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LIVE REPORT ライブレポート

2017.2.10

未来への架け橋となる自身初のワンマンライブ

Cellchrome 1st Anniversary ONEMAN SHOW
-今、俺たちに出来ること!-
2016.12.29(木) @名古屋ell.FITSALL

2016年もあと少しで幕を閉じようとしている12月29日(木)に行われた、Cellchrome初のワンマンライブ。サブタイトル“今、俺たちに出来ること!”からも分かるように、この日のライブは現在の彼らの等身大であった。このレポートでは、下手に格好つけるわけではない彼らの少し青く人間味溢れたワンマンライブの模様をお届けする。

自身初のワンマンライブ。そんなCellchromeにとって大事なライブのオープニングゲストに選ばれたのは、盟友である大阪のRIZING2END。目を眩ますような照明と、“何かが始まる”感を予期させる激しいサウンドの中、Show(Ba)、aki(Dr/Cho)、Nao(Gt)が順に姿を現わす。一息置いてHIRO-KI(Vo/Pro)が登場し定位置に着くと、息を大きく吸い込みゆっくりと手をあげる。拍手に包まれていたフロアは、一瞬にして糸をピンと張ったような緊張感と静寂に支配される。HIRO-KIにスポットライトが当たり『life is beautiful』を語りかけるように歌い始めると、優しくあたたかい彼の歌声がオーディエンスの心をぐっと掴む。

ゆっくりとステージの方までオーディエンスの心を引っ張ると、落ち着いた声で「RIZING2ENDです、よろしくどうぞ。」と挨拶し、ふっと息を吸い込み「手を挙げてくれ!!」と叫ぶ。その言葉を皮切りにフロアに張られた緊張の糸は切れ、ステージに向けてたくさんの手が挙げられた。そしてHIRO-KIの動きに合わせ手を左右に振る。一緒にライブをつくっている感覚がそこにはあった。

曲を重ねるごとにCellchromeのことが本当に好きで、彼らへ良い流れを作ろうとしているのがひしひしと伝わってくる。ラストには『1.2.3』を一人一人の目を見るように歌い上げCellchromeとバトンを繋いだ。「あとはCellchrome頼んだよ!!」と。

RIZING2ENDがステージから捌けると黒い幕が張られ、オーディエンスは落ち着かない表情で今か今かと幕を見つめる。ファンをはじめ、友人や家族、共に切磋琢磨してきた地元のバンドマン、それぞれがそれぞれの思いを胸に彼らのステージを待ち焦がれていた。
幕がひらくとステージは青白いライトに照らされ、まずtatsuma(Dr)が跳ねるように登場。“楽しみにきました!!”とでも言うかのように嬉しそうな表情を浮かべている。その後、ニワケン(Ba)、陽介(Gt)が少し緊張を交えた笑顔を見せながら姿を現し、ステージに3人が揃うとフロアに色を付けるかのように一気に音を鳴らす。その音に呼ばれるようにMizki(Vo)が登場し、3人が鳴らす音を全身に吸い込ませると「名古屋楽しむ準備はできてますか!」とフロアに投げかけ、『FARAWAY』へ。最初から前のめりな演奏で駆け出すメンバーについていくように、オーディエンスもステージに向け手を挙げる。ニワケンと陽介が身を乗り出しながら演奏し、Mizkiが笑顔で跳ねるように動き回ると、ステージ上は“楽しい!”そんな感情で溢れ、伝染するようにフロアにも笑顔が咲き誇った。

「特別な1日をつくりましょう」。Mizkiのこの言葉からも分かるように、彼らのライブはオーディエンスと共につくりだすもの。『You Can Make It』や『Noise』でのコール&レスポンスはそれを象徴するものだろう。
オーディエンスを巻き込みながら走り抜けた前半戦が終わり暗転すると、オーディエンスがメンバーの名前を呼ぶ。名前を呼ばれ嬉しそうにステージに出てくるメンバー。そして、tatsumaが今回のワンマンライブの経緯についてニコニコと語り出す。少し面白おかしく話すtatsumaにフロアも和気藹々とした雰囲気に。半年前、先輩の一言で突然決まったという今回のライブ。不安であったに違いないが、この半年の不安なんてどこかに行ってしまったかのように思えてしまうほど、彼らが今この場を楽しんでいることがよく伝わってきた。

