
ツボイ
2020.2.29
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THIS IS JAPAN Major 1st Single『Not Youth But You』インタビュー
「逃げずに大事なものを見つけられたらいいなというバンドのスタンスを書きました(かわむら)」
前作『WEEKENDER』からわずか3ヶ月、THIS IS JAPANのメジャーデビュー作品となるシングル『Not Youth But You』が2月11日に配信リリースされた。メロウなロックナンバーとなっており、爽やかさのあるメロディだが、強い意志を感じる歌詞とボーカル杉森の男気ある歌声から、メジャーデビューとなる今作への意気込みが伝わってくる。その作品に込められた想いとは?メンバー全員に話を訊いた。
―まずはバンド結成の経緯からお聞きしてもいいですか?
杉森ジャック(Vo/Gt): 大学のサークル内でバンドを組んだんですけど、俺とドラムのかわむらが同級生で、ギターの小山(祐樹)とベースの水元(太郎)が2つ下の学年という先輩後輩の組み合わせです。コピーバンド中心のサークルだったので、一緒にいろんなバンドをコピーして卒業したタイミングでTHIS IS JAPANを組みました。それが2011年です。
―主にどんなバンドをコピーしていたんですか?
かわむら(Dr): いろいろやりました。
杉森: ライブごとにコピーするバンドを変えるシステムだったので、メンバーも毎回全員変わるんですけど、俺とかわむらは割と一緒でしたね。
かわむら: 4人が一緒にやっていたのはFugaziですね。あと、杉森、小山、かわむらでGang of Fourをやったり。本当に好きなバンドのコピーばかりやっていました。
―皆さんが影響を受けたバンドもその辺ですか?
小山祐樹(Gt/Vo): 全員だとNUMBER GIRLかな。
杉森: NUMBER GIRL、Fugazi、Pixiesあたりはみんな好きだと思います。
―みなさん共通しているんですね。THIS IS JAPANというバンド名はインパクトありますが、どういう経緯で決めたんですか?
杉森: 候補が二つあって、ひとつ目が“プロジェクトジャックナイフ”で、もうひとつが“THIS IS JAPAN”でした。で、卒業旅行の電車かバスの中でかわむらに「一緒にバンドやってよ」と言って、「バンド名はTHIS IS JAPANとプロジェクトジャックナイフのどっちがいい?」と聞いたら「THIS IS JAPANでしょ」って言ったので決まりました(笑)。
―そもそもその二択だったんですね(笑)
杉森: 二択でしたね。
一同: (笑)。
水元太郎(Ba): その二択に至るまでの経緯は誰も知らないけど。
小山: 確かに。それ知りたい。
杉森: 俺も知らないよ。だって、急に閃いたから。
一同: (笑)。
かわむら: 最初THIS IS JAPANって聞いた時「いいじゃん。それしかないっしょ!」と思ったよ。だって、プロジェクトジャックナイフは最悪じゃん。
一同: (笑)。
―その二択だったらTHIS IS JAPANを選びますよね(笑)。昨年11月27日にリリースされたEP『WEEKENDER』はバンドの変化を感じる作品でしたが、反響はいかがでした?
小山: 結構「変わったね」と言われました。
杉森: ミュージックビデオを見た人からも「THIS IS JAPANは変わった」という意見をいっぱいもらいました。
小山: 元々ギター2本を掻き鳴らしている曲が多くて音数も多めだったんですけど、『WEEKENDER』では僕しかギターを弾かない曲が増えて音もシンプルな路線になったので、変わったという印象を持ったのかなと思います。
―みなさんが意識的に変えた面もありました?
杉森: 全員変えたいという気持ちはあったと思います。それがちゃんと伝わったなと。
かわむら: 身近の信頼してくれてる人やずっと聴いてくれていた人、ライブに来ている人たちがこれを聴いて「そうだよね、ディスジャパはこれがやりたくてココを目指しているんだよね」と納得する部分と、「そこまで行くんだ」という想定外の部分の両方を受け取ってもらえている感じがあると思うので、それを続けていきたいですね。
―その作品からわずか3ヶ月の2月11日に、メジャー1stシングル『Not Youth But You』をリリースされました。曲はいつ頃作られたんですか?
杉森: 『WEEKENDER』の制作が終わってからですね。
―『WEEKENDER』の収録曲とはまた違った曲になっていますが敢えてですか?
小山: 僕はよく柿の種に例えるんですけど、柿の種、ピーナッツ、柿の種、ピーナッツって食べるじゃないですか。柿の種を出したので次はピーナッツかなと。
一同: (笑)。
かわむら: コード感は変わってるんですけど、我々としてはそこまで変わっているイメージはなくて。ただ、メジャーという節目だからしっかりいい曲を作りたいというのはありました。
杉森: 『WEEKENDER』を経た上で、いわゆるディスジャパらしい曲を新しいアプローチで表現できるんじゃないかなと、俺はやっていて感じました。
―作曲者は3人になっていますが、どのように作られたんですか?
