になっても歌えるとは思うんですけど、ちょっと恥ずかしいかもしれないですね。例えば、ガチガチの盛り上がるセトリの中で歌ったら恥ずかしいかもしれないですけど、アンコールでヌルッとやったらすっと歌える気がします(笑)。

―(笑)。ちなみに、歌詞の内容と『コーラ』というタイトルが結び付かないですが、なぜこのタイトルにされたんですか?

畑山: タイトルだけ見たらコーラの曲かなと思うけど、第一声が<ママいつもありがとうね>なので、「マジか!」となるかなと思って。タイトルとアルバムの詳細を発表した時に、「『コーラ』がめっちゃ気になる。コーラのことを歌ってるのかな、炭酸系なのかな」みたいな意見があったんですけど、全然違うのでこのタイトルにして良かったと思っています。

―また、歌詞の内容は離れているところに住んでいる印象ですが、畑山さんは今実際に一人暮らしされているんですか?

畑山: していないんですよ。逆にしてたらもっと一人暮らしっぽい歌詞になったと思います。今遠征が増えているし、今回もキャンペーンで一週間ぐらい家に帰らないので、その感じで書いているところはあると思います。

―なるほど。そして『雪のまち』。この曲は情景が伝わる雰囲気のある曲ですね

畑山: イントロのギターのリフから雪が降ってる感出てますよね。アルバムの中で一番しっとりしていて、今までの僕らにはなかった感じの曲です。バンドのコンセプトとして、笑ってライブをやりたい、元気な曲をやりたいというのはあるんですけど、ちょっとずつこういう一面も出していきたいなと。

―歌詞は切ないですよね

畑山: 俺はこんなに好きなのに、君は好きっていうけど冷たいよねという歌詞です。

―これは畑山さんの体験談なんですか?

畑山: この曲は体験談です。3曲目に続き恋愛系の曲なんですけど、『雪のまち』は一方的に好きって言うんじゃなくて、細かい相手とのやりとりなんかも歌詞にしているので、今までにない恋愛ソングになったと思います。

―挑戦した曲でもあるんですね。次の『わがまま』は結構ダメな感じが伝わってきます

畑山: アルバムの中にこういう曲があって良かったなと思っています。ちょっと跳ねていて、リズムに合わせて歌ってるだけだけど内容はちゃんとある。朝起きれないから起こしてほしいし、電話したら出てほしいという、とりあえずわがままなんですけど、その代わりいつかバンドで大きくなったら、給料でラーメンや焼肉を食べさせてあげるよという歌です。

―そこが等身大だなと思いました。大人ってもうちょっと豪華な食事をイメージするので

畑山: フランス料理とか、夜景の見えるレストランというロマンチックな感じですよね。たぶん僕らぐらいの年齢は、家の近くのラーメン屋や食べ放題の焼肉だと思います。

―焼肉も食べ放題なんですね!寿司も回る方だったり?

畑山: 学生は100円寿司ですよ。北海道はそれでもおいしいですから。

―なるほど。北海道いいですね。そして、最後の『TEEN』は決意も感じられる曲になっています

畑山: アルバムの中間には今までやってこなかったような楽曲を入れたので、最初と最後の曲は今までの俺たちがさらに上へ行けるような歌詞、曲調、ライブでみんなで歌えるようにしたくて。締めの曲がこれで良かったです。

―その曲はどのように生まれたんですか?

畑山: この曲はレコーディングが始まった時点では出来ていなくて、レコーディングの休憩時間に作りました。だから、メンバーに聴かせたのはレコーディングの前日。そこから覚えてもらってレコーディングしたので、一番ライブ感が出てるかもしれないです。

―逆にそれが良かったかもですね。歌詞もその時に出来たんですか?

畑山: 歌詞はスタジオにいた時には出来ませんでした。難しく考え過ぎてたと思います。メジャーを意識し過ぎて。でも、今までの僕たちでここまで来れたんだから、メジャーへ行くからといって変えなくていいんだ、変に気を張らず今までの僕らで行くべきだと思ったら、すごくリラックス出来てすぐに歌詞が書けました。

―この曲のリリックビデオ用に写真を募集されていましたが、写真は見られました?

