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ライター ツボイ

2016.6.1

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ミニアルバム『heavenly』で示した、これからのスペサン。

「最近スペサンを知った人もたくさんいると思うので、ぜひ聴いてほしい入門編的な1枚です(Misaki)」

メンバーチェンジをしながらも活動10年を超えるSpecialThanksが、5月11日(水)にミニアルバム『heavenly』をリリース! 前作『missa』で挑んだ日本語詞はさらに突き詰められ、キャッチーな楽曲と心に響くボーカルはさらに魅力度が増した。今作で新たなステージへ進むスペサンのMisaki(Vo/Gt)とHiromu(Ba/Cho)の2人にインタビュー!

―新体制になりましたよね。SpecialThanksって気付いたらメンバーが変わっている印象があります

Hiromu(Ba/Cho) そうですよね。スペサンってメンバーチェンジが多いと思われてますよね(笑)。
Misaki(Vo/Gt) 4月から、ドラムのyoshi君とサポートギターのChikai君を迎えて新体制になりました。メンバーチェンジすることで周りからは心配されるんですが、バンドにとってはプラスになっていると思います。
Hiromu 僕もあまり深刻には思っていません。ちなみに、今作『heavenly』のレコーディングは前のメンバーで行いました。

―そうなんですね。そのミニアルバム『heavenly』は、バンドにとってどんな位置づけになりそうですか?

Hiromu 心機一転ですね。って毎回言ってる気がするな(笑)。
Misaki そんなことないよ(笑)。前作の『missa』では、これがスペサン!っていう、これまでの集大成的な作品ができたと言う話をしましたが、今作は前作とは違って、これから変わっていきたい!という、新しいスペサンの今後に繋がっていく作品になったと思います。

―なるほど。今作を聴いて感じたんですが、バンドもMisakiさんも大人になったなと

Misaki ありがとうございます。でも、バンドの平均年齢は下がってるんです。
Hiromu そうだね。デビュー時の頃と同じぐらいじゃない?
Misaki メンバー全員が平成生まれになりました。最初は昭和生まれが3人だったよね(笑)。

―その点、2人は長いですよね

Hiromu 1番長いですね。
Misaki スペサン歴が1番長いのは私で、Hiromuが2番目です(笑)。
Hiromu 長いね~(笑)。

―(笑)。話を戻しますが、大人になった印象を受けたのは日本詞がしっくりくるなと感じたのもあります

Misaki ありがとうございます。違和感ないですか? みんなどう思ってるのかなって思てて(笑)。

―そうなんですか。特に3曲目の『KOKOKARA』は新しいなと思いました

Misaki 私、こういう曲も作れるんです(笑)。アニメ「オオカミ少女と黒王子」のお話をいただいて、日本語の歌詞を書いたんですけど、それがきっかけで日本語詞の面白さに気付いたんです。『KOKOKARA』は、新しい歌詞というかチャレンジしています。今までは私の日記みたいな歌詞ばかりだったんですが、せっかく日本語で書くなら物語的な面白さがあったらいいなと思って書きました。今後もチャレンジしていきたいですね。

―なぜチャレンジしようと思ったんですか?

Misaki 今までは自分が楽しければいいと思っていたんですが、だんだん心が変わってきて周りを見られるようになりました。前作『missa』のツアーで、私はみんなに支えられているんだ、ということに気付いたんです。今は、もっとみんなに恩返ししたい、誰かのために歌いたいなと思うようになりました。

―チャンレジの面で、2曲目の『SWEET』も今までにないメッセージ性の強い歌詞ですよね

Misaki 『SWEET』は、甘いことばかりじゃダメだよという意味を込めて名付けました。神様が人間に対して怒ってるのかなと思ったんです。人間は欲があって悪いこともしますよね。それに神様が怒って天災を起こすんじゃないかと思って書きました。

―なるほど、深いですね。今後はどのような楽曲を作りたいですか?