今までにない感じで音楽を伝えたいとの思いから今回はアコースティックセットも用意。1曲目は何と『世界中の誰よりきっと』。誰もが知っているこの曲を選んだところからも、楽しませようという彼らの温かさを感じる。さらに、陽介が3年前に作ったというオリジナル曲『さがしてたモノ』を演奏し、4人の優しい音によってフロアは包まれた。
終盤戦。バンド編成に戻り、力強いドラムに支えられ耳ではなく心へ言葉を飛ばすように歌い上げられた『繋いだ君の手を握りしめて』では、彼らの言葉がしっかりと心まで届いていることを証明するかのように涙を流すオーディエンスの姿も。そして、MVも公開されている彼らの代表曲『Be Together』が演奏されると、フロアはこの日一番の盛り上がりをみせた。

駆け抜けてきたワンマンライブの最後に選んだ曲は『Fry Again』。終わってほしくないと願うように、オーディエンスが思いっきり手を挙げる。それに応える彼らから伝わってきたのは、どれだけ失敗したって何度だってやり直して、這い上がって、前へ前へと突っ走ってくれるだろうという凄まじい勢い。熱量は最高潮に達し、本編は幕を閉じた。
フロアからの「セルクロ!」コールでメンバーが再びステージに現れる。アンコールで披露された『Stay Close』では、ポップな照明の下、飛び跳ねるようにステージを動き回るメンバーの顔に満面の笑みがこぼれていた。演奏を終えると横一列に並び肩を組んで「ありがとうございました!」と大きな声で挨拶をし、共に抱き合い成功を喜ぶ。下手に格好つけるのではなく、ふっと肩の力が抜けたようにお互いに笑顔を交わしステージ上で“おつかれさま”と抱き合う彼らの姿は、どこかまだ少し青く、人間味溢れるなんとも微笑ましい光景であった。未来をみつめる彼らには、きっともっと大きな秘めた力があるに違いない。

今回のワンマンライブで彼らがやってきたことは間違っていなかったと証明され、彼らの音楽を待っている人がたくさんいることを実感したことだろう。この日を未来への架け橋にして、思うままにどんどん突き進んでいってほしい。

文/hono 写真/ミヤタショウタ (Miyata Shota) http://www.miyatashota.info/

−ワンマンライブを終えて
改めてワンマンライブに遊びに来てくれて本当にどうもありがとう。
初の試みだっただけに緊張や不安が沢山あったね。
ワンマンまでに県外へのライブをする機会が増えた事で個人的に得るものがあって、自分の成長やバンドのレベルアップにもなったと思ったよ。
本当に意味のある時間だった。その姿をみんなにも感じ取ってもらえたんじゃないかな?
また必ずワンマンやろうってメンバー全員で決めてます。
楽しみにしてて下さいね!
Mizki

僕のいない時に勝手にやる事が決まっていたワンマンが、無事終わりました!笑
初のワンマンは全てが手探りで、決まってからの半年間もライブ当日もてんやわんやでしたが、「今、俺たちに出来ること!」ってタイトル通り、不器用ながらやりきった!
来てくれた皆さんの笑顔で凄く良い景色でした!ありがとう!
とりあえず僕らの全力は伝わったかな!次はもっと大きなステージで会いましょう!
陽介

ワンマンライブを見届けくれた皆さん、ありがとうございました!
初のワンマンということで、ステージに出る直前まで片隅に不安な気持ちがありました。
けれどステージに立った瞬間、そんな感情は吹っ飛びました。
間違いなく皆さんのおかげです。あの日の景色は僕等の記憶に必ず残り続けるでしょう。
そして、皆さんにとってもそんな1日になっていれば、この上なく幸せです!
2017年、更に大きな感動を音楽を通して共有していきましょう。期待して待ってて下さい!
ニワケン

Cellchrome初のワンマン、改めてご来場頂きありがとうございました!
MCでも話したけどワンマン開催を決めた当時は不安しかなくて刻々と迫る時間に恐怖を感じてたけど、ステージからの景色を見て全てが吹き飛んだ。
ぼくらの決断は間違ってなかったんだと思わせてくれました。
また絶対ワンマンやります!次はもっとデカい会場で!
2017年もCellchromeをよろしくお願いします!
tatsuma

■セットリスト
-RIZING2END
01. life is beautiful
02. 命題コントラスト
03. S.O.S
04. L-tribe
05. 1.2.3

-Cellchrome
01. FARAWAY
02. Overdrive
03. You Can Make It
04. Noise
05.1/3の純情な感情(cover)
06. 新曲
07. What you want?
08. 世界中の誰よりきっと(cover/Acoustic)
09. さがしてたモノ(Acoustic)
10 この場所で
11 繋いだ君の手を握りしめて
12 0309
13 Be Together
14 Fry Again
(encore)
15 Stay Close

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