畑山: 届いた数千枚の写真を見たんですけど、めっちゃ良かったです。俺らが高校で撮っていた写真と、日本全国から送られてきた写真がそんなに変わっていなくて、遊んでることや感じてる思いは同じなんだなというのが知れたのは良かったです。

―応募した人も使われているか楽しみにしていると思います。さらに、“はぴだんぶい”に楽曲提供されたんですよね

畑山: そうなんですよ。『TEEN TEEN TEEN』のレコーディング中にサンリオさんからお話がきてることを知って資料を見せてもらったら、「俺らの歌詞そのままを書いてるんじゃない?」と思うぐらい、今まで僕らが作ってきた歌そのままが楽曲のイメージになっていて。前向きで、明るくて、明日に向かえるような、周りは関係ない、また頑張れるような歌詞や明るいメロディにしたいと。「これって俺らじゃん!」みたいな。すぐにやりますと返事しました。実際にはぴだんぶいの演奏もとても良かったです。

―4月には対バンツアーも行うんですよね

畑山: 3月のワンマンが全ヵ所キャパの数倍ぐらい応募が来て、来られないお客さんが多かったので、追加公演的な感じで対バンツアーをやることにしました。それが最近決まったので、対バンの皆さんに声を掛けたのも最近だったんですけど、皆さん快諾してくれました。

―そうなんですね。名古屋はkoboreとですが、これまで対バンされたことあります?

畑山: サーキットでは一緒だったことあるんですけど、ちゃんと対バンしたことはなくて。このタイミングでお誘いしたら「ぜひ」と返事をいただいて実現しました。koboreはすごく詞も曲もいいので負けないように頑張ります。

―そのツアータイトルに『チャレンジャー2020 春 〜お花見〜』と付けたのはなぜですか?

畑山: 札幌で『チャレンジャー』という企画をvol.4ぐらいまでやったんです。いろんなことにチャレンジしていこうということで、先輩バンドを呼んで僕らがチャレンジするみたいな。今回も先輩バンドを呼ばせていただいたので、このタイトルにしました。

―なるほど。では最後に、読んでいる方へのメッセージをお願いします

畑山: この作品でメジャーデビューしたんですけど、特に今までの僕らからガラッと変わったわけじゃなくて、今までと同じことを今までよりも幅を広くやっていけたらなと思っています。これからもいい音楽をやっていくので、CDを買ってライブへ来てくれたらうれしいです。お願いします!

KALMA『これでいいんだ』 Music Video

■リリース情報

『TEEN TEEN TEEN』
2nd Mini Album
2020.3.4 発売
2,000円(+tax)

■LIVE情報
-KARMA-じゃないよKALMAだよ!オトナじゃないよ!TEENだよ!
札幌にはまだ雪あるよ!やる気マンマン!春爛漫!ワンマンツアー2020

3月04日(水) 北海道 札幌COLONY ※開催延期
3月08日(日) 愛知 名古屋CLUB ROCK'N'ROLL ※開催延期
3月20日(金祝) 大阪 CONPASS
3月28日(土) 東京 渋谷La.mama

チャレンジャー 2020 春 〜お花見〜
4月16日(木) 愛知 RAD HALL w/kobore
4月18日(土) 大阪 Shangri-La w/オレンジスパイニクラブ
4月26日(日) 東京 新代田FEVER w/2
4月28日(火) 北海道 札幌cube garden w/Hump Back

[夏のワンマンツアー]
へいらっしゃい!何にしましょ?
えっとー初日バリ硬ファイナル柔め熱量濃いめMC少なめキャパ増し増し
お腹パンパン!太陽さんさん!ワンマンツアー2020夏

7月02日(木) 北海道 ペニーレーン24(CP500)
7月09日(木) 大阪 UMEDA CLUB QUATTRO
7月19日(日) 愛知 NAGOYA CLUB QUATTRO
7月26日(日) 福岡 BEAT STATION
7月28日(火) 東京 SHIBUYA CLUB QUATTRO

■オフィシャルHP
https://www.kalma-official.com

■プロフィール
メンバー全員2000年生まれ、北海道出身・在住の3ピースロックバンド。2016年5月に札幌で結成。青春感あふれる歌詞と、聴く人が思わず笑顔になる躍動感のあるライブが持ち味。とにかく前を向いて等身大で“夢”を歌うけど、時おり感じさせる“哀愁”が聴く人の心を揺さぶる!少しやんちゃで、人懐っこく、個性豊かなキャラクターも相まって、全国でファンが増殖中。
2018年7月、北海道の大型音楽フェス『JOIN ALIVE』に史上初となる高校生で出演。同年11月にリリース した初の全国流通盤ミニアルバム『イノセント・デイズ』はロングセールスを記録中。2019年10月には2枚目となる全国流通盤『DAYS E.P.』をリリースし、全国ツアーも開催。ツアー最終日にバンド名を-KARMA-からKALMAに改名することを発表。そして、2020年3月4日に2ndミニアルバム『TEEN TEEN TEEN』でメジャーデビュー。同日からバンド初となるワンマンツアーを開催する。

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