Misaki おしゃれな曲。休日の朝にパンを焼きながら聴く、カフェで流れていそうな(笑)。でも、誰が聴いても心地いい曲にはチャレンジしたいですね。ただ、それをスペサンでやるかどうかは分かりませんが(笑)。ひょっとしたら1人で弾き語りするかも(笑)。

―それは新しいですね(笑)。でもみんなで話し合って決めないといけないですね

Hiromu 僕が考えても、結局Misakiが考えたことしか採用されないから(笑)。
Misaki そうです。自分の思うものよりも、いいアイデアが出てこれば全然採用しますけど(笑)。

―バンドの人間関係が見えますね(笑)。そして、全6曲の中で最後の曲『Please Watch Me』が1番SpecialThanksっぽいと思いました

Misaki そうなんです。実は昔の曲なんです。ファーストミニアルバムを出す前からあって、10代の頃に作りました。当時からずっと来てくれているお客さんが、この曲を好きだと言ってくれていたのもあったし、当時再現できなかったことがいっぱいあったんですが、今回反映させることができたので入れました。

―Misakiさんもバンドも成長した証ですね。昔からのファンもうれしいと思います

Hiromu 知らない人の方が多いと思いますよ(笑)。
Misaki 確かに。デモ時代の曲ですから(笑)。

―とは言え、その曲も含め楽しめる作品になっていると思います。タイトル曲の『heavenly』も収録されていますが、今作への思いを教えてください

Misaki 『heavenly』はメイン曲になっていないんですけど、今回の作品には葛藤や不安、期待やワクワクの両方の気持ちが入っています。今のスペサンを表した作品なんです。いろいろな今の自分の気持ちが『DOUNARUNO!?』で書かれていたり。その中で『heavenly』には、目指す場所みたいな感じで、行けるところまで行きたい。どこまでもいっちゃおうぜ!という気持ちが込められています。

―今作の構想はいつぐらいからありました?

Misaki 『missa』のツアーの途中からミニアルバムを出したいなと思いはじめて、ツアー中に作り出しました。
Hiromu そうだったっけ?
Misaki そうだよ。レコーディングはツアーとかぶっていました。

―今作には、昨年の11月1日に下北沢で行われたワンマンライブの模様を収録したDVDが付いています。やはり、このワンマンは印象に残っています?

Misaki 下北沢でキャパが500人ぐらいのところなんですけど、私がここでやりたいと言って決まった会場で。
Hiromu 下北沢で1番大きい会場です。
Misaki ここでやると決めたんですが、「どうなるんだろう?」って不安でいっぱいでした。当日の1曲目は、ずっとSEで使っていた曲を初めて生演奏するって最初から決めていたので、その曲を演奏しながら幕が上がった瞬間、たくさんのお客さんが待っててくれたのを見て、感動しましたし「今日は間違いなくいいライブになるな」と思いました。
Hiromu 全部で31曲やったんですけど、あっという間でしたね。
Misaki 2時間半ぐらいライブしたんですが、本当にあっという間でむっちゃ楽しかったです。

―そのすごいライブが収録されたDVDが付く今作は、SpecialThanksを知るにはもってこいの1枚ですね

Misaki スペサンの入門編です。最近スペサンを知った人もたくさんいると思うので、ぜひ聴いてほしいです。
Hiromu ベスト盤を出してないので、スペサンを知るのにちょうどいい1枚だと思います。
Misaki 最近は、昔から来てくれている人の中に、中高生とか新たにたくさんの人も来てくれるので、スペサンの自己紹介的な1枚としてちょうどいい1枚だと思います。

―確かにベスト盤はないですね。ちなみに結成から何年になるんですか?

Misaki SpecialThanksは、私が15歳の時に結成したのでもう10年経ちます。
Hiromu デビューしてから8年目だよね。
Misaki キャリアは長いですけど、ペースはゆったりなので、ガッツリやっているバンドの1年分が、私たちの3年分ぐらいの感じだと思います(笑)。でも、今回は1ヶ月間で全国を周るツアーをします(笑)。
Hiromu 昔では考えられないです(笑)。

―北海道から九州まで回りますが、どんなライブになりそうですか?

