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ライター ツボイ

2019.12.10

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Lenny code fiction 5th Single『脳内』インタビュー

「『脳内』はLenny code fictionの芯になっていくような気がしています」

“ロックの復権”を掲げ、圧倒的なライブパフォーマンスが魅力の4人組ロックバンドLenny code fiction。彼らが待望の新作『脳内』を12月11日にリリースした。今作もTVアニメ『炎炎ノ消防隊』のエンディング主題歌に起用されており、Lenny code fictionのロックサウンドが詰まった楽曲に仕上がっている。その今作について、バンドの作詞作曲を担う片桐 航に話を訊いた。

―12月11日リリースの5thシングル『脳内』は、TVアニメ『炎炎ノ消防隊』のエンディング主題歌になっています。曲はそのお話をいただいてから書かれたのでしょうか?

片桐 航(Vo/Gt): 元々デモをいっぱい書いていて、『炎炎ノ消防隊』はダークファンタジーな勢いのあるアニメだったので、デモ中からそれに合うサウンド感の曲を選び作っていきました。

―その時点で歌詞もほぼ出来上がっていたんですか?

片桐: そうですね。若干変えたところもありますが、基本はほぼ変わっていないです。

―例えば<火に入る夜を過ごす>というアニメとリンクしそうな一文も最初からあったんですか?

片桐: その部分は後から付け足しました。歌詞に<悪魔>という言葉が出てくるんですけど、ここはアニメともリンクしていて、そこはデモの時点で入っていました。

―その歌詞はどのようなイメージで書かれました?

片桐: 自分の脳内で描いている理想を形にしたいという思いを歌詞にしました。

―<何気ない言葉は人生を変えた>という歌詞が印象に残りました。今っぽいなとも思います

片桐: 言葉って意識せずパッと聞いたらどうでもいいことの方が多いけど、一個一個ちゃんと確認していくと人生が変わるぐらいデカい言葉がいっぱいあるなと。前からそう思っていたので、それを歌詞にそのまま入れました。

―また、先ほど<悪魔>はデモの段階からあったとおっしゃっていましたが、途中に出てくる悪魔はアルファベットでとしています。その意味をお聞きしたいのですが

片桐: <悪魔>の方は、自分が脳内の理想像を追いかける中で邪魔をしてくるイメージで、は自分のイメージを貫くための力のような、内側から出た勢いを表現しています。本当の敵が漢字の悪魔で、自分が理想を求めるためには敵になってもいいやという自分の味方がアルファベットのAKUMA。意味合いが違うのでどうしても表記を変えたくて。

―そういう意味があったんですね。曲は展開が結構変わる構成になっています。アレンジはどのように付けていったのでしょうか?

片桐: 最初は一番しか作っていなかったのでこうなるとは思っていなかったんですけど、アレンジしていくにつれて、テンポ感やメロ感でいろいろ遊べるなと。そのテンポに合う展開をどんどん増やしていったら面白いんじゃないかという発想があって、徐々に付け足していきました。

―元々発想があって落とし込んでいったんですね。でも、それによってサビがより耳に入ってきます

片桐: 最終的にこの曲はサビが残ればいいなと思っていて。作る時も、サビ以外はキャッチーなメロディは付けないようにしようと流れるようなAメロBメロにして、あえてサビのキャッチーさを浮き上がらせました。その方がライブでもみんな手を挙げやすいし、聴いいた時に「きた!」というサビになるなと思ったので。

―その効果ばっちり出ています。2曲目『ヴィランズ』は「悪役」のことだと思うのですが、そのイメージで書かれたんですか?

片桐: これはタイトルから先に決めて、タイトルに合うような音使いをいろいろ試しながら怪しさを意識して作っていきました。

―そのサウンドは緩急ありますよね

片桐: この曲は、メンバーに「いきなり静かになったり、いきなり激しくなったりするような緩急を意識してほしい」と伝えていました。音数をめちゃめちゃ多くしたら、次の小節で一気にゼロにするとか。そうやってアレンジを進めていきました。

―先ほど怪しさを意識したとおっしゃっていましたが、その雰囲気が伝わるギターのフレーズが印象に残ります

片桐: 『ヴィランズ』のギターの音作りに一番時間を掛けました。怪しさみたいなものを出すために、デモの段階からいろいろな音を使ったり、あえてベースを少なくしてギターで音を持たせたりしながら、この曲に映える音を探って作っていきました。

―イメージに近付けるためにいろいろ試されたんですね。そして3曲目『Time goes by』は前の2曲とは雰囲気が変わりミドルテンポで、人との別れの曲を歌っているのかなと思いました

片桐: この曲は、自分らのワンマンを考えて作ったところはあります。『脳内』のようなハイテンポなライブ曲は多かったんですけど、ミドルエモの曲が少なかったので今回入れました。歌詞は完全な恋愛ソングではなく、人の別れを歌っています。時が流れて人と人が分かれていくことを表現した曲です。