かわむら: 杉森がまず原案を作ってきて、それを小山が「これすごくいいんだけど、俺が手を入れたい」とデモを作ってきたんです。それを、遠征中のサービスエリアで聴いたらめちゃくちゃいいなと思ったので、形にしようと。そんな感じで、みんなで少しずつブラッシュアップじゃないですけど、ひとつの意思がある中で出来上がっていった曲ではあります。
水元: この曲はサービスエリアの印象が強いですね。
かわむら: サービスエリアで水元と喋ったよね。「これめちゃくちゃ良くない?」って。
水元: しかも、すごい工事中のサービスエリアで。そういうところまで全部覚えています。音楽と記憶は紐づくので。
―すごいですね。歌詞はどのようなイメージで書かれました?
かわむら: 我々のようなバンドがメジャーデビューするにあたって、ちゃんと地続きで今までやってきたことを疎かにせずというか、変えないように核を持ってやり続けなきゃいけないと思っていたし、何で9年間やってきたのか、これからどんなことをしたいのかとバンドを続けていく上で何を大切にするのかを4人ですごく話をしていた時期だったんです。メジャーデビューすることで思うこともちょっと出てきた中で、逃げずに大事なものを見つけられたらいいなというバンドのスタンスを曲にしようと思って歌詞を書きました。
杉森: 『WEEKENDER』からかわむらの詞曲があるんですけど、作詞する前にかわむらと2人でTHIS IS JAPANでどういうことをやりたいかを、散歩しながらゆっくり話しました。バンドのコンセプトを4人で共有している前提で、誰が1番この曲にいい歌詞を当てられるかと考えた時に、かわむらの詞はすごく自分の中にすっと入ってくるというか、自分だったら言うかもしれない言葉がある。そのかもしれないにすごく可能性を感じていて。この曲も自分では思いつかないけど、自分が言いたい言葉が並んでいるのですごくいいなと思いました。
―歌う杉森さんの心に落ちる言葉をかわむらさんは書けるんですね
杉森: かわむらとは付き合いが一番古くて、親より一緒にいるんじゃないかというタームに入ってきているので、お互いの理解もあるだろうし、信頼してるからこそできる感じはありますね。
かわむら: バンドの4人が信頼し合っていると思うので、そこは揺るがないのかなと思います。
―バンドがいい方向に向かっているんですね。個人的に最後の<死んでるように息をする>からの部分が好きです。強い意志も感じて
かわむら: 杉森の口から出ることも考えつつ言葉は考えているんですけど、ここははっきり言いたいなと。自分たちが何で生きてるのかまでは言わないですけど、ちゃんと自分たちが大事にしていくものを見つめ直すために自分が今何をやっているかや、どれを大事にしてどれは耐えなきゃいけないというものを考えたら、生き死にをすごく考えてしまうんですね。バンドをやっている時が楽しければいいとはならないですし、自分の死生観とバンドのこれからをちゃんと言葉にしたかったので、この言葉が繰り返されています。
―さらに途中からモールス信号みたいな音が割と大きく入っていますよね
かわむら: 解読してみると、それこそさっき自分が言ったようなことがあったりなかったりするかもしれないです。そのまま言ったら照れたりするので解釈はお任せします。そこは我々の照れ隠しだと思っていただければ。
―ぜひ解読したいですね。そして、今ツアー中ですよね。3月1日(日)には名古屋のHUCK FINNでライブですが、名古屋のお客さんの印象はあります?
杉森: 名古屋は結構ライブで来ていて、お客さんがあったかい。ちゃんとレスポンスで会話できる感じはあります。
かわむら: 割と我々は名古屋に甘やかされてるイメージですね。
一同: (笑)。
かわむら: 名古屋は難しいというバンドもいらっしゃると思うんですけど、自分たちは名古屋にやりにくさを感じたことはないですね。いつもすごくあったかい歓迎と、濃い味付けで街に歓迎していただいてるイメージがあります(笑)。
―名古屋の味は濃いですからね(笑)。ツアーは現在3本終えていますが、名古屋ではどんなライブをしたいですか?
杉森: ツアーはすごいペースでライブをしていくから、どんどん変わっていくんですよね。今3本目が終わったところですけど、3本の段階で4本目はこうしようとメンバーで話をしているところです。
かわむら: 名古屋は来ていただいたお客さんとちゃんとコミュニケーションが取れるライブができるんじゃないかと俺は思ってるけど、どうですかね?