Misaki どうなるのでしょうか? 今セットリストを考えているところなんですけど、今までのような早くて元気な曲ばかりではないので、楽しみ方も変わってくると思います。
Hiromu 暴れるだけが楽しいじゃないですからね。
Misaki テンポの速い曲は体を動かしすいので楽しんでるのが分かりますけど、今回はじっくり聴くことも多くなると思うんです。そのことも考えて上手くセットリストを組みたいと思います。

―楽しみにしています。そう言えば、低音の声が出るようになった気がします。それも魅力になりそうですね

Misaki そうなんです。最近では、その低い声も魅力だよと言ってもらえることが増えたのでうれしいです。10代の頃は高い声の方がいいと思っていたんですけど、今は自分の1番魅力的な声を探していこうと思っています。声が低いとライブで埋もれちゃうと心配していたんですけど、出してみたら意外と低くても抜けたんです。不安だったけどいい感じでした。逆に高音はギターとかぶって埋もれちゃってるとか、いろいろなことに気が付いたんです。

―その低音の声にも注目のライブへ来てくれるファンへ向けて、メッセージをお願いします

Hiromu 今のスペサンは脂がのっていると思います。いいライブをするので、ぜひ見てほしいです。演奏している僕らが楽しんでいるから、それが伝わるはず!
Misaki そうですね。楽しませるよ! 絶対に楽しいライブにしますので、友達を誘って一緒にライブハウスへ遊びに来てください!

■リリース情報

『heavenly』
Mini Album
2016.5.11発売
CD+DVD 2500円(+tax)

■LIVE情報
「SpecialThanks heavenly Tour」Support act The Winking Owl

5月20日(金) 小倉WOW! OPEN 17:00/START 17:30
5月21日(土) 福岡Queblick OPEN 17:00/START 17:30
5月22日(日) 長崎Studio DO! OPEN 17:00/START 17:30
5月24日(火) 広島CAVE-BE OPEN 17:00/START 17:30
5月25日(水) 岡山IMAGE OPEN 17:00/START 17:30
5月26日(木) 高松DIME OPEN 18:00/START 18:30
5月30日(月) 仙台MACANA OPEN 17:00/START 17:30
6月1日(水) 札幌DUCE OPEN 17:00/START 17:30
6月3日(金) 新潟RIVERST OPEN 17:00/START 17:30
6月6日(月) 富山SOUL POWER OPEN 17:00/START 17:30
6月7日(火) 金沢vanvan V4 OPEN 17:30/START 18:00
6月9日(木) 大阪Shangri-La OPEN 17:30/START 18:00
6月10日(金) 名古屋ell.FITS ALL OPEN 17:30/START 18:00
6月17日(金) 渋谷TSUTAYA O-WEST OPEN 17:30/START 18:00

■オフィシャルHP
http://www.specialthanks777.com/

■プロフィール
写真L-R:Hiromu(Ba/Cho)、Misaki(Vo/Gt)、Chikai(Gt/Cho)、yoshi(Dr/Cho)
SpecialThanksはミサキ(Vo/Gt)率いるガールズヴォーカルメロディックパンクバンド。2005年結成。インディデビュー直後、10年の逸材と話題となりメジャー20社以上よりオファーを受けるがインディでの活動を選択。今までに7枚のマキシ/ミニアルバムと2枚のフルアルバムリリース。2014年TVアニメ「オオカミ少女と黒王子」OPに『LOVE GOOD TIME』(VAP)が起用される。2015年、JR西日本のCMソング『SpecialDay』が収録された2ndフルアルバム『missa』をリリースし、発売初週オリコンインディチャート4位を獲得。2015年11月発売記念ツアーファイナルとなったワンマンライブも大成功(下北沢GARDEN500人動員)。2016年4月Jun Gray RecordsのガールズコンピAnd Your Can Birds Sing2に参加。そして5月11日にミニアルバム『heavenly』をリリースした。

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