―サビの部分はテンポが遅くなってちょっとエモいですよね

片桐: テンポをハーフにしてギターをガッツリ掻き鳴らすことで、ライブハウスや広いところでやった時に、ミドルエモゾーンで映えるなと思ったところからそうしました。

―最後に<さよなら>という言葉で締め括られています。この部分に感情が込められているなと思ったのですが

片桐: <さよなら>を一番目立たせるために、キーをこの曲で一番高くしています。それによって、この曲の真髄というかTime goes byと時が流れてしまって分かれるという最後の言葉を上手く強調できたと思います。

―そして、1月13日(月祝)からツアーが始まります。どういうツアーにしたいですか?

片桐: 『脳内』のリリースツアーですし、この曲はロック色が強くてバンドの芯になっていく曲だと思っているので、この曲をメインにしっかり自分たちが今までやってきたことをもう一回再確認して見せられるツアーにしたいです。

―先に対バンがあって、その後にワンマンとなっているんですよね

片桐: そうです。対バンは初めて一緒にやる先輩も多いので、食らいついていきたいと思っています。ワンマンは、このゾーンがあってこのゾーンがあってという、いろいろな展開を用意していきたいと思っていて、今回のシングル3曲が入ることでその展開がよりやりやすくなるというか、ドラマが作りやすくなったと思っています。ワンマンはワンマンでしかできない流れに挑戦していきたいですね。

―ワンマンは尺も長いからいろいろなことができそうですね。名古屋のお客さんの印象はいかがですか?

片桐: MCでもよく言ってるんですけど、最初はあまりノリが良くないなと思っていて。でも、行くに連れて俺らが歩み寄ったら一番受け入れてくれるというか、受け取り方が一番上手いなと。お客さんを無視してやるとめちゃめちゃ寂しい思いをするんですけど、「一緒に楽しもう!」と言うと一番楽しんでくれる感じがします。

―ツンデレですね。「ロックの復権」というタイトルにはどのような意味を込められているんですか?

片桐: ロックバンドのがっつりした曲を聴くことが昔より少なくなってきた印象があったので、「もう一回ロックを復権するとぞ」という意味を込めました。だから、ロックバンドたちを誘いましたし、みんなと横並びで上がっていきたいなと思っています。

―期待しています。最後に、このシングルを楽しみにしているファンへメッセージをお願いします

片桐: 『脳内』はLenny code fictionの芯になっていくような気がしています。そして、この曲を100%体感できるのはライブだと思うので、ライブで一緒に楽しめられたら最高です。とだけは伝えたいです。だからライブに一回来て、展開の凄さやサウンドの圧を感じてほしいです。

Lenny code fiction 『脳内』
TVアニメ「炎炎ノ消防隊」10月クールエンディング主題歌

■リリース情報

『脳内』
5th Single
2019.12.11 発売
通常盤(CD) 1,200円(+tax)
期間生産限定盤(アニメ盤 CD+DVD) 1,400円

■LIVE情報
Lenny code fiction Presents
5th Single 脳内 Release Tour「ロックの復権」

1月13日(月祝) 千葉 千葉LOOK
1月16日(木) 兵庫 神戸 太陽と虎
2月01日(土) 岡山 IMAGE
2月09日(日) 秋田 LiveSpot2000
2月11日(火祝) 宮城 仙台enn 2nd
2月21日(金) 群馬 高崎club FLEEZ

Lenny code fiction Presents
5th Single 脳内 ONE MAN Tour「ロックの復権」

2月29日(土) 愛知 名古屋ell. FITS ALL
2月13日(金) 大阪 梅田Shangri-La
3月15日(日) 福岡 DRUM SON
3月27日(金) 東京 渋谷CLUB QUATTRO

■オフィシャルHP
https://www.lennycodefiction.com

■プロフィール
<ロックの復権>を掲げ、片桐 航を中心に滋賀で結成された4人組ロックバンド。サウンドプロデューサーにONE OK ROCKなどを手掛けるakkin氏を迎えた、パワフルなサウンドとキャッチーなメロディの共存を成功させ、多くの大型フェスにも出演を重ねてきた実力を併せ持つエネルギッシュなライブパフォーマンスが魅力。2016年8月にTVアニメ『D.Gray-man HALLOW』のオープニングテーマ曲に抜擢された『Key -bring it on, my Destiny-』でデビュー。続く2nシングル『Flower』もTVアニメ『ALL OUT!!』のオープニングテーマ曲となるなど、これまでリリースしたシングル4枚全てがTVアニメのオープニングテーマに起用されている。2018年11月にはアルバム『Montage』をリリース。そして、2019年12月11日、待望の新作である5thシングル『脳内』をリリース。

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