杉森: そう思います。
一同: (笑)。
杉森: 名古屋は対バンがSEVENTEEN AGAiN、PK shampoo、The Whoopsで、歌がちゃんと語りかけてくるというか、歌に力のあるバンドが集まったと思うので、お客さんとのコミュニケーションがキーになってくると思います。
かわむら: すごくエモーショナルな日ですよね。対バンもすごくカッコいいので、僕らのことを初めて見てくださる方もいると思います。そこで我々の持ち味をちゃんと発揮できるような、衝動と熱意が伝わるようなライブがしたいなと思います。
―楽しみにしています。最後に、このシングルでメジャーデビューされましたが、今年の目標をお聞きしてもいいですか?
小山: 僕はひたすらギターを弾くタイプなんですけど、一回だけカナダでライブをした時にダイブをしたことがあって、その時の感じをもう一度味わいたい。ダイブしたいです。
かわむら: ちゃんとこのライブの熱量を高めていけたらいいなと。メジャーデビューって字面ではおめでたいことだけど、ちょっと遠くなったとか、変わっちゃうんじゃないかという気持ちはあると思います。だから、そんなの関係ない、ここまでアツいライブができるぞというのを見せられないと僕らは偽物になっちゃうので、そこは今年一年しっかりやりたいなと思っています。
水元: ライブで一体になる時がある気がして。一瞬バンドとお客さん全員がひとつの精神の塊になるみたいな。そういう空間を作りたいです。それを狙ってというか、ここでやるぞとなった時にそうなるライブがしたいです。
杉森: 俺はライブやツアーで対バンだったりお客さんだったりから、エネルギーとかもらうものがいっぱいあると思っていて、それに負けない自分たちのライブでしか得られないものをちゃんと自分たちで分かった上で返せるようになりたい。これがディスジャパのライブだよというのが、もっといろんな人に届くといいなと思います。そして、最終的には水元が言ったひとつになるところまでいけたらベストです。
かわむら: ライブの話ばかりしちゃいましたが、制作でも今年1年は誰もが認める心に残るような代表曲を作ります。これをバンドの目標とさせていただきます。
THIS IS JAPAN『Not Youth But You』 Music Video
■リリース情報
『Not Youth But You』
Major 1st Single
2020.2.11 発売
配信まとめURL
https://kmu.lnk.to/ZZb83
■LIVE情報
THIS IS JAPAN TOUR 2020
We are WEEKENDERS!
2月11日(火祝) 千葉 千葉LOOK w/東京カランコロン、yEAN
2月15日(土) 岡山 PEPPERLAND w/錯乱前線、BALLOND'OR、Slimcat、Human Dogs
2月16日(日) 兵庫 神戸 太陽と虎 w/錯乱前線、Bacon、BALLOND'OR、宵侍
2月23日(日) 宮城 仙台FLYING SON w/勃発、baccka、WITH US、Burroughs、鉄風東京
2月29日(土) 大阪 心斎橋Live House Pangea ※ワンマン
3月01日(日) 愛知 今池HUCK FINN w/SEVENTEEN AGAiN、PK shampoo、The Whoops
3月07日(土) 福岡 UTERO w/toddle、THE VOTTONES、あんどん馬鹿馬
3月13日(金) 東京 下北沢SHELTER w/ATATA、No Buses
3月14日(土) 東京 下北沢SHELTER ※ワンマン
■オフィシャルHP
https://thisisjapan.net
■プロフィール
THIS IS JAPAN、通称ディスジャパ。
2011年、大学のサークルの先輩後輩である4人が在学中に結成。2017年11月に、通称オルタナコンピ(CD)『NOT FORMAL ~NEW ALTERNATIVE~』を企画・制作。初回生産分が発売初日でメーカー在庫がなくなるという、コンピでは昨今稀な現象を起こし注目度が上昇。そして、2018年5月に2ndミニアルバム『FROM ALTERNATIVE』が完成。その後、ワンマンや企画ライブを行う一方、三木監督作品映画『音量を上げろタコ!なに歌ってんのか全然わかんねぇんだよ!!』の主題歌『体の芯からまだ燃えているんだ』のアレンジ・演奏を担当。また、入江悠監督作品『ギャングース』の挿入歌に『SUNNY』が決定するなど、活動の幅を広げる。2019年7月には、 FUJI ROCK FESTIVAL(苗場食堂)に出演。滝のような雨の中オーディエンスと共に完全燃焼したライブが話題に。同年11月には第二弾となるオルタナコンピ『NOT FORMAL 〜NEW CHALLENGER〜』とEP『WEEKENDER』をリリース。そして、2020年2月11日にキューンミュージックよりメジャーデビュー作品第一弾『Not Youth But You』を配信リリース。2月より全国ツアー『We are WEEKENDERS!」をスタートした。















